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公開番号2024165846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082389
出願日2023-05-18
発明の名称サスペンション
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60G 17/015 20060101AFI20241121BHJP(車両一般)
要約【課題】サスペンションの大型化を抑えつつ、車高を調整する際に使用するモータの耐久性を確保する。
【解決手段】車高調整装置6は、一端部がロアアーム5に連結される第1アーム61と、第1アーム61の他端部に連結される回転バー62と、回転バー62に回転トルクTを付与することで第1アーム61を介してロアアーム5に対して回転トルクTの大きさに応じた鉛直下方向の車高調整力FDを付与する駆動ユニット63と、を備える。回転トルクTは、副ばね633の反力FAと、副ばね633の中心軸ADと垂直に交わる垂線L上における副ばね633の中心軸ADから回転バー62までの距離Dと、の積で表される。駆動ユニット63は、モータ631を駆動して副ばね633を揺動させることで距離Dを変化させることができるようにさらに構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体に対して車輪が上下動できるように、車輪を支持するナックルを介して前記車輪を車体に取り付けるロアアームと、
前記ロアアームに取り付けられるショックアブソーバと同軸上に配置されて、車体の荷重を支える主ばねと、
車高調整を行う車高調整装置と、
を備えるサスペンションであって、
前記車高調整装置は、
一端部が前記ロアアームに連結される第1アームと、
前記第1アームの他端部に連結される回転バーと、
前記回転バーに回転トルクを付与することで前記第1アームを介して前記ロアアームに対して前記回転トルクの大きさに応じた鉛直下方向の車高調整力を付与する駆動ユニットと、
を備え、
前記駆動ユニットは、
車体に取り付けられるとともに、前記回転バーと平行に伸びるモータ回転軸を有するモータと、
前記モータ回転軸に固定されて前記モータ回転軸の軸心周りに回転するスプリングホルダと、
前記スプリングホルダに基端側が固定され、中心軸に沿って基端側から先端側に向かう反力を発生させる副ばねと、
前記モータを駆動して前記モータ回転軸を支点として前記副ばねを上下又は左右に揺動させたときに、前記回転バーを回転させることができるように、一端部が前記副ばねの先端側に連結され、他端部が前記回転バーに転結される第2アームと、
を備え、
前記回転トルクは、前記副ばねの反力と、前記副ばねの中心軸と垂直に交わる垂線上における前記副ばねの中心軸から前記回転バーまでの距離と、の積で表され、
前記駆動ユニットは、
前記モータを駆動して前記副ばねを揺動させることで、前記副ばねの中心軸から前記回転バーまでの距離を変化させることができるようにさらに構成される、
サスペンション。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サスペンションに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1には、従来のサスペンションとして、主ばね及び副ばねで車体の荷重を分散して受け止めるようにするとともに、副ばねの荷重分担割合を変更可能にすることで車高調整を行うものが開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Willem-Jan Evers他、「Modeling, Analysis and Control of a Variable Geometry Actuator」、2008 IEEE Intelligent Vehicles Symposium、2008年7月、p.251-256
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した従来のサスペンションは、クランク軸を回転させるなどして副ばねの荷重分担割合を変更していたためにサスペンションの大型化を招くとともに、クランク軸を回転させるためのモータをばね下構造体に取り付けていたためにばね下の振動が緩和されることなく直接的にモータに伝わってモータの耐久性が低くなるという問題点があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、サスペンションの大型化を抑えつつ、車高を調整する際に使用するモータの耐久性を確保することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様によるサスペンションは、車体に対して車輪が上下動できるように車輪を支持するナックルを介して車輪を車体に取り付けるロアアームと、ロアアームに取り付けられるショックアブソーバと同軸上に配置されて車体の荷重を支える主ばねと、主ばねとともに車体の荷重を支える副ばねと、副ばねの荷重分担量を変更して車高調整を行う車高調整装置と、を備える。車高調整装置は、一端部がロアアームに連結される第1アームと、第1アームの他端部に連結される回転バーと、回転バーに回転トルクを付与することで第1アームを介してロアアームに対して回転トルクの大きさに応じた鉛直下方向の車高調整力を付与する駆動ユニットと、を備える。駆動ユニットは、車体に取り付けられるとともに回転バーと平行に伸びるモータ回転軸を有するモータと、モータ回転軸に固定されてモータ回転軸の軸心周りに回転するスプリングホルダと、スプリングホルダに基端側が固定され、中心軸に沿って基端側から先端側に向かう反力を発生させる副ばねと、モータを駆動してモータ回転軸を支点として副ばねを上下又は左右に揺動させたときに、回転バーを回転させることができるように、一端部が副ばねの先端側に連結され、他端部が前記回転バーに転結される第2アームと、を備える。回転トルクは、副ばねの反力と、副ばねの中心軸と垂直に交わる垂線上における副ばねの中心軸から回転バーまでの距離と、の積で表される。駆動ユニットは、モータを駆動して副ばねを揺動させることで、副ばねの中心軸から回転バーまでの距離を変化させることができるようにさらに構成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明のこの態様によれば、サスペンションの大型化を抑えつつ、車高を調整する際に使用するモータの耐久性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態によるサスペンションの概略斜視図である。
オフセットDが図1の状態のサスペンションと、その状態からモータを駆動してオフセットDを略ゼロにした状態のサスペンションと、を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態によるサスペンション100の概略斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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