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公開番号2024166185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024081037
出願日2024-05-17
発明の名称リレー
出願人シァメン ホンファ エレクトリック パワー コントロールズ カンパニー リミテッド,Xiamen Hongfa Electric Power Controls Co., Ltd.
代理人個人,個人
主分類H01H 50/18 20060101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ベースと、接触部分と、プッシュロッドアセンブリと磁気回路部分とを含むリレーを提供する。
【解決手段】接触部分は、ベースに設けられ、2組の可動接触子部分を含み、各組の可動接触子部分は、可動接触片と、可動接点ユニットと、固定接点ユニットとを含み、可動接点ユニットは、可動接触片に設けられている。接触部分の2つの可動接点ユニットは、それぞれ2つの固定接点ユニットに対応する。2つの可動接触片の剛性は異なり、プッシュロッドアセンブリは、第1のプッシュロッドと第2のプッシュロッドとを含み、第1のプッシュロッドと第2のプッシュロッドは、それぞれ2つの可動接触片に接続され、磁気回路部分は、ベースに設けられ、第1のプッシュロッドと第2のプッシュロッドとが反対方向に移動して、2つの可動接触片がお互いに接近または離間するように駆動し、固定接点ユニットと可動接点ユニットとの接触または分離を実現する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ベースと、接触部分と、プッシュロッドアセンブリと、磁気回路部分とを含むリレーであって、
前記接触部分は、前記ベースに設けられ、2組の可動接触子部分を含み、各組の上記可動接触子部分は、可動接触片と、可動接点ユニットと、固定接点ユニットとを含み、上記可動接点ユニットは、上記可動接触片に設けられ、上記接触部分の2つの上記可動接点ユニットは、それぞれ2つの上記固定接点ユニットに対応し、2つの上記可動接触片の剛性は異なり、
前記プッシュロッドアセンブリは、第1のプッシュロッドと第2のプッシュロッドとを含み、上記第1のプッシュロッドと上記第2のプッシュロッドは、それぞれ2つの上記可動接触片に接続され、
前記磁気回路部分は、上記ベースに設けられ、上記第1のプッシュロッドと上記第2のプッシュロッドとを反対方向に移動するように駆動するのに用いられ、2つの上記可動接触片がお互いに接近または離間するように駆動し、上記固定接点ユニットと上記可動接点ユニットとの接触または分離を実現する
ことを特徴とするリレー。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
上記接触部分が切断状態にある場合、一方の組の対応する上記可動接点ユニットと上記固定接点ユニットとの間の接点ギャップは、他方の組の対応する上記可動接点ユニットと上記固定接点ユニットとの間の接点ギャップより小さく、接点ギャップが小さい一方の組の上記可動接点ユニットと上記固定接点ユニットは、耐アーク端接点として定義され、接点ギャップが大きい他方の組の上記可動接点ユニットと上記固定接点ユニットは、キャリア端接点として定義され、
上記キャリア端接点と対応する上記可動接点ユニットの上記可動接触片は、第1の可動接触片として定義され、上記耐アーク端接点と対応する上記可動接点ユニットの上記可動接触片は、第2の可動接触片として定義され、上記第1のプッシュロッドは上記第1の可動接触片と接続され、上記第2のプッシュロッドは上記第2の可動接触片と接続され、
上記第1の可動接触片の剛性は、上記第2の可動接触片の剛性より小さい
ことを特徴とする請求項1に記載のリレー。
【請求項3】
上記第1の可動接触片の厚さは、上記第2の可動接触片の厚さより小さい
ことを特徴とする請求項2に記載のリレー。
【請求項4】
上記第1の可動接触片と上記第2の可動接触片とは、何れも積層された複数のサブ接触片を含み、
上記第1の可動接触片の上記サブ接触片の数量は、上記第2の可動接触片の上記サブ接触片の数量より少ない
ことを特徴とする請求項3に記載のリレー。
【請求項5】
上記可動接点ユニットは、1つまたは複数の可動接点を含み、上記固定接点ユニットは、1つまたは複数の固定接点を含み、対応する上記可動接点と上記固定接点は、接点組を形成し、上記耐アーク端接点は、1つまたは複数の上記接点組を含み、上記キャリア端接点は、1つまたは複数の上記接点組を含み、
上記耐アーク端接点の上記接点組の数量は、上記キャリア端接点の上記接点組の数量より少ないまたは等しい
ことを特徴とする請求項2に記載のリレー。
【請求項6】
上記耐アーク端接点は、1組または2組の上記接点組を含み、
上記キャリア端接点は、2組または3組の上記接点組を含む
ことを特徴とする請求項5に記載のリレー。
【請求項7】
上記耐アーク端接点は、2組の上記接点組を含み、2組の上記接点組は、上記可動接触子部分の幅方向に沿って並設され、
上記キャリア端接点は、2組または3組の上記接点組を含み、2組または3組の上記接点組は、上記可動接触子部分の幅方向に沿って並設されている
ことを特徴とする請求項5に記載のリレー。
【請求項8】
上記可動接触片の幅方向に沿って、上記可動接触片の隣接する2つの上記可動接点の間に位置する部分には、スリットが開設されている
ことを特徴とする請求項5に記載のリレー。
【請求項9】
上記可動接触片の長さ方向に沿って、上記スリットの一端が上記可動接触片の端面を貫通し、他端が上記可動接触片の上記固定接点まで伸びている
ことを特徴とする請求項8に記載のリレー。
【請求項10】
各組の上記可動接触子部分は、可動接触子引出片をさらに含み、上記可動接触子引出片は、上記可動接触片に接続され、
上記固定接点ユニットは、上記可動接触片と上記可動接触子引出片との接続箇所に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のリレー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子制御素子の技術分野に関し、特にリレーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
リレーは、電子制御素子であり、制御システム(入力回路とも呼ばれる)と被制御システム(出力回路とも呼ばれる)を有し、通常は自動制御回路に応用される。リレーは、実際には小さな電流で大きな電流を制御する「自動スイッチ」である。そのため、回路では自動調整、安全保護、変換回路などの役割を果たしている。
【0003】
リレーは磁気回路部分と、プッシュロッドアセンブリと、接触部分とを含み、磁気回路部分はコイルアセンブリと、アーマチュアアセンブリとを含み、コイルアセンブリはアーマチュアアセンブリを駆動して移動させ、アーマチュアアセンブリがプッシュロッドアセンブリを介して接触部分の接点を駆動して閉鎖または切断する。
【0004】
しかし、従来技術において通電されたコイルアセンブリによって発生する磁気駆動力の利用率は高くなく、異なる接触状況に対して区別して処理することができない。
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施例は、従来技術に存在するコイルアセンブリの磁気駆動力の利用率が高くないという課題を解決するリレーを提供する。
【0006】
本発明の実施例のリレーは、ベースと、接触部分と、プッシュロッドアセンブリと、磁気回路部分とを含み、
前記接触部分は、前記ベースに設けられ、2組の可動接触子部分を含み、各組の上記可動接触子部分は、可動接触片と、可動接点ユニットと、固定接点ユニットとを含み、上記可動接点ユニットは上記可動接触片に設けられ、上記接触部分の2つの上記可動接点ユニットは、それぞれ2つの上記固定接点ユニットに対応し、ここで、2つの上記可動接触片の剛性は異なり、
前記プッシュロッドアセンブリは、第1のプッシュロッドと第2のプッシュロッドとを含み、上記第1のプッシュロッドと上記第2のプッシュロッドは、それぞれ2つの上記可動接触片に接続され、
前記磁気回路部分は、上記ベースに設けられ、上記第1のプッシュロッドと上記第2のプッシュロッドとを反対方向に移動するように駆動するのに用いられ、2つの上記可動接触片がお互いに接近または離間するように駆動し、上記固定接点ユニットと上記可動接点ユニットとの接触または分離を実現する。
【0007】
本発明のいくつかの実施形態によれば、上記接触部分が切断状態にある場合、ここで一方の組の対応する上記可動接点ユニットと上記固定接点ユニットとの間の接点ギャップは、他方の組の対応する上記可動接点ユニットと上記固定接点ユニットとの間の接点ギャップより小さく、接点ギャップが小さい一方の組の上記可動接点ユニットと上記固定接点ユニットは、耐アーク端接点として定義され、接点ギャップが大きい他方の組の上記可動接点ユニットと上記固定接点ユニットは、キャリア端接点として定義され、
上記キャリア端接点と対応する上記可動接点ユニットの上記可動接触片は、第1の可動接触片として定義され、上記耐アーク端接点と対応する上記可動接点ユニットの上記可動接触片は、第2の可動接触片として定義され、上記第1のプッシュロッドは上記第1の可動接触片と接続され、上記第2のプッシュロッドは上記第2の可動接触片と接続され、
上記第1の可動接触片の剛性は、上記第2の可動接触片の剛性より小さい。
【0008】
本発明のいくつかの実施形態によれば、上記第1の可動接触片の厚さは、上記第2の可動接触片の厚さより小さい。
【0009】
本発明のいくつかの実施形態によれば、上記第1の可動接触片と上記第2の可動接触片とは、何れも積層された複数のサブ接触片を含み、
上記第1の可動接触片の上記サブ接触片の数量は、上記第2の可動接触片の上記サブ接触片の数量より少ない。
【0010】
本発明のいくつかの実施形態によれば、上記可動接点ユニットは、1つまたは複数の可動接点を含み、上記固定接点ユニットは、1つまたは複数の固定接点を含み、対応する上記可動接点と上記固定接点は、接点組を形成し、上記耐アーク端接点は、1つまたは複数の上記接点組を含み、上記キャリア端接点は、1つまたは複数の上記接点組を含み、
上記耐アーク端接点の接点組の数量は、上記キャリア端接点の接点組の数量より少ないまたは等しい。
(【0011】以降は省略されています)

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