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公開番号
2024166259
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024153326,2023521451
出願日
2024-09-05,2021-10-08
発明の名称
ガス処理システム及びそれを含む船舶
出願人
エイチディー コリア シップビルディング アンド オフショア エンジニアリング カンパニー リミテッド
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B63H
21/38 20060101AFI20241121BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】エンジンで加熱された冷却水の廃熱をエンジンに流入する液化ガスの加熱によりエネルギーの使用を節約できるガス処理システム及びそれを含む船舶の提供。
【解決手段】本発明は、ガス処理システム及びそれを含む船舶に関し、メインエンジンに燃料を供給する燃料供給ラインと、上記燃料供給ラインに設けられて燃料を加熱する熱交換器と、上記熱交換器に熱源を供給するように設けられる上記メインエンジンの冷却水循環ラインと、を含み、上記冷却水循環ラインは、上記熱交換器を循環する第1冷却水循環ラインと、上記メインエンジンを循環する第2冷却水循環ラインとに分離できるように設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
メインエンジンに燃料を供給する燃料供給ラインと、
前記燃料供給ラインに設けられて燃料を加熱する熱交換器と、
前記熱交換器に熱源を供給するように設けられる前記メインエンジンの冷却水循環ラインと、を含み、
前記冷却水循環ラインは、
前記熱交換器を循環する第1冷却水循環ラインと、前記メインエンジンを循環する第2冷却水循環ラインとに分離できるように設けられることを特徴とするガス処理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1冷却水循環ラインの両端を連結して冷却水が前記メインエンジンを迂回して前記熱交換器を循環するようにする第1分岐ラインと、
前記第2冷却水循環ラインの両端を連結して冷却水が前記熱交換器を迂回して前記メインエンジンを循環するようにする第2分岐ラインと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のガス処理システム。
【請求項3】
前記第1冷却水循環ラインまたは前記第1分岐ラインに設けられるバックアップヒーターを含み、
前記バックアップヒーターは、
前記メインエンジンの負荷が既設定値未満であるか、または冷却水が前記第1分岐ラインによって前記メインエンジンを迂回する場合、冷却水を加熱して前記熱交換器に供給することを特徴とする請求項2に記載のガス処理システム。
【請求項4】
冷却水が前記冷却水循環ラインを介して前記メインエンジンを経由して前記熱交換器に供給される場合、前記バックアップヒーターを迂回するように設けられる迂回ラインをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のガス処理システム。
【請求項5】
前記第1分岐ラインは、
前記メインエンジンが停止すると、冷却水が前記メインエンジンを迂回して前記熱交換器を循環するようにすることを特徴とする請求項2に記載のガス処理システム。
【請求項6】
冷却水は、
前記冷却水循環ラインの全体に沿って循環しながら前記熱交換器及び前記メインエンジンを経由するか、
前記第1冷却水循環ラインと前記第1分岐ラインに沿って循環しながら前記メインエンジンを迂回して前記熱交換器を経由するか、
前記第2冷却水循環ラインと前記第2分岐ラインに沿って循環しながら前記熱交換器を迂回して前記メインエンジンを経由することを特徴とする請求項2に記載のガス処理システム。
【請求項7】
前記第1冷却水循環ラインと前記第1分岐ラインによって形成される第1閉ループは、
前記第2冷却水循環ラインと前記第2分岐ラインによって形成される第2閉ループとは独立して設けられることを特徴とする請求項6に記載のガス処理システム。
【請求項8】
前記第1閉ループまたは前記第2閉ループに沿って流動する冷却水の圧力調整のために設けられる膨張タンクをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のガス処理システム。
【請求項9】
請求項1~8の何れか1項に記載の前記ガス処理システムを有することを特徴とする船舶。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はガス処理システム及びそれを含む船舶に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
船舶は大量の鉱物や原油、天然ガス、または数千個以上のコンテナなどを載せて大洋を航海する輸送手段で、鋼鉄からなっており、浮力により水線面に浮遊した状態でプロペラの回転を通じて発生する推力を利用して移動する。
【0003】
このような船舶はエンジンやガスタービンなどを駆動することにより推力を発生させるが、このとき、エンジンはガソリンやディーゼルなどのオイル燃料を用いてピストンを動かしてピストンの往復運動によってクランク軸を回転させ、クランク軸に連結されたシャフトが回転してプロペラを駆動させるが、ガスタービンは圧縮空気とともに燃料を燃焼させ、燃焼空気の温度/圧力によりタービン翼を回転させることによって発電してプロペラに動力を伝達する方式を用いる。
【0004】
ところが、最近では、液化ガスの一種である液化天然ガス(Liquefied Natural Gas)を運ぶLNG運搬船でLNGを燃料として使用してエンジンやタービンなどの需要先を駆動するLNG燃料供給方式が用いられており、LNGはクリーン燃料で、且つ埋蔵量も石油より豊富であるため、需要先の燃料としてLNGを使用する方式はLNG運搬船以外の他の船舶にも適用されている。
【0005】
しかし、ディーゼルなどのオイル燃料を利用する従来の場合と比べると、ガス燃料であるLNGを利用する場合に解決すべき問題がいまだに複数ある状況であり、クリーン燃料であるLNGを用いて船舶内の需要先に供給する技術に対する研究開発が持続的に行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記のような従来技術の問題点を解決するために創出されたものであり、本発明の目的は、エンジンで加熱された冷却水の廃熱をエンジンに流入する液化ガスの加熱に活用することによりエネルギーの使用を節約できるガス処理システム及びそれを含む船舶を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面によるガス処理システムは、メインエンジンに燃料を供給する第1燃料供給ラインと、上記第1燃料供給ラインから分岐して補助エンジンに燃料を供給する第2燃料供給ラインと、上記第1燃料供給ラインに設けられて燃料を加熱する熱交換器と、上記熱交換器に熱源を供給するように設けられる上記メインエンジンの冷却水循環ラインと、を含み、上記冷却水循環ラインは、上記熱交換器を循環する第1冷却水循環ラインと、上記メインエンジンを循環する第2冷却水循環ラインとに分離できるように設けられる。
【0008】
具体的に、上記第1冷却水循環ラインの両端を連結して冷却水が上記メインエンジンを迂回して上記熱交換器を循環するようにする第1分岐ラインと、上記第2冷却水循環ラインの両端を連結して冷却水が上記熱交換器を迂回して上記メインエンジンを循環するようにする第2分岐ラインと、をさらに含んでもよい。
【0009】
具体的に、上記第1冷却水循環ラインまたは上記第1分岐ラインに設けられるバックアップヒーターを含み、上記バックアップヒーターは、上記メインエンジンの負荷が既設定値未満であるか、または冷却水が上記第1分岐ラインによって上記メインエンジンを迂回する場合、冷却水を加熱して上記熱交換器に供給することができる。
【0010】
具体的に、冷却水が上記冷却水循環ラインを介して上記メインエンジンを経由して上記熱交換器に供給される場合、上記バックアップヒーターを迂回するように設けられる迂回ラインをさらに含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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