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公開番号2024162890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078863
出願日2023-05-11
発明の名称天井搬送車
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B65G 1/00 20060101AFI20241114BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】物品の揺れ、傾きを抑制する。
【解決手段】天井搬送車(1)は、本体部(21)と、物品Pを把持する把持部(22)と、把持部(22)を弾性支持する弾性部(23)と、弾性部(23)の動作を許容しないロック状態とするロック機構(24)とを有する昇降体(20)、およびロック機構(24)のロック状態とアンロック状態とを切り替える切替部(30)を備え、切替部(30)は、揺れ抑制部(40)による物品Pの挟持が完了した後、ロック機構(24)をロック状態からアンロック状態に切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物品を搬送する天井搬送車であって、
軌道に沿って走行する走行部と、
前記走行部から昇降可能に吊り下げられ、物品を把持する昇降体と、
前記物品を挟持することで前記物品の揺れを抑える揺れ抑制部と、を備え、
前記昇降体は、
本体部と、
前記物品を把持する把持部と、
前記本体部に対して前記把持部を弾性支持する弾性部と、
前記弾性部による前記本体部に対する前記把持部の動作を許容しないロック状態とするロック機構と、を有し、
さらに、
前記ロック機構のロック状態とアンロック状態とを切り替える切替部を備え、
前記切替部は、前記物品が吊り上げられ、前記揺れ抑制部による前記物品の挟持が完了した後、前記ロック機構を前記ロック状態から前記アンロック状態に切り替える、天井搬送車。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記走行部は、前記ロック機構がロック状態のときに走行を開始し、
前記揺れ抑制部は、前記走行の開始と同時、または開始後に、前記物品の挟持の動作を開始する、請求項1に記載の天井搬送車。
【請求項3】
突出部を前記物品の底面の下方に突出させることで前記物品の落下を防止する落下防止部を備え、
前記落下防止部は、前記揺れ抑制部と同時に動作する、請求項1に記載の天井搬送車。
【請求項4】
前記物品を把持して走行後、所定の停止位置で停止する場合、
前記切替部は、自車が前記停止位置から所定距離だけ前の地点で、前記ロック機構を前記アンロック状態から前記ロック状態に切り替える、請求項2に記載の天井搬送車。
【請求項5】
前記切替部による前記ロック機構の前記アンロック状態から前記ロック状態への切り替え後、または同時に、前記揺れ抑制部による前記物品の挟持の解除が行われる、請求項4に記載の天井搬送車。
【請求項6】
前記昇降体が前記物品を把持して下降している場合、前記切替部は、前記物品が移載先に到達したとき、前記ロック機構を前記アンロック状態とする、請求項5に記載の天井搬送車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を搬送する天井搬送車に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
昇降部によって物品を吊り上げて保持し、搬送を行う天井搬送車が知られている。天井搬送車による搬送、移載時には、物品が揺れることがあり、この揺れの影響を軽減するために、様々な工夫がなされている。例えば、特許文献1には、吊持部材取付部と把持部が設けられるベース部との相対位置関係をロックするロック機構を有し、昇降時にロック機構をロックし、走行時にロック機構をアンロックする天井搬送車が記載されている。
【0003】
また、特許文献2には、物品の側面に当接して揺れを抑制する揺れ抑制機構に備えられた当接部が上下方向に弾性支持されていることにより、横揺れを抑制しつつ、上下方向の振動の伝達を緩和する物品搬送車が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2021/0429203号
特開2022-125650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、
従来技術では、天井搬送車は、物品を収容したと同時に走行開始し、物品の側面に接触して揺れを抑制する揺れ抑制機構が動作するとともに、物品の底面に突出して落下を防止する落下防止機構が動作していた。よって、走行開始直後に物品が揺れて傾いてしまう問題、傾いた状態で落下防止機構にひっかかり、傾いたまま走行してしまう問題があった。
【0006】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、物品の揺れ、傾きを抑制する天井搬送車を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る天井搬送車は、物品を搬送する天井搬送車であって、軌道に沿って走行する走行部と、前記走行部から昇降可能に吊り下げられ、物品を把持する昇降体と、前記物品を挟持することで前記物品の揺れを抑える揺れ抑制部と、を備え、前記昇降体は、本体部と、前記物品を把持する把持部と、前記本体部に対して前記把持部を弾性支持する弾性部と、前記弾性部による前記本体部に対する前記把持部の動作を許容しないロック状態とするロック機構と、を有し、さらに、前記ロック機構のロック状態とアンロック状態とを切り替える切替部を備え、前記切替部は、前記物品が吊り上げられ、前記揺れ抑制部による前記物品の挟持が完了した後、前記ロック機構を前記ロック状態から前記アンロック状態に切り替える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、揺れ抑制部による物品の挟持が完了した後、ロック機構がアンロック状態となるので、揺れ抑制部による物品の挟持が完了する前に、ロック機構がアンロック状態となって物品が揺れる、傾くということを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る天井搬送車を示す正面図である。
天井搬送車の昇降体の正面図である。
昇降体の動作を説明するための図である。
揺れ抑制部および落下防止部が動作している状態を示す図である。
物品を掬って搬送するときのロック機構の切り替えタイミングを示す図である。
物品を掬って搬送するときのロック機構の切り替えタイミングを示す図である。
搬送中の物品を移載するときのロック機構の切り替えタイミングを示す図である。
搬送中の物品を移載するときのロック機構の切り替えタイミングを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。本実施形態に係る天井搬送車1は、天井等の床面よりも高い位置に設けられた軌道に沿って走行することにより、FOUP(Front Opening Unified Pod)等の物品Pを搬送するものである。FOUPには、例えば複数枚の半導体ウェハ等が収容される。
(【0011】以降は省略されています)

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