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公開番号2024010662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-24
出願番号2023110755
出願日2023-07-05
発明の名称浮体式足場のブイ組立体
出願人個人
代理人個人,個人
主分類B63B 73/20 20200101AFI20240117BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】固定ロープを締め付ける際の締まり難さを軽減し、安定性能と構造物全体の強度を向上させる浮体式足場のブイ組立体を提供する。
【解決手段】浮体式足場のブイ組立体は、位置決めチューブブイ10、付属チューブブイ20、およびフレキシブル固定ユニット30を含む。各位置決めチューブブイは、間隔をあけて配置された位置決め台座12、設置キャビティ、位置決め凹部、および第1貫通孔を有する。各付属チューブブイは、設置キャビティおよび位置決め凹部の中へ延在することができる間隔をあけて配置された位置決め構造体を有する。フレキシブル固定ユニットは、第1貫通孔を通過し、付属チューブブイを固定する。間隔をあけて配置された位置決め台座と間隔をあけて配置された位置決め構造体とを組み合わせることにより、方向付け機能と位置決め機能とが達成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに間隔をあけて配置された複数の位置決めチューブブイと、
互いに間隔をあけて配置され、前記位置決めチューブブイに取り付けられた複数の付属チューブブイと、
複数のフレキシブル固定ユニットとを備え、
前記位置決めチューブブイは、
中空で密閉された位置決めチューブ本体と、
前記位置決めチューブ本体の側面に取り付けられ、前記位置決めチューブブイの軸方向に互いに間隔をあけて配置された複数の位置決め台座とを含み、
前記位置決め台座は、
前記位置決めチューブブイの軸方向に対して垂直な方向に延在する湾曲した設置キャビティと、
複数の位置決め凹部と、
前記位置決めチューブブイの軸方向に延在し、前記位置決め台座を貫通して形成された少なくとも1つの第1貫通孔とを含み、
前記付属チューブブイは、
中空で密閉され、前記設置キャビティの中へ延在し、前記位置決めチューブ本体に対して垂直となる付属チューブ本体と、
前記付属チューブ本体の側面に形成され、前記付属チューブ本体の軸方向に互いに間隔をあけて配置された複数の位置決め構造体とを含み、
前記位置決め構造体は、
前記複数の位置決め凹部の1つの中へ延在する位置決め突出構造体と、
前記複数の位置決め凹部の1つの中へ延在し、前記位置決め凹部の内面に接する少なくとも1つの位置決め突出部とを含み、
前記フレキシブル固定ユニットは、前記位置決め台座の少なくとも1つの前記第1貫通孔を貫通して取り付けられ、前記付属チューブブイを囲み、これにより、前記付属チューブブイが、前記位置決め台座上に固定される浮体式足場のブイ組立体。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
請求項1に記載の浮体式足場のブイ組立体において、
前記複数の位置決め凹部の1つは、前記位置決め台座の中心に位置し
前記位置決め突出構造体は、前記位置決め台座の中心に位置する前記位置決め凹部の中へ延在している浮体式足場のブイ組立体。
【請求項3】
請求項1に記載の浮体式足場のブイ組立体において、
前記複数の位置決め凹部の一部は、前記位置決め台座の対向する2つの側面に配置され、
前記位置決め構造体は、複数の前記位置決め突出部を含み、前記複数の位置決め突出部は、互いに間隔をあけて配置され、前記位置決め台座の対向する2つの側面に配置される前記位置決め凹部の中へ延在する浮体式足場のブイ組立体。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1つに記載の浮体式足場のブイ組立体において、
前記位置決め凹部は、四角形の穴、円形の穴、又は多角形の穴である浮体式足場のブイ組立体。
【請求項5】
請求項1乃至3の何れか1つに記載の浮体式足場のブイ組立体において、
前記位置決め台座は、
前記位置決め台座の外周面から外側に突出する複数の補強リブと、
前記位置決め台座の角部に形成された複数の第2貫通孔とを含む浮体式足場のブイ組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ここに開示された技術は、浮体式足場のブイ組立体に関し、特に水産養殖に利用されるブイ組立体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
養殖において、作業者は、養殖場の水域に浮き足場を設置する。作業者は、浮き足場に種牡蠣の紐を取り付け、種牡蠣の紐を水中に垂らす。水が流れると、種牡蠣は水中の微生物を吸収して成長する。この仕組みにより、作業者は、成長した種牡蠣を簡単に収穫することができる。
【0003】
従来、浮体式足場は、複数の第1チューブブイ、複数の第2チューブブイ、複数の吊り下げベース、及び、複数の固定ロープから構成されている。複数の第1チューブブイは、互いに間隔をあけて配置され、複数の第2チューブブイは、互いに間隔をあけて、複数の第1チューブブイの上部に垂直に積み重ねられる。複数の吊り下げベースは、第1チューブブイと第2チューブブイとの間に取り付けられ、第1チューブブイと第2チューブブイとの交点に配置される。複数の固定ロープは、第1チューブブイ及び第2チューブブイの周囲に巻き付けられ、これにより、第1チューブブイと第2チューブブイは、吊り下げベースの位置で固定される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の浮体式足場では、第1チューブブイ及び第2チューブブイの向きは、吊り下げベースで固定され、第1チューブブイ及び第2チューブブイの位置は、固定ロープで固定されており、これによって、第1チューブブイと第2チューブブイが互いに滑って分離することを防止していた。しかし、固定ロープのみによる位置決め及び固定の機能には限界がある。さらに、固定ロープの締め付けは、第1チューブブイと第2チューブブイの位置決め及び固定の強度に影響を与える。固定ロープが緩すぎると、波の外力によって第1チューブブイと第2チューブブイが互いに滑る可能性がある。そのため、構造全体の強度と、安定性能及び浮遊性能とに影響を及ぼす。
【0005】
このような欠点を克服するために、本発明は、前述の問題を軽減または回避する浮体式足場のブイ組立体を提供する。
【0006】
本発明の主な目的は、固定ロープを締め付ける際の締まり難さを軽減し、安定性能と構造物全体の強度を向上させる浮体式足場のブイ組立体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここに開示された浮体式足場のブイ組立体は、複数の位置決めチューブブイと、複数の付属チューブブイと、複数のフレキシブル固定ユニットとを有する。位置決めチューブブイは、互いに間隔をあけて配置されている。各位置決めチューブブイは、位置決めチューブ本体と複数の位置決め台座とを含む。位置決めチューブ本体は、中空で密閉されている。位置決め台座は、位置決めチューブ本体の側面にしっかりと取り付けられ、位置決めチューブブイの軸方向に互いに間隔をあけて配置されている。各位置決め台座は、設置キャビティと、複数の位置決め凹部と、少なくとも1つの第1貫通孔とを含む。設置キャビティは湾曲しており、位置決めチューブブイの軸方向に対して垂直な方向に延びている。少なくとも1つの第1貫通孔は、位置決めチューブブイの軸方向に延在し、位置決め台座を貫通して形成される。付属チューブブイは、互いに間隔をあけて配置され、位置決めチューブブイに取り付けられる。各付属チューブブイは、付属チューブ本体と複数の位置決め構造体とを含む。付属チューブ本体は、中空で密閉されている。付属チューブ本体は、設置キャビティの中へ延在し、位置決めチューブ本体に対して垂直である。位置決め構造体は、付属チューブ本体の側面に形成され、付属チューブ本体の軸方向に互いに間隔をあけて配置される。各位置決め構造体は、位置決め突出構造体と、少なくとも1つの位置決め突出部とを含む。位置決め突出構造体は、位置決め凹部の1つの中へ延在する。少なくとも1つの位置決め突出部は、位置決め凹部の1つの中へ延在し、位置決め凹部の内面に接する。各フレキシブル固定ユニットは、位置決め台座の1つの少なくとも1つの第1貫通孔を通過して取り付けられ、付属チューブブイの1つを囲み、これにより、付属チューブブイが、位置決め台座上に固定される。
【0008】
本発明のブイ組立体は、養殖場の水域に適用され、水面に浮かべることができる。組立工程では、位置決めチューブブイを間隔をあけて配置し、フレキシブル固定ユニットを位置決め台座の第1貫通孔に通して取り付ける。その後、付属チューブブイを位置決めチューブブイの位置決め台座上に取り付け、付属チューブブイの位置決め構造体が、位置決め台座の位置決め凹部の中へ延在するようにする。最後に、フレキシブル固定ユニットを、対応する付属チューブブイの付属チューブ本体の周りに巻き付けて、位置決め台座に結びつけると、浮体式足場のブイ組立体の組み立てが完了する。
【0009】
本発明の利点は以下の通りである。
【0010】
1.組立効率の向上:本発明の浮体式足場のブイ組立体によれば、作業者が距離を測定することなく迅速に組み立てることができる。さらに、位置決めチューブブイ上の間隔をあけて配置される複数の位置決め台座は、付属チューブブイ上の間隔をあけて配置される複数の位置決め構造体に取り付けられるので、組立効率が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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