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公開番号2024166544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023082707
出願日2023-05-19
発明の名称金属積層板及びその製造方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人タス・マイスター
主分類B32B 15/082 20060101AFI20241122BHJP(積層体)
要約【課題】 シートと金属層との接着性に優れる、薄膜金属層を有する金属積層板を提供する。
【解決手段】 フッ素樹脂と酸化物とを含むシートの片面若しくは両面に金属層が設けられた金属積層板であって、前記金属層の膜厚が8μm以下であり、テープピール強度が3以上である金属積層板。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
フッ素樹脂と酸化物とを含むシートの片面若しくは両面に金属層が設けられた金属積層板であって、前記金属層の膜厚が8μm以下であり、テープピール強度が3以上である金属積層板。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
フッ素樹脂と酸化物とを含むシートの片面若しくは両面に金属層が設けられた金属積層板であって、前記フッ素樹脂の融点が320℃以上、かつシートの融解熱が20mJ/mg以下であり、前記金属層の膜厚が8μm以下である金属積層板。
【請求項3】
前記シートの線膨張率(CTE)が100ppm/K以下である請求項1又は2記載の金属積層板。
【請求項4】
前記フッ素樹脂がポリテトフルオロエチレンである請求項1又は2記載の金属積層板。
【請求項5】
前記酸化物がシリカである請求項1又は2記載の金属積層板。
【請求項6】
前記シリカが球状粒子である請求項5記載の金属積層板。
【請求項7】
前記シリカとして、シランカップリング剤処理されたシリカ粒子を用いる請求項5記載の金属積層板。
【請求項8】
前記シリカの平均粒子径が10μm以下である請求項5記載の金属積層板。
【請求項9】
前記酸化物の含有量が、シート全量に対して30質量%以上である請求項1又は2記載の金属積層板。
【請求項10】
前記金属層が、銅、金、銀及び白金からなる群より選択される1つ以上で形成されている請求項1又は2記載の金属積層板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、金属積層板及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
高周波用プリント配線板において、伝送損失が小さい高周波用プリント配線板が求められている。このような高周波用プリント配線板において、フッ素樹脂フィルムを使用することが公知である(特許文献1等)。また、配線基板材料としてフィラーを配合したフッ素樹脂を使用することについて、特許文献2に記載されている。
【0003】
また、特許文献3には、プリント基板として使用する配線基板として、表面に凹凸を有するフッ素樹脂基板に、めっき法により金属膜を形成したものが開示されている。
特許文献4には、絶縁体フィルムの少なくとも片面に、ニッケル-クロム合金下地層を形成し、この上に、銅導体層を形成した2層フレキシブル基板が開示されている。
特許文献5には、ポリマーフィルム上に金属酸化物からなる層を設け、この上に金属膜を形成するフレキシブルプリント基板の作製方法が開示されている。
特許文献6には、基材フィルム上に特定の表面粗さ(Rz)を有する塗膜を配し、この上に、メッキ、スパッタ、及び蒸着の少なくともいずれかの形成法で金属膜を形成した金属張積層板が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-8260号公報
国際公開第2021-235460号
特開2004-356547号公報
国際公開第2008-090654号
特開2010-192861号公報
国際公開第2021-199811号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、フッ素樹脂シートと金属層との接着性に優れる、薄膜金属層を有する金属積層板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、フッ素樹脂と酸化物とを含むシートの片面若しくは両面に金属層が設けられた金属積層板であって、前記金属層の膜厚が8μm以下であり、テープピール強度が3以上である金属積層板である。
また、本開示は、フッ素樹脂と酸化物とを含むシートの片面若しくは両面に金属層が設けられた金属積層板であって、前記フッ素樹脂の融点が320℃以上、かつシートの融解熱が20mJ/mg以下であり、前記金属層の膜厚が8μm以下である金属積層板である。
【0007】
前記シートの線膨張率(CTE)が100ppm/K以下であることが好ましい。
前記フッ素樹脂がポリテトフルオロエチレンであることが好ましい。
【0008】
前記酸化物がシリカであることが好ましい。
前記シリカが球状粒子であることが好ましい。
前記シリカとして、シランカップリング剤処理されたシリカ粒子を用いることが好ましい。
前記シリカの平均粒子径が10μm以下であることが好ましい。
前記酸化物の含有量が、シート全量に対して30質量%以上であることが好ましい。
【0009】
前記金属層が、銅、金、銀及び白金からなる群より選択される1つ以上で形成されていることが好ましい。
前記金属層が、銅で形成されていることが好ましい。
【0010】
前記シートの10GHzでの誘電正接の値が0.0015以下であることが好ましい。
前記シートの厚みが5~250μmであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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