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公開番号2024166270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024153978,2021538288
出願日2024-09-06,2019-12-20
発明の名称ウェアラブル医療デバイスのユーザへの通知を強化するための、システム、装置、および方法
出願人ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー,BECTON, DICKINSON AND COMPANY
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類H04M 1/00 20060101AFI20241121BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ウェアラブル医療デバイスのユーザへの通知強化。
【解決手段】RF回路と、メモリデバイスと、RF回路およびメモリデバイスに接続され、医療デバイス内の指定された通知状態を検出し、それに応答して通知の要求を生成し、医療デバイスから離れたインジケータを作動させるように第2のデバイスに促すために、RF回路を介して第2のデバイスに無線で通知の要求を送信する処理デバイスと、を含む、ユーザ用医療デバイス。第2のデバイスは、医療デバイスと無線でペアリングされ、インジケータを有し、第3のデバイスとペアリングされる。医療デバイスは、第2のデバイスを介して第3のデバイスに接続される。第3のデバイスは、インジケータを備える。処理デバイスおよびRF回路は、RF回路を介して、RF信号を、第2および/または第3のデバイスと交換するために、無線通信プロトコルを使用する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザ用の医療デバイスであって、
第2のデバイスとRF信号を交換可能に構成される無線周波数(RF)回路と、
メモリデバイスと、
前記RF回路および前記メモリデバイスに接続され、かつ、当該医療デバイス内の少なくとも1つの指定された通知状態を検出し、少なくとも1つの指定された通知状態の検出に応答して通知の要求を生成し、当該医療デバイスから離れたインジケータを作動させるように前記第2のデバイスに促すために、前記RF回路を介して前記第2のデバイスに無線で前記要求を送信するように構成される、処理デバイスと、
を含み、
前記第2のデバイスは、コントローラおよびスマートフォンから選択される少なくとも1つのデバイスであり、および、当該医療デバイスと無線でペアリングされ、前記第2のデバイスは、可聴インジケータおよび触覚インジケータから選択される少なくとも1つのインジケータを有し、
前記第2のデバイスは、第3のデバイスとペアリングされ、前記医療デバイスは、前記第2のデバイスを介して前記第3のデバイスに直接的または間接的に接続され、前記第3のデバイスは、可聴インジケータおよび触覚インジケータから選択される少なくとも1つのインジケータを備え、
前記処理デバイスおよび前記RF回路は、前記RF回路を介して、RF信号を、前記第2のデバイスと前記第3のデバイスから選択された少なくとも1つのデバイスと交換するために、少なくとも2つの無線通信プロトコルのうちの選択された1つを使用するように構成され、前記少なくとも2つの無線通信プロトコルは、前記第2のデバイスを当該医療デバイスとペアリングして、構成データ、医療デバイス動作データ、および当該医療デバイスを操作するための制御信号から選択された安全な情報を安全に送信するために、前記処理デバイスによって使用される第1の通信プロトコルと、前記第2のデバイスおよび前記第3のデバイスの少なくとも1つとペアリングして、安全な情報よりも少ない無線セキュリティを必要とする前記医療デバイスのステータスデータおよび前記医療デバイスについての通知から選択された情報を送信するために、前記処理デバイスによって使用される第2の通信プロトコルとを含むことを特徴とする医療デバイス。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
当該医療デバイスは、ウェアラブルデバイスであることを特徴とする請求項1記載の医療デバイス。
【請求項3】
前記第3のデバイスは、スマートウォッチ、Bluetooth(登録商標)対応ヘッドセット、ポータブル監視デバイス、およびBluetooth(登録商標)対応リストバンドデバイスで構成されるグループから選択されたことを特徴とする請求項1記載の医療デバイス。
【請求項4】
ユーザインターフェースをさらに備え、前記処理デバイスは、前記ユーザインターフェースを動作して、ペアリングされたデバイスの選択および対応する通知モードから選択された基準に基づいて通知プリファレンスを構成するようにユーザを案内する、ユーザ選択プロンプトを生成するように構成され、前記ペアリングされたデバイスの選択は、前記医療デバイスとペアリングされた少なくとも1つのデバイスを示すように前記ユーザに促し、および、前記通知モードは、前記通知のためにそのペアリングされたデバイスによって使用される可聴モードおよび触覚モードから選択されるモードを選択するように前記ユーザに促すことを特徴とする請求項1記載の医療デバイス。
【請求項5】
医療デバイスからの通知を生成するためのデバイスであって、
少なくとも1つのインジケータと、
前記医療デバイスとRF信号を交換するように構成された無線周波数(RF)回路と、
メモリデバイスと、
前記少なくとも1つのインジケータ、前記RF回路および前記メモリデバイスに接続され、および前記RF回路を介して前記医療デバイスからの通知の要求を無線で受信するように構成された処理デバイスであって、前記医療デバイスは、少なくとも1つの指定された通知状態の検出に応答して前記通知の要求を生成し、および前記少なくとも1つのインジケータを介して可聴信号を生成すること、前記RF回路を介して第3のデバイスに要求を無線で送信して可聴信号を生成すること、前記少なくとも1つのインジケータを介して振動通知信号を生成すること、および前記RF回路を介して前記第3のデバイスに要求を無線で送信して振動通知信号を生成することから選択される通知動作を実行する、処理デバイスと、を備え、
ユーザインターフェースをさらに備え、前記処理デバイスは、前記ユーザインターフェースを動作して、ペアリングされたデバイスの選択および対応する通知モードから選択された基準に基づいて通知プリファレンスを構成するようにユーザを案内する、ユーザ選択プロンプトを生成するように構成され、前記ペアリングされたデバイスの選択は、前記医療デバイスとペアリングされた少なくとも1つのデバイスを指示するようにユーザに促し、および、前記通知モードは、前記通知のためにそのペアリングされたデバイスによって使用される可聴モードおよび触覚モードから選択されるモードを選択するように前記ユーザに促し、前記ペアリングされたデバイスは、当該デバイス、前記第3のデバイス、および第4のデバイスから選択されることを特徴とするデバイス。
【請求項6】
当該デバイスは、コントローラおよびスマートフォンから選択される少なくとも1つのデバイスであり、前記医療デバイスと無線でペアリングされ、および、前記RF回路を介して前記第3のデバイスに前記要求を無線で送信するとき、前記第3のデバイスは、スマートウォッチ、Bluetooth(登録商標)対応ヘッドセット、ポータブル監視デバイス、およびBluetooth(登録商標)対応リストバンドデバイスで構成されるグループから選択されることを特徴とする請求項5記載のデバイス。
【請求項7】
医療デバイスから通知を生成する方法であって、
少なくとも1つの指定された通知状態を検出するように、前記医療デバイスを構成することと、
少なくとも1つの指定された通知状態の検出に応答して通知の要求を生成するように、前記医療デバイスを構成することと、
インジケータを含む第2のデバイスに無線で前記要求を送信することであって、前記第2のデバイスは、前記要求に応答して前記インジケータを作動させる、送信することと、
を含み、
ペアリングされたデバイスの選択および対応する通知モードから選択された基準に基づいて通知プリファレンスを構成するようにユーザを案内するユーザ選択プロンプトを生成することをさらに含み、前記ペアリングされたデバイスの選択は、前記医療デバイスとペアリングされた少なくとも1つのデバイスを示すようにユーザに促し、および、前記通知モードは、前記通知のためにそのペアリングされたデバイスによって使用される可聴モードおよび触覚モードから選択されるモードを選択するように前記ユーザに促すことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記インジケータは、可聴出力信号を出力するように構成されたオーディオ出力デバイスであることを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記第2のデバイスは、携帯電話、ブルートゥース(登録商標)対応イヤピース、スマートウォッチ、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス、前記医療デバイスを制御するように構成されたポータブルワイヤレスコントローラからなる群から選択されることを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの指定された通知状態は、前記医療デバイスの寿命状態、前記医療デバイス内の破損したメモリ、前記医療デバイス内の空に近いリザーバ、前記医療デバイス内の空のリザーバ、および前記医療デバイスの低バッテリー、からなる群から選択されることを特徴とする請求項7記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、本明細書の例示的な実施形態において、流体送達デバイスなどのウェアラブル医療デバイスのユーザへの通知の生成を強化するためのシステム、方法、および装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
オンボディまたはウェアラブル医療デバイス、およびボディエリアネットワーク(BAN)医療デバイス(例えば、オンボディデバイス用のワイヤレスコントローラ、および病状管理アプリや健康/フィットネスアプリを備えたスマートフォンまたはスマートウォッチ)の需要糖尿病などの病状のより良く、より便利な患者管理に対する患者および医療提供者の要望の高まりとともに、増加している。例えば、ウェアラブル医療デバイスの1つのタイプは、患者の皮膚に対して着用されるウェアラブル薬物送達デバイス(例えば、カニューレまたは針が患者の皮膚に挿入されたパッチポンプ)、または患者の皮膚に接続できるポンプデバイスである。例えば、ベルト、およびポンプから皮下カニューレを備えた接着マウントまで延びるチューブを備えた注入セットを有する。
【0003】
ウェアラブル医療デバイスは、個別の専用コントローラまたはスマートフォン(例えば、さまざまな動作のためにウェアラブル医療デバイスとワイヤレスでインターフェースするように構成されたアプリを備えたスマートフォン)とワイヤレスで通信できる。Bluetooth(登録商標)Smartとして販売されるBluetooth(登録商標)低エネルギー(BLE)は、ウェアラブル医療デバイスでよくあるように、コイン型電池などの電源で動作するデバイスを含む、ワイヤレス接続デバイスに効果的な低電力プロトコルを提供するワイヤレステクノロジーである。
【0004】
ウェアラブル医療デバイス、特に患者の体に薬を届ける機器を無線で制御することに関する懸念は、中間者(MITM)および盗聴攻撃に対する無線制御通信リンクのセキュリティである。特に懸念されるのは、医療デバイスの制御が別の機器によって望ましくない形で変更される、悪意のある攻撃または意図しない攻撃に対するウェアラブル医療デバイスのセキュリティである。
【0005】
ウェアラブル医療デバイスに関するもう1つの懸念は、ユーザが自分の機器からアラートを受信できるかどうかである。たとえば、ウェアラブル医療デバイスのディスプレイで生成された視覚的アラートは、特にディスプレイがユーザの衣服によって隠されている場合やユーザが視覚障害を持っている場合に、一部のユーザとって見づらい場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2018/183036
WO2018/183038
【発明の概要】
【0007】
以下に説明する例示的な実施形態によって、問題は克服され、追加の利点が実現される。
【0008】
例示的な実施形態によれば、ウェアラブル医療デバイス(例えば、ウェアラブル薬物送達ポンプ)は、他のデバイスで可聴または振動通知を生成するための要求を別のデバイスに送信し、これは、ウェアラブル医療デバイスが、ユーザの衣服またはユーザの視覚または聴覚が損なわれていることによって、隠されている場合に役立つ。通知の生成要求を受信する他のデバイスは、ウェアラブル医療デバイスとペアリングされたリモートコントローラまたはスマートフォン、またはリモートコントローラとペアリングされたスマートウォッチまたはBluetooth(BT)対応ヘッドセットまたは他のデバイスである。ウェアラブル医療デバイスは、BTスタックで構成されており、安全な結合関係でデバイスをコントローラとペアリングできるが、セキュリティをあまり必要としない信号(例えば、通知の生成要求)を他のデバイス(例えば、BT対応ヘッドセットまたはスマートウォッチ)に送信できる。ブロードキャストモードの標準BTプロトコルなど、より潜在的(ubiquitous)なワイヤレスプロトコルを使用するヘッドセットまたはスマートウォッチを有効にする。
【0009】
例示的な実施形態によれば、第2のデバイスとRF信号を交換するように構成された無線周波数(RF)回路と、メモリデバイスと、前記RF回路および前記メモリデバイスに接続され、かつ、前記医療デバイス内の少なくとも1つの指定された通知状態を検出し、少なくとも1つの指定された通知状態の検出に応答して通知のための要求を生成し、前記医療デバイスから離れたインジケータを作動させるように前記第2のデバイスに促すために、前記RF回路を介して第2のデバイスに無線で前記要求を送信するように構成された、処理デバイスと、を含む医療デバイスが提供される。
【0010】
例示的な実施形態の態様によれば、医療デバイスは、ウェアラブルデバイスである。第2のデバイスは、コントローラおよびスマートフォンから選択される少なくとも1つのデバイスであり、医療デバイスと無線でペア(pair)にされ、第2のデバイスは、可聴インジケータおよび触覚インジケータから選択される少なくとも1つのインジケータを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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