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公開番号2024166399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024162354,2023105375
出願日2024-09-19,2019-10-01
発明の名称膨張部材
出願人芦森工業株式会社,株式会社ハイビックス
代理人弁理士法人ATEN
主分類A62B 1/20 20060101AFI20241121BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】膨張部材の剛性を向上させる。
【解決手段】板状部(11)は、第1基布31aと第2基布31bとを緻密に連結した連結糸33を備える。板状部(11)に含まれる複数の連結糸33の一部は、第2基布31bから第1基布31aに向かうにしたがって、板状部(11)の厚さ方向Tに直交する特定方向に向かうように、基材本体30の厚さ方向Tに対して傾斜して配置される。第1基布31aおよび第2基布31bの少なくともいずれかと、連結糸33と、の連結部(34a、34b)は、基材本体30の厚さ方向Tから見たときに千鳥状に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
膨らんだ状態で使用される膨張部材であって、
内部空間を形成した基材本体と、
前記基材本体の側面全体を覆うことで前記内部空間を密封した側面材と、
を備え、
前記基材本体は、板状部を備え、
前記板状部は、
布である第1基布と、
前記第1基布との間に前記内部空間を構成する隙間を開けて前記第1基布に対向して配置された布である第2基布と、
前記第1基布に設けられた第1樹脂層と、
前記第2基布に設けられた第2樹脂層と、
前記基材本体が膨らんだ状態で、前記第1基布と前記第2基布とを緻密に連結した連結糸と、
を備え、
前記板状部に含まれる複数の前記連結糸の一部は、前記第2基布から前記第1基布に向かうにしたがって、前記板状部の厚さ方向に直交する特定方向に向かうように、前記基材本体の厚さ方向に対して傾斜して配置され、
前記第1基布および前記第2基布の少なくともいずれかと、前記連結糸と、の連結部は、前記基材本体の厚さ方向から見たときに千鳥状に配置されている、
膨張部材。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
膨らんだ状態で使用される膨張部材であって、
内部空間を形成した基材本体と、
前記基材本体の側面全体を覆うことで前記内部空間を密封した側面材と、
を備え、
前記基材本体は、板状部を備え、
前記板状部は、
布である第1基布と、
前記第1基布との間に前記内部空間を構成する隙間を開けて前記第1基布に対向して配置された布である第2基布と、
前記第1基布に設けられた第1樹脂層と、
前記第2基布に設けられた第2樹脂層と、
前記基材本体が膨らんだ状態で、前記第1基布と前記第2基布とを緻密に連結した連結糸と、
を備え、
前記連結糸は、前記基材本体の厚さ方向から見たときに、前記板状部の厚さ方向に直交する特定方向に延びるように配置される連結糸列を形成しており、
前記連結糸列は、前記基材本体の厚さ方向および前記特定方向のそれぞれに直交する方向に互いに間隔をあけて配置され、
複数の前記連結糸列のそれぞれは、前記第1基布と前記第2基布との間で前記特定方向にジグザグ状に配置され、
前記第1基布および前記第2基布の少なくともいずれかと、前記連結糸と、の連結部は、前記基材本体の厚さ方向から見たときに千鳥状に配置されている、
膨張部材。
【請求項3】
膨らんだ状態で使用される膨張部材であって、
内部空間を形成した基材本体と、
前記基材本体の側面全体を覆うことで前記内部空間を密封した側面材と、
を備え、
前記基材本体は、板状部を備え、
前記板状部は、
布である第1基布と、
前記第1基布との間に前記内部空間を構成する隙間を開けて前記第1基布に対向して配置された布である第2基布と、
前記第1基布に設けられた第1樹脂層と、
前記第2基布に設けられた第2樹脂層と、
前記第1基布と前記第2基布とを緻密に連結した連結糸と、
前記第1基布と前記連結糸との連結部である第1連結部と、
前記第2基布と前記連結糸との連結部である第2連結部と、
を備え、
前記板状部に含まれる複数の前記連結糸の一部は、前記第2基布から前記第1基布に向かうにしたがって、前記板状部の厚さ方向に直交する特定方向に向かうように、前記基材本体の厚さ方向に対して傾斜して配置され、
前記第1連結部および前記第2連結部のそれぞれは、前記基材本体の厚さ方向から見たときに千鳥状に配置されており、
複数の前記第1連結部の一部と複数の前記第2連結部の一部とは、前記基材本体の厚さ方向から見たときに、前記特定方向に延びる同一直線上に配置されるとともに互いに重ならない位置に配置されている、
膨張部材。
【請求項4】
膨らんだ状態で使用される膨張部材であって、
内部空間を形成した基材本体と、
前記基材本体の側面全体を覆うことで前記内部空間を密封した側面材と、
を備え、
前記基材本体は、板状部を備え、
前記板状部は、
布である第1基布と、
前記第1基布との間に前記内部空間を構成する隙間を開けて前記第1基布に対向して配置された布である第2基布と、
前記第1基布に設けられた第1樹脂層と、
前記第2基布に設けられた第2樹脂層と、
前記第1基布と前記第2基布とを緻密に連結した連結糸と、
前記第1基布と前記連結糸との連結部である第1連結部と、
前記第2基布と前記連結糸との連結部である第2連結部と、
を備え、
前記連結糸は、前記基材本体の厚さ方向から見たときに、前記板状部の厚さ方向に直交する特定方向に延びるように配置される連結糸列を形成しており、
前記連結糸列は、前記基材本体の厚さ方向および前記特定方向のそれぞれに直交する方向に互いに間隔をあけて配置され、
複数の前記連結糸列のそれぞれは、前記第1基布と前記第2基布との間で前記特定方向にジグザグ状に配置され、
前記第1連結部および前記第2連結部のそれぞれは、前記基材本体の厚さ方向から見たときに千鳥状に配置されており、
複数の前記第1連結部の一部と複数の前記第2連結部の一部とは、前記基材本体の厚さ方向から見たときに、前記特定方向に延びる同一直線上に配置されるとともに互いに重ならない位置に配置されている、
膨張部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、膨張部材に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1などに、従来の避難用シュートが記載されている。同文献に記載の避難用シュートは、避難者を支持しながら滑降させる滑降部を有する。この避難用シュートは、滑降部の内部空間に空気が注入されて、滑降部が膨らまされた状態で使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-201423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
同文献に記載の避難用シュートの滑降部には、避難者を支持しながら滑降させることが可能となるような剛性が必要である。そのため、滑降部の形状を安定させるには、滑降部の内部空間に高い圧力を加える必要があった。また、滑降部の内部に高い圧力を加えるためには、滑降部の耐圧性能を高くする必要があった。
【0005】
そこで、本発明は、従来よりも滑降部の内部空間の圧力が低くても、滑降部の剛性を高めることができる避難用シュートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
避難用シュートは、車両内から外に避難者を滑降させるためのものである。避難用シュートは、基材本体と、側面材と、を備える。前記基材本体は、内部空間を形成している。前記側面材は、前記基材本体の側面全体を覆うことで前記内部空間を密封している。前記基材本体は、布である第1基布と、第2基布と、第1樹脂層と、第2樹脂層と、連結糸と、を備える。前記第2基布は、前記第1基布との間に前記内部空間を構成する隙間を開けて前記第1基布に対向して配置された布である。前記第1樹脂層は、前記第1基布に設けられている。前記第2樹脂層は、前記第2基布に設けられている。前記連結糸は、前記第1基布と前記第2基布とを緻密に連結している。避難用シュートは、水平方向に対して傾斜して配置されるとともに前記避難者を滑降させるための滑降部を備える。前記滑降部は、前記基材本体を含む。
【発明の効果】
【0007】
上記構成により、従来よりも滑降部の内部空間の圧力が低くても、滑降部の剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の避難用シュート1を示す斜視図である。
図1に示す避難用シュート1を下側Z2から見た図である。
図1に示す避難用シュート1を幅方向Yから見た図である。
図1に示す避難用シュート1を前側X1から見た図である。
図1に示す基材本体30を厚さ方向から見た図である。
図5に示す第1連結部34aの配置の変形例を示す図5相当図である。
図5のF7-F7矢視断面図である。
図7に示す基材本体30の表面などを示す断面図である。
図1に示す滑降部11および滑降部横手摺部17aを滑降方向Sから見た断面図である。
図1に示す滑降部11および下屈曲部15を幅方向Yから見た断面図である。
第2実施形態の避難用シュート201を示す斜視図である。
図11に示す避難用シュート201を下側Z2から見た図である。
図11に示す避難用シュート201を幅方向Yから見た図である。
図11に示す避難用シュート201を前側X1から見た図である。
第3実施形態の避難用シュート301を下側Z2から見た図である。
図15に示す避難用シュート301を幅方向Yから見た図である。
図15に示す避難用シュート301を前側X1から見た図である。
第4実施形態の避難用シュート401を示す斜視図である。
図18に示す避難用シュート401を幅方向Yから見た図である。
図19のF20矢視図であり、避難用シュート401を前側X1から見た図である。
図19のF21矢視図であり、避難用シュート401を後側X2から見た図である。
図20のF22-F22矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
図1~図10を参照して、第1実施形態の避難用シュート1について説明する。
【0010】
避難用シュート1(脱出シュート、シュータ)は、車両C(図3参照)内から車両C外(前側X1)に避難者を滑降させるためのものである。避難用シュート1は、非常時に避難者が車両Cから避難(脱出)する際に用いられる。避難用シュート1が用いられる車両Cは、例えば鉄道車両である。車両Cが鉄道車両の場合、避難用シュート1は、車両Cの側面の扉(例えば乗降扉)に設けられてもよく、車両Cの前後端の扉(例えば貫通扉、例えば運転室など)に設けられてもよい。図1に示すように、避難用シュート1は、シュート本体10と、取付部61(図2参照)と、給排部62と、シート着脱部63と、シート64と、保護部65(図2参照)と、高さ調整材66と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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