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公開番号
2024166059
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024004464
出願日
2024-01-16
発明の名称
湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物、接着剤、及び、積層体
出願人
DIC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
18/30 20060101AFI20241121BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 本発明が解決しようとする課題は、生地(特に、撥水性生地)との接着性、及び、風合いに優れる湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物を提供することである。
【解決手段】本発明は、ポリオール(A)、及び、ポリイソシアネート(B)の反応物である、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(i)を含有する湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物であって、前記ポリオール(A)が、3つの水酸基を有する化合物のモノエステル化物(a1)を必須成分として含有することを特徴とする湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物を提供するものである。また、本発明は、前記湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物を含有することを特徴とする接着剤を提供するものである。更に、本発明は、少なくとも、生地(i)、及び、前記湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物の硬化物を有することを特徴とする積層体を提供するものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオール(A)、及び、ポリイソシアネート(B)の反応物である、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(i)を含有する湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物であって、
前記ポリオール(A)が、3つの水酸基を有する化合物のモノエステル化物(a1)を必須成分として含有することを特徴とする湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記モノエステル化物(a1)が、炭素原子数8~22のモノカルボン酸由来の構造を有するものである請求項1記載の湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物。
【請求項3】
前記3つの水酸基を有する化合物が、グリセリン、トリメチロールプロパン、又は、水酸基を3つ有するポリプロピレンポリオールである請求項1記載の湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物。
【請求項4】
前記モノエステル化物(a1)の使用量が、前記ポリオール(A)中0.5~15.0質量%である請求項1記載の湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物。
【請求項5】
前記ポリオール(A)は、更に、ポリエーテルポリオール、及び/又は、ポリエステルポリオールを含有するものである請求項1記載の湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物。
【請求項6】
請求項1記載の湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物を含有することを特徴とする接着剤。
【請求項7】
少なくとも、生地(i)、及び、請求項1記載の湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物の硬化物を有することを特徴とする積層体。
【請求項8】
前記生地(i)が、撥水性生地である請求項7記載の積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物、接着剤、及び、積層体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
透湿性と防水性とを併せ持つ透湿防水機能性衣料は、透湿性フィルムを接着剤で生地に貼り合わせた構成体であり、前記接着剤としては、透湿性フィルムと生地との双方との密着性が良好な点から、ウレタン系接着剤が一般的に使用されている。また、前記ウレタン系接着剤の中でも、昨今の世界的な溶剤排出規制や残留溶剤規制から、無溶剤型である湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物の使用量が徐々に増加しつつある(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
一方、透湿防水機能性生地は撥水性を持たせるために生地に撥水剤を浸漬・乾燥させた撥水生地が用いられており、従来より撥水剤にはフッ素系のものが使用されていた。しかし、世界的なフッ素の使用規制に伴い、C8と呼ばれるフッ素からC6フッ素への切り替えに加え、脱フッ素の動きも加速化しており、C0と呼ばれる長鎖アルキル系のものやシリコン系のものがフッ素代替撥水剤の原料として用いられている。これら撥水剤は低表面エネルギー材料であるため、透湿防水機能性衣料で求められる撥水性を発現しているが、一方で接着剤の接着性阻害を引き起こしている。透湿性フィルムへ接着剤を塗工した後に未撥水生地と貼り合せ、構成体となった後に撥水加工を行う場合は上記の接着性阻害は引き起こされないが、工程増加することに課題を持つ。一方で、撥水性生地を使用する場合はフィルムへの接着剤塗工では貼り合せ時に充分な接着性が発現しないため、接着剤量を増加させる方法が考えられるが、衣料用途であるため風合いに悪影響を及ぼす。また、一般的に撥水性生地へ接着剤を塗工し、透湿性フィルムと張り合わせる製造方法も存在するが、生地への接着剤塗工により接着剤が生地に染み込むことで風合いに悪影響を及ぼす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-202608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、生地(特に、撥水性生地)との接着性、及び、風合いに優れる湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ポリオール(A)、及び、ポリイソシアネート(B)の反応物である、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(i)を含有する湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物であって、前記ポリオール(A)が、3つの水酸基を有する化合物のモノエステル化物(a1)を必須成分として含有することを特徴とする湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物を提供するものである。
【0007】
また、本発明は、前記湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物を含有することを特徴とする接着剤を提供するものである。更に、本発明は、少なくとも、生地(i)、及び、前記湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物の硬化物を有することを特徴とする積層体を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物は、優れた風合いを有するばかりでなく、様々な生地に対する接着性に優れるものであり、撥水性生地に対しても優れた接着性を有するものである。また、前記湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物は、優れたフィルム強度も得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明で用いる湿気硬化型ポリウレタンホットメルト樹脂組成物は、特定の化合物を含むポリオール(A)、及び、ポリイソシアネート(B)の反応物であり、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(i)を含有するものである。
【0010】
前記ポリオール(A)は、優れた生地(特に撥水性生地)への接着性、及び、風合いを得る上で、3つの水酸基を有する化合物のモノエステル化物(a1)を必須成分として含有するものである。疎水性官能基を有する前記モノエステル化物(a1)を前記ウレタンプレポリマー(i)にグラフト化させることで、ポリマー自体がより疎水化することで、低表面エネルギーの被着体に対する表面エネルギーの差が小さくなることで、特に撥水性生地への優れた接着性を発現する。更に、多量の塗布をすることなく優れた接着性が得られるため優れた風合いにも寄与する。
(【0011】以降は省略されています)
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