TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024162298
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077670
出願日2023-05-10
発明の名称電磁アクチュエータ
出願人株式会社ミクニ
代理人個人
主分類H01F 7/128 20060101AFI20241114BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】構造の簡素化、低コスト化、部品点数の削減を図りつつ、削り屑等の異物の侵入を防止して、可動子の円滑な動作を保証し得る電磁アクチュエータを提供する。
【解決手段】所定の軸線Sに沿って往復動する可動子80と、可動子を軸線の方向に往復動自在に収容する固定子20と、固定子の周りに配置されると共に励磁用のコイル40が巻回されたボビン30と、ボビンと固定子の間に介在する第1環状シール部材Sr1を備え、ボビン30は、固定子を通す貫通孔hと、貫通孔の端部開口寄りにおいて内壁面33aから突出して形成された突出部35を含み、固定子20は、内壁面33a及び突出部35と非接触にて貫通孔hに挿入可能に形成されると共に突出部から外れた領域において内壁面と対向する外周面23と、突出部に嵌合される外周嵌合部24を含み、第1環状シール部材Sr1は、貫通孔h内において外周面23の領域に配置されている。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
所定の軸線に沿って往復動する可動子と、
前記可動子を前記軸線の方向に往復動自在に収容する固定子と、
前記固定子の周りに配置されると共に励磁用のコイルが巻回されたボビンと、
前記ボビンと前記固定子の間に介在する第1環状シール部材と、を備え、
前記ボビンは、前記固定子を通す貫通孔と、前記貫通孔の端部開口寄りにおいて内壁面から突出して形成された突出部を含み、
前記固定子は、前記内壁面及び前記突出部と非接触にて前記貫通孔に挿入可能に形成されると共に前記突出部から外れた領域において前記内壁面と対向する外周面と、前記突出部に嵌合される外周嵌合部を含み、
前記第1環状シール部材は、前記貫通孔内において、前記外周面の領域に配置されている、
ことを特徴とする電磁アクチュエータ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記固定子は、前記第1環状シール部材を嵌め込むべく、前記外周面の領域に形成された環状溝を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項3】
前記突出部は、前記固定子を前記軸線上に位置決めする位置決め部である、
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項4】
前記固定子は、前記軸線の方向に離隔して配置された第1固定子及び第2固定子を含み、
前記第1環状シール部材は、前記第2固定子と前記ボビンの間に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項5】
前記ボビンには、前記コイルを覆うように形成されると共に前記コイルの端部に接続された端子を囲繞するコネクタ部を含む外側カバー部材が設けられている、
ことを特徴とする請求項4に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項6】
前記第1固定子と前記外側カバー部材の間に第2環状シール部材が配置されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項7】
前記ボビンは、前記軸線の方向において前記貫通孔の一端側開口寄りに形成されて前記第1固定子を前記軸線上に位置決めする第1位置決め部と、前記軸線の方向において前記貫通孔の他端側開口寄りに形成されて前記第2固定子を前記軸線上に位置決めする第2位置決め部を含み、
前記突出部は、前記第2位置決め部である、
ことを特徴とする請求項4ないし6いずれか一つに記載の電磁アクチュエータ。
【請求項8】
前記貫通孔は、前記軸線を中心とする第1貫通孔と、前記軸線の方向において前記第1貫通孔に隣接する共に前記第1貫通孔よりも小径の第2貫通孔を含み、
前記第1位置決め部は、前記第1貫通孔の領域に形成され、
前記第2位置決め部は、前記第2貫通孔の領域に形成され、
前記第1環状シール部材は、前記第2位置決め部よりも奥側において前記第2貫通孔内に配置されている、
ことを特徴とする請求項7に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項9】
前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部のそれぞれは、前記貫通孔の内壁面から突出して前記軸線の方向に伸長する複数の突条部を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項10】
前記第1固定子は、前記可動子を受け入れる内周面を画定する円筒部と、前記円筒部の一端側を閉塞すると共に前記可動子の休止位置を規定する底壁部を含み、
前記第2固定子は、前記可動子を受け入れると共にその先端において前記可動子を露出させる挿通孔を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の電磁アクチュエータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ソレノイドの電磁力を駆動力とする電磁アクチュエータに関し、特に、可動子を往復動自在に収容する円筒状の固定子(インナーヨーク)を備えた電磁アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電磁アクチュエータとしては、所定の軸線方向に往復動するプランジャ(可動子)と、プランジャに固定されたシャフトピンと、プランジャを往復動自在に収容すると共に磁路を形成する二つの部材からなるインナーヨークとしての第1のコア部(第1固定子)及び第2のコア部(第2固定子)と、第1のコア部と第2のコア部の位置決め(軸心合わせ)を行う円筒状をなす樹脂製のカラーと、インナーヨーク及びカラーの周りに配置されたボビンと、ボビンに巻回された励磁用のコイルと、磁路を形成するアウターヨークとしてのケースと、ボビンとケースの間に配置された二つのシール部材と、を備えた電磁ソレノイドが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
上記の電磁アクチュエータにおいて、シール部材は、プランジャの往復動方向におけるボビンの両端面において、ボビンとケースの間に介在してシール機能を及ぼすだけのものである。また、第1のコア部と第2コア部をカラーに圧入して位置決めを行う場合、第1コア部及び第2コア部の外壁面がカラーの内壁面を押圧しながら挿入される。したがって、第1コア部及び第2コア部の外壁面やカラーの内壁面に付着した粉塵やカラーの内壁面が削られて生じた削り屑等の異物が、プランジャ及びシャフトピンの移動空間内に入り込んで噛み込みを生じ、作動不良を招く虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7031171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、低コスト化、部品点数の削減等図りつつ、異物の侵入を防止して、可動子の円滑な動作を保証し得る電磁アクチュエータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電磁アクチュエータは、所定の軸線に沿って往復動する可動子と、可動子を軸線の方向に往復動自在に収容する固定子と、固定子の周りに配置されると共に励磁用のコイルが巻回されたボビンと、ボビンと固定子の間に介在する第1環状シール部材を備え、ボビンは、固定子を通す貫通孔と、貫通孔の端部開口寄りにおいて内壁面から突出して形成された突出部を含み、固定子は、ボビンの内壁面及び突出部と非接触にて貫通孔に挿入可能に形成されると共に突出部から外れた領域において内壁面と対向する外周面と、突出部に嵌合される外周嵌合部を含み、第1環状シール部材は、貫通孔内において外周面の領域に配置されている、構成となっている。
【0007】
上記電磁アクチュエータにおいて、固定子は、第1環状シール部材を嵌め込むべく、外周面の領域に形成された環状溝を含む、構成を採用してもよい。
【0008】
上記電磁アクチュエータにおいて、突出部は、固定子を軸線上に位置決めする位置決め部である、構成を採用してもよい。
【0009】
上記電磁アクチュエータにおいて、固定子は、軸線の方向に離隔して配置された第1固定子及び第2固定子を含み、第1環状シール部材は、第2固定子とボビンの間に配置されている、構成を採用してもよい。
【0010】
上記電磁アクチュエータにおいて、ボビンには、コイルを覆うように形成されると共にコイルの端部に接続された端子を囲繞するコネクタ部を含む外側カバー部材が設けられている、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社ミクニ
電磁アクチュエータ
2日前
株式会社ミクニ
電磁アクチュエータ
2日前
株式会社ミクニ
電磁アクチュエータ
2日前
株式会社ミクニ
電磁アクチュエータ
2日前
株式会社ミクニ
エンジンのスロットル装置
25日前
株式会社ミクニ
吸気マニホールド及び船外機
1か月前
個人
接触式電気的導通端子
9日前
個人
複円環アレーアンテナ
24日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
16日前
オムロン株式会社
入力装置
24日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
29日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
15日前
株式会社村田製作所
磁性部品
1か月前
株式会社ADEKA
全固体二次電池
1日前
個人
安全プラグ安全ソケット
11日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
17日前
オムロン株式会社
電磁継電器
23日前
株式会社ダイヘン
開閉器
15日前
TDK株式会社
電子部品
23日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
1日前
マクセル株式会社
配列用マスク
15日前
マクセル株式会社
配列用マスク
15日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
23日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
15日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
24日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
23日前
ローム株式会社
半導体装置
15日前
アスザック株式会社
搬送用ハンド
9日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
三菱電機株式会社
端子構造
15日前
続きを見る