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公開番号
2024166178
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024080671
出願日
2024-05-17
発明の名称
接触部分およびリレー
出願人
シァメン ホンファ エレクトリック パワー コントロールズ カンパニー リミテッド
,
Xiamen Hongfa Electric Power Controls Co., Ltd.
代理人
個人
,
個人
主分類
H01H
50/56 20060101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】従来技術の多接点設計に比べて、接触部分の接点パラメータの制御が容易であり、加工が簡単であり、生産効率の向上に有利であるリレーを提供する。
【解決手段】本発明は、接触部分およびリレーを開示し、接触部分は、2組の可動接触子部分を含み、各組の可動接触子部分は、可動接触片、可動接点ユニットおよび固定接点ユニットを含み、可動接点ユニットは、可動接触片に設けられており、接触部分の2つの可動接点ユニットは、それぞれ2つの固定接点ユニットに対応する。接触部分がオフ状態にあるときに、一方の組の対応する可動接点ユニットと固定接点ユニットとの間の接点ギャップは、他方の組の対応する可動接点ユニットと固定接点ユニットとの間の接点ギャップよりも小さい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
リレーに適用される接触部分であって、
当該接触部分は、2組の可動接触子部分を含み、各組の前記可動接触子部分は、可動接触片、可動接点ユニットおよび固定接点ユニットを含み、
前記可動接点ユニットは、前記可動接触片に設けられており、前記接触部分の2つの前記可動接点ユニットは、それぞれ2つの前記固定接点ユニットに対応し、
前記接触部分がオフ状態にあるときに、一方の組の対応する前記可動接点ユニットと前記固定接点ユニットとの間の接点ギャップは、他方の組の対応する前記可動接点ユニットと前記固定接点ユニットとの間の接点ギャップよりも小さい、
接触部分。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
各組の前記可動接触子部分は、可動接触子引出片をさらに含み、前記可動接触子引出片は、前記可動接触片に接続され、前記固定接点ユニットは、前記可動接触片および/または前記可動接触子引出片に設けられる、
請求項1に記載の接触部分。
【請求項3】
各組の前記可動接触子部分において、前記固定接点ユニットは、前記可動接触片と前記可動接触子引出片との接続箇所に設けられている、
請求項2に記載の接触部分。
【請求項4】
前記可動接触片は、長さ方向において対向配置された第1の端と第2の端とを有し、前記可動接点ユニットは、前記第1の端に設けられ、前記固定接点ユニットは、前記第2の端に設けられ、
当該接触部分において、2つの対の前記可動接点ユニットと前記固定接点ユニットが接触して並列回路構造を形成するように、2つの前記可動接触片は平行に設けられ、一方の前記可動接触片の前記第1の端に位置する前記可動接点ユニットは、他方の前記可動接触片の前記第2の端に位置する前記固定接点ユニットに対応する、
請求項1に記載の接触部分。
【請求項5】
接点ギャップが小さい一方の組の前記可動接点ユニットおよび前記固定接点ユニットを耐アーク端接点として定義し、接点ギャップが大きい他方の組の前記可動接点ユニットおよび前記固定接点ユニットをキャリア端接点として定義し、
前記可動接点ユニットは1つ以上の可動接点を含み、前記固定接点ユニットは1つ以上の固定接点を含み、対応する前記可動接点と前記固定接点は接点組を形成し、前記耐アーク端接点は1つ以上の前記接点組を含み、前記キャリア端接点は1つ以上の前記接点組を含み、
前記耐アーク端接点の接点組の数は、前記キャリア端接点の接点組の数以下である、
請求項1に記載の接触部分。
【請求項6】
前記耐アーク端接点は、1組または2組の前記接点組を含み、
前記キャリア端接点は、2組または3組の前記接点組を含む、
請求項5に記載の接触部分。
【請求項7】
前記耐アーク端接点は、2組の前記接点組を含み、2組の前記接点組は、前記可動接触片の幅方向に沿って並べて配置され、
前記キャリア端接点は、2組または3組の前記接点組を含み、2組または3組の前記接点組は、前記可動接触片の幅方向に沿って並べて配置されている、
請求項5に記載の接触部分。
【請求項8】
前記可動接触片の幅方向に沿って、隣り合う2つの前記可動接点の間に位置する前記可動接触片の部分には、スリットが設けられている、
請求項5に記載の接触部分。
【請求項9】
前記可動接触片の長さ方向に沿って、前記スリットは、一端が前記可動接触片の端面を貫通し、他端が前記可動接触片の前記固定接点まで延びている、
請求項8に記載の接触部分。
【請求項10】
前記可動接触片は、積層された複数のサブ接触片を含む、
請求項1に記載の接触部分。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子制御デバイスの技術分野に関し、特に接触部分およびこの接触部分を含むリレーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
リレーは、電子制御デバイスであり、(入力回路とも呼ばれる)制御システム及び(出力回路とも呼ばれる)被制御システムを有し、通常は自動制御回路に応用される。リレーは、実際には小さな電流で大きな電流を制御する「自動スイッチ」である。そのため、回路では自動調整、安全保護、変換回路などの役割を果たしている。
【0003】
リレーにおいて、可動接触子は温度が上昇しやすい部品である。従来技術では、リレーの温度上昇を低減するために、多接点組を有する可動接触子が設計されている。しかし、接点組の増加は接点パラメータの制御に影響を及ぼし、生産製造が困難になり、生産効率が低下する。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施例は、接点パラメータの制御が影響を受け、生産製造が困難である従来技術に存在する問題を解決するための接触部分およびリレーを提供する。
【0005】
本発明の実施例の接触部分はリレーに適用され、前記接触部分は、2組の可動接触子部分を含み、各組の前記可動接触子部分は、可動接触片、可動接点ユニットおよび固定接点ユニットを含み、前記可動接点ユニットは、前記可動接触片に設けられており、前記接触部分の2つの前記可動接点ユニットは、それぞれ2つの前記固定接点ユニットに対応し、
前記接触部分がオフ状態にあるときに、一方の組の対応する前記可動接点ユニットと前記固定接点ユニットとの間の接点ギャップは、他方の組の対応する前記可動接点ユニットと前記固定接点ユニットとの間の接点ギャップよりも小さい。
【0006】
本発明のいくつかの実施形態によれば、各組の前記可動接触子部分は、可動接触子引出片をさらに含み、前記可動接触子引出片は、前記可動接触片に接続され、前記固定接点ユニットは、前記可動接触片および/または前記可動接触子引出片に設けられる。
【0007】
本発明のいくつかの実施形態によれば、各組の前記可動接触子部分において、前記固定接点ユニットは、前記可動接触片と前記可動接触子引出片との接続箇所に設けられている。
【0008】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記可動接触片は、長さ方向において対向配置された第1の端と第2の端とを有し、前記可動接点ユニットは、前記第1の端に設けられ、前記固定接点ユニットは、前記第2の端に設けられ、
前記接触部分において、2つの対の前記可動接点ユニットと前記固定接点ユニットが接触して並列回路構造を形成するように、2つの前記可動接触片は平行に設けられており、一方の前記可動接触片の前記第1の端に位置する前記可動接点ユニットは、他方の前記可動接触片の前記第2の端に位置する前記固定接点ユニットに対応する。
【0009】
本発明のいくつかの実施形態によれば、接点ギャップが小さい一方の組の前記可動接点ユニットおよび前記固定接点ユニットを耐アーク端接点として定義し、接点ギャップが大きい他方の組の前記可動接点ユニットおよび前記固定接点ユニットをキャリア端接点として定義し、
前記可動接点ユニットは1つ以上の可動接点を含み、前記固定接点ユニットは1つ以上の固定接点を含み、対応する前記可動接点と前記固定接点は接点組を形成し、前記耐アーク端接点は1つ以上の前記接点組を含み、前記キャリア端接点は1つ以上の前記接点組を含み、
前記耐アーク端接点の接点組の数は、前記キャリア端接点の接点組の数以下である。
【0010】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記耐アーク端接点は、1組または2組の前記接点組を含み、
前記キャリア端接点は、2組または3組の前記接点組を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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