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公開番号2024003426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-15
出願番号2022102554
出願日2022-06-27
発明の名称救難艇
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類B63C 9/02 20060101AFI20240105BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】耐久性を高めつつ、陸上移動における直進性と旋回性とを両立する。
【解決手段】左右1組の第1車輪41に対して、前後方向における前方に左右1組の第2車輪42が配置され、第1車輪41に対して、前後方向における後方に第3車輪43が配置される。側面視において、第1車輪41と第2車輪42とに対して下方から外接する第1直線L1と、第1車輪41と第3車輪43とに対して下方から外接する第2直線L2とは、後方且つ上方で鋭角θを成す。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
船体と、
左右1組の第1車輪と、
前記第1車輪に対して、前後方向における、前方または後方のいずれかである第1方向に配置された左右1組以上の第2車輪と、
前記第1車輪に対して、前後方向における、前記第1方向の反対方向である第2方向に配置された第3車輪と、を有し、
側面視において、前記第1車輪と前記第2車輪とに対して下方から外接する第1直線と、前記第1車輪と前記第3車輪とに対して下方から外接する第2直線とが、前記第2方向且つ上方で鋭角を成す、救難艇。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前後方向において、前記船体の重心位置は、前記第1車輪の回動中心と前記第2車輪の回動中心との間に位置する、請求項1に記載の救難艇。
【請求項3】
前記第3車輪は、互いに交差する2軸回りに回動可能である、請求項1に記載の救難艇。
【請求項4】
前記第3車輪は、左右1組あり、1組の前記第3車輪の間隔は、1組の前記第1車輪の間隔よりも狭い、請求項1に記載の救難艇。
【請求項5】
前記第3車輪は、左右方向における中央に1つ設けられる、請求項1に記載の救難艇。
【請求項6】
前記第1方向は前方である、請求項1に記載の救難艇。
【請求項7】
前記第3車輪は、前記船体の後部下部に取り付けられる、請求項6に記載の救難艇。
【請求項8】
前記第1車輪および前記第2車輪は、前記船体の側部下部に取り付けられる、請求項1に記載の救難艇。
【請求項9】
船体と、
左右1組の第1車輪と、
前記第1車輪に対して、前後方向における、前方または後方のいずれかである第1方向に配置された左右1組以上の第2車輪と、
前記第1車輪に対して、前後方向における、前記第1方向の反対方向である第2方向に配置された第3車輪と、を有し、
前記第1車輪と前記第2車輪とが平坦な地面に接する状態では、前記第3車輪が前記地面から離れ、前記第1車輪と前記第3車輪とが前記地面に接する状態では、前記第2車輪が前記地面から離れる、救難艇。
【請求項10】
船体と、
前記船体に設けられ、左右1組の第1車輪を取り付けるための第1の取り付け部と、
前記第1の取り付け部に対して、前後方向における、前方または後方のいずれかである第1方向において前記船体に設けられ、左右1組以上の第2車輪を取り付けるための第2の取り付け部と、
前記第1車輪に対して、前後方向における、前記第1方向の反対方向である第2方向において前記船体に設けられ、第3車輪を取り付けるための第2の取り付け部と、を有し、
前記第1車輪と前記第2車輪と前記第3車輪とが取り付けられた状態で、側面視において、前記第1車輪と前記第2車輪とに対して下方から外接する第1直線と、前記第1車輪と前記第3車輪とに対して下方から外接する第2直線とが、前記第2方向且つ上方で鋭角を成す、救難艇。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、救難艇に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水害発生時等に被災者を救助するために救難艇が用いられる。救難艇は、陸上移動が必要になる場合がある。そのため、船体に車輪を設けたものが知られている。特許文献1、2、3に開示される救難艇は、船体の前後方向に複数の車輪が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許5520138号
国際公開第2010/085159号
実開昭58-83000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、救難艇は、被災者を乗せて悪路を走行しなければならないこともあり、車輪には強度および耐久性が必要とされる。荷重に耐えるために、仮に車輪を前後方向に多数並べて設けると、道路走行における旋回性が低下する。従って、耐久性に加えて、陸上移動における直進性および旋回性を高めることは容易でなかった。
【0005】
近年、気候変動等に起因して水災害の増加が予測される。持続可能な開発目標(いわゆるSDGs:Sustainable Development Goals)の一つである気候変動への取り組みとして、災害が起きたときの被災を低減するため、円滑に陸上移動できる救難艇が求められている。
【0006】
本発明は、耐久性を高めつつ、陸上移動における直進性と旋回性とを両立する救難艇を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の一態様による救難艇は、船体と、左右1組の第1車輪と、前記第1車輪に対して、前後方向における、前方または後方のいずれかである第1方向に配置された左右1組以上の第2車輪と、前記第1車輪に対して、前後方向における、前記第1方向の反対方向である第2方向に配置された第3車輪と、を有し、側面視において、前記第1車輪と前記第2車輪とに対して下方から外接する第1直線と、前記第1車輪と前記第3車輪とに対して下方から外接する第2直線とが、前記第2方向且つ上方で鋭角を成す。
【0008】
この構成によれば、第1車輪と第2車輪とが平坦な地面に接する状態では、第3車輪が前記地面から離れるので、直進性が高い。また、第1車輪と第3車輪とが前記平坦な地面に接する状態では、第2車輪が前記地面から離れるので、旋回性が高い。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、耐久性を高めつつ、陸上移動における直進性と旋回性とを両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
救難艇の斜視図である。
救難艇の前部の斜視図である。
スロープ回動軸の支持構造を示す模式図である。
救難艇の模式的な斜視図である。
車輪が取り付けられた救難艇の模式的な左側面図である。
第1、第2車輪に関する着脱機構を説明する模式的な正面図である。
第3車輪の模式的側面図である。
変形例のスロープ部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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