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公開番号2024166155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024079578
出願日2024-05-15
発明の名称色材添加機構及びガラス管生産機器
出願人湖南旗濱医薬材料科技有限公司
代理人弁理士法人白坂
主分類C03B 17/04 20060101AFI20241121BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】部分着色のガラス管、例えば有色環ガラス管、有色点ガラス管等を生産可能なガラス色材添加機構、及び前記ガラス色材添加機構を備えるガラス管生産機器を提供する。
【解決手段】環状軌道100及び環状軌道に可動的連結される複数の材料吐出ユニット200を備え、環状軌道の内部には、ガラス管が挿通可能であり、材料吐出ユニットには、ノズル及び遮流板が設けられ、遮流板は、ノズルのノズル口を塞いだり開いたりするように伸縮運動することができ、遮流板は、ノズルのノズル口から離れる過程においてノズルのエッジに位置する凝固状態のガラススラグを引っ張ってノズルの通路を開くことができ、環状軌道の第1側又は第2側の隣接する材料吐出ユニットは、環方向に沿って合併可能であり、環状軌道の両側の対向する2つの材料吐出ユニットは、軸線方向に沿って合併可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
環状軌道(100)及び前記環状軌道(100)に可動的連結される複数の材料吐出ユニット(200)を備え、
前記環状軌道(100)の内部には、ガラス管が挿通可能であり、
前記環状軌道(100)の両側をそれぞれ第1側及び第2側とし、前記第1側及び前記第2側のいずれにも、複数の前記材料吐出ユニット(200)が設けられ、
前記材料吐出ユニット(200)には、ノズル(210)及び遮流板(220)が設けられ、前記遮流板(220)は、前記ノズル(210)のノズル口を塞いだり開いたりするように伸縮運動することができ、前記遮流板(220)は、前記ノズル(210)のノズル口から離れる過程において前記ノズル(210)のエッジに位置する凝固状態のガラススラグを引っ張って前記ノズル(210)の通路を開くことができ、
前記環状軌道(100)の第1側又は第2側の隣接する材料吐出ユニット(200)は、環方向に沿って合併可能であり、
前記環状軌道(100)の両側の対向する2つの材料吐出ユニット(200)は、軸線方向に沿って合併可能である、
ことを特徴とする色材添加機構。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記遮流板(220)は、連結部(221)及び伸出部(222)を備え、前記伸出部(222)は、前記連結部(221)よりも突出し、前記連結部(221)は、第1モータ(230)のモータ軸に連結され、前記第1モータ(230)の軸線方向は、前記ノズル(210)の材料吐出方向に垂直であり、前記伸出部(222)は、前記ノズル(210)の外壁に密着する、
ことを特徴とする請求項1に記載の色材添加機構。
【請求項3】
前記材料吐出ユニット(200)の内部には、第2モータ(240)が設けられ、前記第2モータ(240)の出力軸は、前記ノズル(210)の材料吐出方向に平行であり、前記第2モータ(240)の出力軸には、歯車が連結され、前記環状軌道(100)には、噛合歯が設けられ、前記歯車は、前記噛合歯に噛合される、
ことを特徴とする請求項2に記載の色材添加機構。
【請求項4】
前記材料吐出ユニット(200)の頂部には、環方向固定部(250)が設けられ、前記環方向固定部(250)は、前記材料吐出ユニット(200)の頂部に設けられる複数の固定点位置(251)を備え、環方向に隣接する前記材料吐出ユニット(200)の間は、係止材(252)を介して隣接する2つの材料吐出ユニット(200)の固定点位置(251)をそれぞれ連結して2つの前記材料吐出ユニットを係止固定する(200)、
ことを特徴とする請求項3に記載の色材添加機構。
【請求項5】
前記固定点位置(251)は、少なくとも4つ設けられ、4つの前記固定点位置(251)は、ほぼ矩形形態で前記材料吐出ユニット(200)の頂部に布置される、
ことを特徴とする請求項4に記載の色材添加機構。
【請求項6】
前記材料吐出ユニット(200)には、縦方向固定部(260)がさらに設けられ、前記縦方向固定部(260)は、環方向軌道の径方向に沿って前記材料吐出ユニット(200)の両端に設けられ、
前記縦方向固定部(260)は、縦方向に配列されるその1つの材料吐出ユニット(200)に設けられるラッチ材(261)及び別の1つの材料吐出ユニット(200)に設けられるソケット(262)を備え、縦方向に配列される2つの材料吐出ユニット(200)は、ラッチソケット(262)が互いに嵌合する形態で固定される、
ことを特徴とする請求項5に記載の色材添加機構。
【請求項7】
前記材料吐出ユニット(200)の底部には、中空部が設けられ、2つの前記材料吐出ユニット(200)の中空部は互いに接合し前記環状軌道(100)が通過する空間を形成する、
ことを特徴とする請求項6に記載の色材添加機構。
【請求項8】
横方向移動部(300)をさらに備え、前記横方向移動部(300)は、前記環状軌道(100)の外部に設けられる環状移動材(310)を備え、前記材料吐出ユニット(200)と前記環状移動材(310)とは繋がる、
ことを特徴とする請求項7に記載の色材添加機構。
【請求項9】
前記環状移動材(310)は、リードスクリューモータ(320)に繋がり、リードスクリューの軸線方向は、ガラス管の軸線方向に平行である、
ことを特徴とする請求項8に記載の色材添加機構。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の色材添加機構を備える、
ことを特徴とするガラス管生産機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス管製造の技術分野に関し、特に色材添加機構及びガラス管生産機器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ダンナー法によるガラス管の引抜きは、白金材料路から溶融状態のガラス液を回転管の表面に滴下し、そして回転管により回転されて材料吐出し、パイプラインの後端の牽引力と合わせて、ガラス管を引き抜くようになっている。
【0003】
このようなガラス管引抜き工程は比較的成熟しており、純色透明又は不透明のガラス管の引抜きに適しているが、着色ガラスを生産する場合、白金材料路にしか添加できず、色材が溶融ガラス液とともに回転管に滴下されるため、純色のガラス管の生産にのみ適している。
【0004】
現在のガラス管引抜き工程では、部分着色のガラス管、例えば有色環ガラス管、有色点ガラス管を生産できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来のガラス管生産過程では部分着色のガラス管、例えば有色環ガラス管、有色点ガラス管等を生産できない課題を解決するために、ガラス色材添加機構及びガラス管生産機器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するために、本発明では、環状軌道及び環状軌道に可動的連結される複数の材料吐出ユニットを備え、環状軌道の内部には、ガラス管が挿通可能であり、環状軌道の両側をそれぞれ第1側及び第2側とし、第1側及び第2側のいずれにも、複数の材料吐出ユニットが設けられ、
材料吐出ユニットには、ノズル及び遮流板が設けられ、遮流板は、ノズルのノズル口を塞いだり開いたりするように伸縮運動することができ、遮流板は、ノズルのノズル口から離れる過程においてノズルのエッジに位置する凝固状態のガラススラグを引っ張ってノズルの通路を開くことができ、環状軌道の第1側又は第2側の隣接する材料吐出ユニットは、環方向に沿って合併可能であり、環状軌道の両側の対向する2つの材料吐出ユニットは、軸線方向に沿って合併可能である、色材添加機構の技術方案を提供する。
【0007】
さらに、遮流板は、連結部及び伸出部を備え、伸出部は、連結部よりも突出し、連結部は、第1モータのモータ軸に連結され、第1モータの軸線方向は、ノズルの材料吐出方向に垂直であり、伸出部は、ノズルの外壁に密着する。
【0008】
さらに、材料吐出ユニットの内部には、第2モータが設けられ、第2モータの出力軸は、ノズルの材料吐出方向に平行であり、第2モータの出力軸には、歯車が連結され、環状軌道には、噛合歯が設けられ、歯車は、噛合歯に噛合される。
【0009】
さらに、材料吐出ユニットの頂部には、環方向固定部が設けられ、環方向固定部は、材料吐出ユニットの頂部に設けられる複数の固定点位置を備え、環方向に隣接する材料吐出ユニットの間は、係止材を介して、隣接する2つの材料吐出ユニットの固定点位置をそれぞれ連結して、2つの材料吐出ユニットを係止固定する。
【0010】
さらに、固定点位置は、少なくとも4つ設けられ、4つの固定点位置は、ほぼ矩形形態で材料吐出ユニットの頂部に布置される。
(【0011】以降は省略されています)

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