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公開番号2024165457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081676
出願日2023-05-17
発明の名称塗膜転写具
出願人株式会社トンボ鉛筆
代理人個人,個人,個人
主分類B43L 19/00 20060101AFI20241121BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】小型化されても、成型しやすい塗膜転写具を提供する。
【解決手段】本発明の塗膜転写具1は、供給リール4と、巻取リール5と、供給リール4の回転を巻取リール5に伝達する回転伝達機構10、供給リール4または巻取リール5と同軸の円周に沿って等間隔で複数設けられた係合歯51,72と、係合歯51,72と係合可能である係合爪84,85と、を備え、係合歯51,72または係合爪84,85の一方は、供給リール4または巻取リール5の一方のリールの回転とともに回転可能で、係合歯51,72と係合爪84,85との係合によりリールの一方向または両方向の回転が制止される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部に配置可能な、
転写テープが巻装された供給リールと、
転写後の前記転写テープを巻き取る巻取リールと、
前記供給リールが回転したときに、その回転を前記巻取リールに伝達する回転伝達機構と、
前記供給リールまたは前記巻取リールと同軸の円周に沿って等間隔で複数設けられた係合歯と、
前記係合歯と係合可能である係合爪と、を備え、
前記係合歯または前記係合爪の一方は、前記供給リールまたは前記巻取リールの一方のリールの回転とともに回転可能で、
前記係合歯と前記係合爪との係合により前記リールの一方向または両方向の回転が制止される塗膜転写具であって、
前記係合爪は複数並んで配置される
塗膜転写具。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記係合歯と前記係合爪との係合は、複数並んで配置される前記係合爪のそれぞれの同じ側を向いた側面が前記係合歯と同時に係合することがない、
請求項1に記載の塗膜転写具。
【請求項3】
隣接する前記係合歯の間のピッチは、隣接する前記係合爪の間のピッチよりも長い、
請求項1に記載の塗膜転写具。
【請求項4】
隣接する前記係合歯の間のピッチは、複数並んで配置された前記係合爪のうちの、一方の端に位置する前記係合爪の頂部と他方の端に位置する前記係合爪の頂部との間の距離よりも長い、
請求項1に記載の塗膜転写具。
【請求項5】
前記係合爪は、1本のアームに複数並んで配置される、
請求項1に記載の塗膜転写具。
【請求項6】
前記係合歯は、一方の側面が歯側急斜面で、他方の側面が歯側緩斜面で、
前記係合爪は、前記歯側急斜面と噛み合う側面が爪側急斜面で、前記歯側緩斜面と噛み合う側面が爪側緩斜面で、
前記歯側急斜面と前記爪側急斜面とが当接することにより、前記供給リールまたは前記巻取リールの一方向の回転が制止される
請求項1~5のいずれか1項に記載の塗膜転写具。
【請求項7】
前記歯側急斜面と前記爪側急斜面とが当接することにより、前記供給リールまたは前記巻取リールの正転が制止される、
請求項6に記載の塗膜転写具。
【請求項8】
前記歯側急斜面と前記爪側急斜面とが当接することにより、前記供給リールまたは前記巻取リールの逆転が制止される、
請求項6に記載の塗膜転写具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、貼着用又は修正用等の転写テープの塗膜を被転写面に転写する塗膜転写具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
塗膜転写具として、前端に開口部を有する筐体内に供給リールと巻取リールを配置し、開口部より転写ヘッドを突出させ、供給リールから繰り出した転写テープを転写ヘッドの先端で反転させて巻取リールに巻き取らせる塗膜転写具がある。このような塗膜転写具において、供給リールや巻取リールの回転を制止する回転制止機構が設けられているものがある。このような回転制止機構は、一般的に、円周上に並んだ複数の係合歯と、その係合歯に係合する係合爪とを有し、一方向の相対回転のみ可能な構造を有している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2003-506291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、塗膜転写具が小型化されると、係合歯が形成される円周の径が小さくなる。また、係合歯と係合爪との係合ピッチを小さくしようとすると、係合歯の数が多くなる。そうすると係合歯が小さくなるので、部品の成型性が悪くなる。
【0005】
本発明は、小型化されても、成型しやすい塗膜転写具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、以下のものを提供する。
筐体と、前記筐体の内部に配置可能な、転写テープが巻装された供給リールと、転写後の前記転写テープを巻き取る巻取リールと、前記供給リールが回転したときに、その回転を前記巻取リールに伝達する回転伝達機構と、前記供給リールまたは前記巻取リールと同軸の円周に沿って等間隔で複数設けられた係合歯と、前記係合歯と係合可能である係合爪と、を備え、前記係合歯または前記係合爪の一方は、前記供給リールまたは前記巻取リールの一方のリールの回転とともに回転可能で、前記係合歯と前記係合爪との係合により前記リールの一方向または両方向の回転が制止される塗膜転写具であって、前記係合爪は複数並んで配置される塗膜転写具。
【0007】
前記係合歯と前記係合爪との係合は、複数並んで配置される前記係合爪のそれぞれの同じ側を向いた側面が前記係合歯と同時に係合することがなくてもよい。
【0008】
隣接する前記係合歯の間のピッチは、隣接する前記係合爪の間のピッチより長くてもよい。
【0009】
隣接する前記係合歯の間のピッチは、複数並んで配置された前記係合爪のうちの、一方の端に位置する前記係合爪の頂部と他方の端に位置する前記係合爪の頂部との間の距離より長くてもよい。
【0010】
前記係合爪は、1本のアームに複数並んで配置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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