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公開番号2023177501
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-14
出願番号2022090218
出願日2022-06-02
発明の名称小型船舶
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類B63C 9/20 20060101AFI20231207BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】船舶の転覆時の救助信号の伝達性を向上する。
【解決手段】ジェット推進艇10は、船体11の船首に配置されるDCM32を備え、ランヤードスイッチ22の作動や転覆スイッチ30の検出結果に基づいてエンジン12が停止されてから所定の時間が経過しても、スタートスイッチ20によってエンジン12が再始動されない場合、DCM32は救助信号を発信する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
非転覆時及び転覆時のいずれにおいても救助信号を水面上の近傍へ到達させることが可能な発信元を備える、小型船舶。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記発信元は、前記小型船舶の船体において、非転覆時及び転覆時のいずれにおいても水面より上方に位置する箇所に配置される、請求項1に記載の小型船舶。
【請求項3】
前記発信元は、前記小型船舶の船体の船首に配置される、請求項2に記載の小型船舶。
【請求項4】
前記発信元は、前記小型船舶の船体に設けられた吸気経路の水没しない箇所に配置される、請求項1に記載の小型船舶。
【請求項5】
前記発信元は外部と通信可能な通信部である、請求項2に記載の小型船舶。
【請求項6】
外部と通信可能であって、救助信号を発信する通信部と、
前記通信部とは異なり、前記救助信号を発信する発信元とを備え、
前記発信元は転覆時に水面よりも上方に位置するように配置される、小型船舶。
【請求項7】
前記発信元は、前記小型船舶の船体の船底に配置される、請求項6に記載の小型船舶。
【請求項8】
非転覆時及び転覆時のいずれにおいても、前記通信部及び前記発信元は前記救助信号を発信する、請求項6に記載の小型船舶。
【請求項9】
非転覆時には前記通信部が前記救助信号を発信し、転覆時には前記発信元が前記救助信号を発信する、請求項6に記載の小型船舶。
【請求項10】
制御部をさらに備え、
前記通信部は携帯端末であり、
前記発信元は転覆時に少なくとも一部が水面よりも上方に位置するように配置され、
前記制御部は転覆時に前記携帯端末へ前記救助信号を発信させ、
前記携帯端末から発信された救助信号は前記発信元に伝播する、請求項6に記載の小型船舶。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、救助信号を発信する小型船舶に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
小型船舶、例えば、小型のジェット推進式の滑走艇は外乱等によって転覆することがあり、その際には操船者が当該滑走艇から落水する。そして、落水した操船者が短時間で滑走艇へ戻れない場合、当該操船者の救助が必要となる可能性があるため、緊急停止したときや転覆したときに救助信号を発信する滑走艇が知られている。このような滑走艇は、ランヤードスイッチや転覆スイッチを備え、これらのスイッチによってエンジンが停止された際に操船者の携帯端末へ救助信号の発信を指示し、携帯端末は当該指示に応じて救助信号を無線で発信する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、近年、船舶の分野でも、船舶とサーバを適時接続して情報を交換するコネクティッド技術の開発が進み、小型船舶でも通信端末であるセルラーデータ通信モジュール(DCM:Data Communication Module)を備える事例が増えている。このような小型船舶では、ランヤードスイッチや転覆スイッチによってエンジンが停止された際、DCMが救助信号を無線で発信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-67263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、小型船舶において、通常、携帯端末は船体の防水の収納ボックスに格納されるが、船舶の転覆時には収納ボックスが水面下に没することが多く、収納ボックスが水面下に没すると携帯端末から発信された電波が水中で減衰するため、救助要請先に救助信号が届きにくくなる可能性がある。
【0006】
また、船体において、DCMが船舶の転覆時に水面下へ没する位置に配置されると、船舶の転覆時にはDCMから発信されたが水中で減衰するため、やはり、救助要請先に救助信号が届きにくくなる可能性がある。
【0007】
すなわち、船舶の転覆時の救助信号の伝達性において、依然、改善の余地がある。
【0008】
本発明は、船舶の転覆時の救助信号の伝達性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の一態様による小型船舶は、非転覆時及び転覆時のいずれにおいても救助信号を水面上の近傍へ到達させることが可能な発信元を備える。
【0010】
また、この発明の一態様による小型船舶は、外部と通信可能であって、救助信号を発信する通信部と、前記通信部とは異なり、前記救助信号を発信する発信元とを備え、前記発信元は転覆時に水面よりも上方に位置するように配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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