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公開番号2024165660
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082027
出願日2023-05-18
発明の名称画像形成装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B41J 2/195 20060101AFI20241121BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】下流のヘッドの温度を調整する技術を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、第1ヘッド200Aと、第2ヘッド200Bと、インクタンクから第1ヘッド200Aにインクを供給する第1経路302と、第1ヘッド200Aを経由したインクを第2ヘッド200Bに供給する第2経路306と、第2ヘッド200B内のインクの温度を検出する第1温度検出部330Bと、第2ヘッド200B内のインクの温度が予め決められた温度以上であることに基づいて、第1経路302に流すインクの量を調整する制御部とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1ヘッドと、
第2ヘッドと、
インクタンクから前記第1ヘッドにインクを供給する第1経路と、
前記第1ヘッドを経由した前記インクを前記第2ヘッドに供給する第2経路と、
前記第2ヘッド内のインクの温度を検出する第1温度検出部と、
前記第2ヘッド内のインクの温度が予め決められた温度以上であることに基づいて、前記第1経路に流す前記インクの量を調整する制御部とを備える、画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1ヘッドに流入する前の前記インクの温度を検出する第2温度検出部をさらに備え、
前記第2ヘッド内のインクの温度が前記予め決められた温度以上であることに基づいて、前記第1経路に流す前記インクの量を調整することは、
前記第1温度検出部により検出した第1温度と、前記第2温度検出部により検出した第2温度とを比較することと、
前記第1温度および前記第2温度の差が予め決められた第1温度差以上であることに基づいて、前記第1経路に流す前記インクの量を調整することとを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2経路を流れる前記インクの温度を検出する第3温度検出部をさらに備え、
前記第2ヘッド内のインクの温度が前記予め決められた温度以上であることに基づいて、前記第1経路に流す前記インクの量を調整することは、
前記第1温度検出部により検出した第1温度と、前記第3温度検出部により検出した第3温度とを比較することと、
前記第1温度および前記第3温度の差が予め決められた第2温度差以上であることに基づいて、前記第1経路に流す前記インクの量を調整することとを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1経路に流す前記インクの量を調整することは、前記第1経路に前記インクを流す時間を調整することを含む、請求項1~3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1経路に流す前記インクの量を調整することは、前記第1経路に流す前記インクの流速を調整することを含む、請求項1~3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2ヘッドから印刷に使用されなかった前記インクを回収するための第3経路をさらに備え、
前記第1経路に流す前記インクの量を調整することは、前記第1経路及び前記第3経路の間の前記インクの圧力差を調整することを含む、請求項1~3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1経路に流す前記インクの量を調整することは、
前記第2ヘッド内のインクの温度の変化に基づいて、前記第2ヘッド内のインクの将来の温度を予測することと、
予測された前記第2ヘッド内のインクの将来の温度に基づいて、前記第1経路に流す前記インクの流量を調整することとを含む、請求項1~3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項8】
第1ヘッドと、
第2ヘッドと、
インクタンクから前記第1ヘッドにインクを供給する第1経路と、
前記第1ヘッドを経由した前記インクを前記第2ヘッドに供給する第2経路と、
前記第2ヘッド内のインクの温度を検出する第1温度検出部と、
前記第2経路を流れる前記インクを冷却する温度調整部と、
前記第2ヘッド内のインクの温度が予め決められた温度以上であることに基づいて、前記温度調整部により、前記第2経路を流れる前記インクを冷却する制御部とを備える、画像形成装置。
【請求項9】
前記温度調整部は、ファンを含む、請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記温度調整部は、ペルチェ素子を含む、請求項8に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には、ヘッド内のインクの温度調整技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
いくつかのインクジェットプリンターは、インク循環路によって連結された複数のヘッドを備える。このような構造を持つインクジェットプリンターにおいて、インクは、上流のヘッドを介して、下流のヘッドに供給される。インクは、各ヘッドにおいて加熱される。下流のヘッドに流入するインクは、上流のヘッドで一度加熱されており、上流のヘッドに流入するインクよりも温度が高くなる。その結果、下流のヘッド内のインクの温度が想定よりも高くなりすぎることがある。下流のヘッド内のインクが高温になりすぎると、印刷画像の劣化及びインクジェットプリンターの異常停止等を引き起こす可能性がある。そこで、下流のヘッド内のインクの温度を調整するための技術が必要とされている。
【0003】
ヘッド内のインクの温度調整に関し、例えば、特開2023-000148号公報(特許文献1)は、ヘッド冷却装置を開示している。当該ヘッド冷却装置は、「熱回収部と、放熱器と、給気部と、切替処理部と、を備える。熱回収部は、インクを吐出する記録ヘッドで発生する熱を冷媒にて回収する。放熱器は、冷媒の熱を放熱する。給気部は、放熱器が配置される放熱空間に、外気からなる第1空気と第1空気よりも高温の第2空気とを選択的に供給する。切替処理部は、給気部から放熱空間への空気の供給状態を、切替条件に応じて切り替える」というものである([要約]参照)。
【0004】
また、ヘッドの温度調整に関する他の技術が、例えば、特許文献2~特許文献4に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-000148号公報
特開2021-146545号公報
特開2011-255580号公報
特開2020-179534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1~4に開示された技術は、複数のヘッドがインク経路により直列に接続されている場合に、下流のヘッドの温度を調整するのに適していない。または、特許文献1~4に開示された技術によると、下流のヘッドの温度を調整するために高価な装備を必要とする。したがって、下流のヘッドの温度を調整する別の技術が必要とされている。
【0007】
本開示は、上記のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、下流のヘッドの温度を調整する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ある実施の形態に従うと、画像形成装置が提供される。画像形成装置は、第1ヘッドと、第2ヘッドと、インクタンクから第1ヘッドにインクを供給する第1経路と、第1ヘッドを経由したインクを第2ヘッドに供給する第2経路と、第2ヘッド内のインクの温度を検出する第1温度検出部と、第2ヘッド内のインクの温度が予め決められた温度以上であることに基づいて、第1経路に流すインクの量を調整する制御部とを備える。
【0009】
ある局面において、画像形成装置は、第1ヘッドに流入する前のインクの温度を検出する第2温度検出部をさらに備える。第2ヘッド内のインクの温度が予め決められた温度以上であることに基づいて、第1経路に流すインクの量を調整することは、第1温度検出部により検出した第1温度と、第2温度検出部により検出した第2温度とを比較することと、第1温度および第2温度の差が予め決められた第1温度差以上であることに基づいて、第1経路に流すインクの量を調整することとを含む。
【0010】
ある局面において、画像形成装置は、第2経路を流れるインクの温度を検出する第3温度検出部をさらに備える。第2ヘッド内のインクの温度が予め決められた温度以上であることに基づいて、第1経路に流すインクの量を調整することは、第1温度検出部により検出した第1温度と、第3温度検出部により検出した第3温度とを比較することと、第1温度および第3温度の差が予め決められた第2温度差以上であることに基づいて、第1経路に流すインクの量を調整することとを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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