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公開番号
2024166240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024153041,2023037969
出願日
2024-09-05,2017-05-23
発明の名称
符号化装置および復号装置
出願人
パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ
,
Panasonic Intellectual Property Corporation of America
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
19/563 20140101AFI20241121BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】符号化または復号される画像を適切に扱うことができる符号化装置を提供する。
【解決手段】符号化装置1500は、処理回路と、その処理回路に接続されたメモリ1505、1506とを備え、処理回路は、メモリ1505、1506を用いて、複数の画像を繋ぎ合せる繋ぎ合わせ処理を行うことで、繋ぎ合わせ画像を生成し、前記繋ぎ合わせ画像中の、前記繋ぎ合わせ処理によって生成される空き領域を特定するパラメータを取得し、前記繋ぎ合わせ画像の予測残差に対して変換処理を行うことで前記繋ぎ合わせ画像の変換係数を生成し、画面間予測処理を行い、前記パラメータをビットストリームに書き込み、前記画面間予測処理は、前記空き領域内の画素の値を前記繋ぎ合わせ画像中の前記空き領域ではない他の領域の値で置換するパディング処理を含み、他の領域の値は、前記空き領域から最も近い画素の値である。
【選択図】図37
特許請求の範囲
【請求項1】
処理回路と、
前記処理回路に接続されたメモリとを備え、
前記処理回路は、前記メモリを用いて、
複数の画像を繋ぎ合せる繋ぎ合わせ処理を行うことで、繋ぎ合わせ画像を生成し、
前記繋ぎ合わせ画像中の、前記繋ぎ合わせ処理によって生成される空き領域を特定するパラメータを取得し、
前記繋ぎ合わせ画像の予測残差に対して変換処理を行うことで前記繋ぎ合わせ画像の変換係数を生成し、
前記繋ぎ合わせ画像について、画面間予測処理を行い、
前記パラメータをビットストリームに書き込み、
前記画面間予測処理は、前記空き領域内の画素の値を前記繋ぎ合わせ画像中の前記空き領域ではない他の領域の値で置換するパディング処理を含み、
前記他の領域の値は、前記空き領域から最も近い画素の値である、
符号化装置。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
処理回路と、
前記処理回路に接続されたメモリとを備え、
前記処理回路は、前記メモリを用いて、
複数の画像を繋ぎ合せる繋ぎ合わせ処理によって生成される空き領域を特定するパラメータをビットストリームから取得し、
前記繋ぎ合わせ処理を行うことで、繋ぎ合わせ画像を生成し、
前記繋ぎ合わせ画像の変換係数に対して逆変換処理を行うことで前記繋ぎ合わせ画像の予測残差を生成し、
前記繋ぎ合わせ画像について、画面間予測処理を行い、
前記画面間予測処理は、前記空き領域内の画素の値を前記繋ぎ合わせ画像中の前記空き領域ではない他の領域の値で置換するパディング処理を含み、
前記他の領域の値は、前記空き領域から最も近い画素の値である、
復号装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像を符号化する装置および方法と、符号化された画像を復号する装置および方法とに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、画像符号化の規格としてHEVCが策定されている(例えば、非特許文献1参照)。しかし、次世代ビデオ(例えば360度動画)の送信および格納には、現在の符号化性能をも超える符号化効率を要する。また、ノンレクティリニア・レンズなどの広角レンズによって撮像された動画像の圧縮に関連する研究および実験は、これまでいくつか行なわれていた。これらの研究などでは、画像サンプルを操作して歪曲収差を排除することにより、処理対象の画像を符号化する前に直線的にする。このために、一般的には画像処理技術が使用されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
H.265(ISO/IEC 23008-2 HEVC(High Efficiency Video Coding))
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の符号化装置および復号装置では、符号化または復号される画像を適切に扱うことができないという問題がある。
【0005】
そこで、本開示は、符号化または復号される画像を適切に扱うことができる符号化装置などを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る符号化装置は、処理回路と、前記処理回路に接続されたメモリとを備え、前記処理回路は、前記メモリを用いて、複数の画像を繋ぎ合せる繋ぎ合わせ処理を行うことで、繋ぎ合わせ画像を生成し、前記繋ぎ合わせ画像中の、前記繋ぎ合わせ処理によって生成される空き領域を特定するパラメータを取得し、前記繋ぎ合わせ画像の予測残差に対して変換処理を行うことで前記繋ぎ合わせ画像の変換係数を生成し、前記繋ぎ合わせ画像について、画面間予測処理を行い、前記パラメータをビットストリームに書き込み、前記画面間予測処理は、前記空き領域内の画素の値を前記繋ぎ合わせ画像中の前記空き領域ではない他の領域の値で置換するパディング処理を含み、前記他の領域の値は、前記空き領域から最も近い画素の値である。
【0007】
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本開示の符号化装置は、符号化または復号される画像を適切に扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態1に係る符号化装置の機能構成を示すブロック図である。
図2は、実施の形態1におけるブロック分割の一例を示す図である。
図3は、各変換タイプに対応する変換基底関数を示す表である。
図4Aは、ALFで用いられるフィルタの形状の一例を示す図である。
図4Bは、ALFで用いられるフィルタの形状の他の一例を示す図である。
図4Cは、ALFで用いられるフィルタの形状の他の一例を示す図である。
図5は、イントラ予測における67個のイントラ予測モードを示す図である。
図6は、動き軌道に沿う2つのブロック間でのパターンマッチング(バイラテラルマッチング)を説明するための図である。
図7は、カレントピクチャ内のテンプレートと参照ピクチャ内のブロックとの間でのパターンマッチング(テンプレートマッチング)を説明するための図である。
図8は、等速直線運動を仮定したモデルを説明するための図である。
図9は、複数の隣接ブロックの動きベクトルに基づくサブブロック単位の動きベクトルの導出を説明するための図である。
図10は、実施の形態1に係る復号装置の機能構成を示すブロック図である。
図11は、実施の形態2における動画像符号化処理の一例を示すフローチャートである。
図12は、実施の形態2におけるビットストリーム中の、パラメータが書き込まれるヘッダの可能な位置を示す図である。
図13は、実施の形態2における撮像画像と、画像補正処理された処理済み画像とを示す図である。
図14は、実施の形態2における繋ぎ合わせ処理によって複数の画像が繋ぎ合わされて生成された繋ぎ合わせ画像を示す図である。
図15は、実施の形態2における、複数のカメラの配置と、それらのカメラによって撮像された画像が繋ぎ合わされて生成された空き領域を含む繋ぎ合わせ画像とを示す図である。
図16は、実施の形態2における画面間予測処理または動き補償を示すフローチャートである。
図17は、実施の形態2における、ノンレクティリニア・レンズまたは魚眼レンズによって生じるたる形歪曲の一例を示す図である。
図18は、実施の形態2における画面間予測処理または動き補償の変形例を示すフローチャートである。
図19は、実施の形態2における画像再構成処理を示すフローチャートである。
図20は、実施の形態2における画像再構成処理の変形例を示すフローチャートである。
図21は、実施の形態2における、繋ぎ合わせ画像に対する部分符号化処理または部分復号処理の一例を示す図である。
図22は、実施の形態2における、繋ぎ合わせ画像に対する部分符号化処理または部分復号処理の他の例を示す図である。
図23は、実施の形態2における符号化装置のブロック図である。
図24は、実施の形態2における動画像復号処理の一例を示すフローチャートである。
図25は、実施の形態2における復号装置のブロック図である。
図26は、実施の形態3における動画像符号化処理の一例を示すフローチャートである。
図27は、実施の形態3における繋ぎ合わせ処理の一例を示すフローチャートである。
図28は、実施の形態3における符号化装置のブロック図である。
図29は、実施の形態3における動画像復号処理の一例を示すフローチャートである。
図30は、実施の形態3における復号装置のブロック図である。
図31は、実施の形態4における動画像符号化処理の一例を示すフローチャートである。
図32は、実施の形態4における画面内予測処理を示すフローチャートである。
図33は、実施の形態4における動きベクトル予測処理を示すフローチャートである。
図34は、実施の形態4における符号化装置のブロック図である。
図35は、実施の形態4における動画像復号処理の一例を示すフローチャートである。
図36は、実施の形態4における復号装置のブロック図である。
図37は、本開示の一態様に係る符号化装置のブロック図である。
図38は、本開示の一態様に係る復号装置のブロック図である。
図39は、コンテンツ配信サービスを実現するコンテンツ供給システムの全体構成図である。
図40は、スケーラブル符号化時の符号化構造の一例を示す図である。
図41は、スケーラブル符号化時の符号化構造の一例を示す図である。
図42は、webページの表示画面例を示す図である。
図43は、webページの表示画面例を示す図である。
図44は、スマートフォンの一例を示す図である。
図45は、スマートフォンの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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