TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024165076
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023080917
出願日
2023-05-16
発明の名称
コネクタ
出願人
日本圧着端子製造株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
13/42 20060101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コネクタの高さを低くして低背化を図れるとともに、コンタクトをリテーナによって容易に且つより確実に安定して係止することができるコネクタを提供する。
【解決手段】コンタクト11は、心線101とその周囲の被覆102を有する電線100の端部100aに圧着される。ハウジング12は、コンタクト11が挿入されてコンタクト11を保持する。リテーナ13は、ハウジング12に取り付けられ、ハウジング12に挿入されたコンタクト11と係止する。コンタクト11には、心線圧着部15と、心線圧着部15と一体に設けられる被覆圧着部16と、被覆圧着部16の端部から突出して延びる突出部17と、が設けられる。突出部17は、電線100の径方向外側に向かって出っ張るように形成された部分を有し、リテーナ13は、ハウジング12に取り付けられた状態で、コンタクト11の突出部17と当接してコンタクト11と係止する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
心線と心線の周囲を覆う被覆とを有する電線の端部に対して圧着されるコンタクトと、
前記コンタクトが挿入され、挿入された前記コンタクトを保持するハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられ、前記ハウジングに挿入された前記コンタクトと係止するリテーナと、を備え、
前記コンタクトには、前記電線の端部における前記心線に圧着される心線圧着部と、前記心線圧着部と一体に設けられて前記電線の端部における前記被覆に圧着される被覆圧着部と、前記被覆圧着部の端部から突出して延びる突出部と、が設けられ、
前記突出部は、前記電線の径方向外側に向かって出っ張るように形成された部分を有し、
前記リテーナは、前記ハウジングに取り付けられた状態で、前記コンタクトの前記突出部と当接して前記コンタクトと係止することを特徴とする、コネクタ。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記突出部は、前記被覆圧着部から片持ち状に延びるように設けられているとともに、前記被覆圧着部が圧着される前記電線の前記被覆の外側に向かって広がって延びるように設けられていることを特徴とする、コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記突出部は、前記被覆圧着部から段差状に延びるように設けられているとともに、前記被覆圧着部が圧着される前記電線の前記被覆の外側に向かって広がって延びるように設けられていることを特徴とする、コネクタ。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記リテーナには、前記コンタクトの前記突出部と当接する当接部と、前記当接部から突出する凸部とが設けられ、
前記凸部は、前記ハウジングにおいて前記コンタクトが挿入されるコンタクト挿入孔の縁部に嵌り込むように設けられていることを特徴とする、コネクタ。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記コンタクトは複数設けられ、
複数の前記コンタクトは、前記ハウジングの高さ方向に2列に並ぶとともに前記ハウジングの幅方向に沿って並んだ状態で前記ハウジングに保持され、
前記突出部は、前記コンタクトが前記ハウジングに保持された状態で前記ハウジングの高さ方向の両側におけるいずれか一方側で前記被覆圧着部から突出するように設けられ、
前記リテーナは、1つ設けられ、
1つの前記リテーナは、前記ハウジングの高さ方向に2列に並んで前記ハウジングに保持された複数の前記コンタクトの前記突出部と当接することを特徴とする、コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線の端部に対して圧着されるコンタクトと、コンタクトが挿入されるとともに挿入されたコンタクトを保持するハウジングと、ハウジングに取り付けられてハウジングに挿入されたコンタクトと係止するリテーナと、を備えたコネクタに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、心線と心線の周囲を覆う被覆とを有する電線の端部に対して圧着されるコンタクトと、コンタクトが挿入されるとともに挿入されたコンタクトを保持するハウジングと、ハウジングに取り付けられてハウジングに挿入されたコンタクトと係止するリテーナと、を備えたコネクタが用いられている。ハウジングに取り付けられたリテーナがハウジングに挿入されたコンタクトと係止することで、コンタクトがハウジングから脱落してしまうことが防止される。このようなコネクタとして、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
【0003】
特許文献1においては、第1の絶縁ハウジング1と、第1の絶縁ハウジング1に挿入されて保持されるコンタクトとして設けられる端子3と、リテーナとして設けられる端子固定部5とを備えたコネクタが開示されている。
【0004】
特許文献1に開示されたコネクタにおいて、端子3は、心線とその心線の周囲を覆う被覆とを有する電線であるワイヤ7の端部に対して圧着される。端子3には、ワイヤ7の端部における被覆に圧着されるワイヤ接続部分36と、ワイヤ7の端部における心線に圧着される心線圧着部とが設けられている。さらに、端子3には、心線圧着部を介してワイヤ圧着部36の反対側である先端側において、接続相手となる端子4に対して嵌合によって接続される嵌合部分32が設けられている。端子3は、第1の絶縁ハウジング1における端子3が挿入される挿入孔の奥側にまで嵌合部分32が挿入された状態で、第1の絶縁ハウジング1に保持される。
【0005】
また、特許文献1のコネクタにおいて、リテーナとしての端子固定部5は、第1の絶縁ハウジング1に取り付けられ、第1の絶縁ハウジング1の挿入孔に挿入された端子3と係止するように構成されている。そして、端子3には、相手側の端子4に嵌合により接続される嵌合部分32と、ワイヤ7の端部における心線に圧着される心線圧着部との間において、端子固定部5と係止する部分として、止め部分34が設けられている。端子3が第1の絶縁ハウジング1の挿入孔に挿入される際には、止め部分34は、嵌合部分32とともに、第1の絶縁ハウジング1の挿入孔の奥側まで挿入される。また、端子固定部5には、端子固定部5が第1の絶縁ハウジング1に取り付けられた際に第1の絶縁ハウジング1における端子3の挿入孔に対して挿入されて第1の絶縁ハウジング1の挿入孔の内側で延びる固定シート体52が設けられている。固定端子部5が第1の絶縁ハウジング1に取り付けられた状態では、第1の絶縁ハウジング1の挿入孔に挿入された端子3の止め部分34が、第1の絶縁ハウジング1の挿入孔の内側で延びる端子固定部5の固定シート体52の前端と係止する。端子固定部5の固定シート体52が第1の絶縁ハウジング1の挿入孔の内側で端子3の止め部分34と係止することにより、端子3が第1の絶縁ハウジング1から脱落してしまうことが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7123095号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示されたコネクタにおいては、リテーナとしての端子固定部5の固定シート体52が、第1の絶縁ハウジング1の挿入孔の内側で延びて、第1の絶縁ハウジング1の挿入孔に挿入された端子3の止め部分34と係止する。このため、第1の絶縁ハウジング1の挿入孔の内側には、端子3の止め部分34を設けるスペースと、端子固定部5の固定シート体52が延びて端子3の止め部分34と当接するスペースとが必要となる。これにより、第1の絶縁ハウジング1の高さ方向の寸法が大きくなってしまい、特許文献1のコネクタの高さを低くして低背化を図ることが難しいという問題がある。
【0008】
上記の問題を解決してコネクタの低背化を図るためには、端子3において止め部分34を設けず、更に、端子3と係止するリテーナとしての端子固定部5に第1の絶縁ハウジング1の挿入孔の内側で延びる固定シート体52を設けない構造によって、端子3を端子固定部5で係止できる構造を実現することが求められる。このような構造として、端子3に対して、リテーナとしての端子固定部5が、ワイヤ7の端部における被覆に圧着される端子3のワイヤ圧着部分36の端部において係止する構造が考えられる。
【0009】
しかし、リテーナとしての端子固定部5が、端子3に対して、ワイヤ7の端部の被覆に圧着されるワイヤ圧着部分36の端部において係止する構造となると、端子固定部5とワイヤ圧着部分36とが係止する面積が小さくなってしまうという問題がある。このため、コンタクトとしての端子3とリテーナとしての端子固定部5とが係止し難くなり、安定して係止させることが難しいという問題がある。また、端子3のワイヤ圧着部分36とワイヤ7の端部の被覆との圧着状態に影響されて、或いは、第1の絶縁ハウジング1の挿入孔内での端子3のガタつきによって、コンタクトとしての端子3とリテーナとしての端子固定部5とを安定して係止させることが難しいという問題もある。また、ワイヤ7の被覆の厚みサイズによっては、ワイヤ圧着部分36がワイヤ7の被覆にめり込み、端子固定部5とワイヤ圧着部分36とが係止できなくなってしまうという問題がある。したがって、コネクタの高さを低くして低背化を図る構造を実現するにあたっては、コンタクトをリテーナによって容易に且つより確実に安定して係止することができることが求められる。
【0010】
本発明は、上記実情に鑑みることにより、コネクタの高さを低くして低背化を図ることができるとともに、コンタクトをリテーナによって容易に且つより確実に安定して係止することができる、コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
複円環アレーアンテナ
1か月前
個人
接触式電気的導通端子
17日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
24日前
オムロン株式会社
入力装置
1か月前
株式会社ADEKA
全固体二次電池
9日前
オムロン株式会社
電磁継電器
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
9日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
個人
安全プラグ安全ソケット
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
25日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社村田製作所
磁性部品
1か月前
桑野工業株式会社
同軸プラグ
2日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
23日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
23日前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
マクセル株式会社
配列用マスク
23日前
マクセル株式会社
配列用マスク
23日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
9日前
古河電池株式会社
非水電解質二次電池
1か月前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
3日前
株式会社ダイヘン
開閉器
23日前
三菱電機株式会社
端子構造
23日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
10日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
1か月前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
3日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
23日前
ヒューグル開発株式会社
拡張装置
23日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
アスザック株式会社
搬送用ハンド
17日前
ローム株式会社
半導体装置
23日前
続きを見る
他の特許を見る