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公開番号2025104310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2024226539
出願日2024-12-23
発明の名称繰出容器
出願人株式会社トンボ鉛筆
代理人個人,個人,個人
主分類B43M 11/00 20060101AFI20250702BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】断面が非正円形の収容筒部とキャップ体との間の気密性を確保しつつ、小型化可能、且つキャップ体の着脱が容易な繰出容器を提供する。
【解決手段】本発明の繰出容器1は、固形内容物100が収容可能で内側が非正円形の収容筒部11と、収容筒部11に対して軸方向に挿抜可能で、筒部開口部14aを開閉可能なキャップ体20と、収容筒部11又はキャップ体20の一方に環状に沿って設けられ、軸方向に開口した溝部16と、溝部16内に配置されたシール体30と、を備え、キャップ体20が収容筒部11に装着されたときに、シール体30が、収容筒部11又はキャップ体20のいずれか他方に設けられたキャップ当接部21と当接して軸方向に圧縮されることで、キャップ体20と収容筒部11との間の気密が保たれる。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
固形内容物が収容可能で、且つ前記固形内容物が繰り出される筒部開口部が前側に設けられた内側が非正円形の収容筒部と、
前記収容筒部に対して軸方向に挿抜可能で、前記筒部開口部を開閉可能なキャップ体と、
前記収容筒部又は前記キャップ体の一方に環状に設けられ、前記軸方向に開口した溝部と、
前記溝部内に配置されたシール体と、を備え、
前記キャップ体が前記収容筒部に装着されたときに、前記シール体が、前記収容筒部又は前記キャップ体のいずれか他方に設けられた当接部と当接して前記軸方向に圧縮されることで、前記キャップ体と前記収容筒部との間の気密が保たれる、
繰出容器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記シール体は、前記収容筒部又は前記キャップ体の前記他方と当接する当接面以外の略全面が前記溝部内に配置されている、
請求項1に記載の繰出容器。
【請求項3】
前記シール体は、周方向と直交する方向の断面における長手方向が、前記溝部内に配置された状態で圧縮される方向である、
請求項1又は請求項2に記載の繰出容器。
【請求項4】
前記シール体は、圧縮されていない状態で、前記溝部内の前記開口側において、固定されていない、
請求項1又は請求項2に記載の繰出容器。
【請求項5】
前記収容筒部又は前記キャップ体の前記他方は、前記当接部よりも外側において軸方向に突出した突出部を有する、
請求項1又は請求項2に記載の繰出容器。
【請求項6】
前記シール体における、前記当接部と当接する当接面は、前記軸と直交する平面である、
請求項1又は請求項2に記載の繰出容器。
【請求項7】
前記シール体における、前記当接部と当接する当接面は、前記軸と直交する平面に対して、傾斜している、
請求項1又は請求項2に記載の繰出容器。
【請求項8】
前記当接面は、前記シール体の内面に近い側が外面に近い側よりも突出するように傾斜している、
請求項7に記載の繰出容器。
【請求項9】
前記シール体又は前記溝部の底面には、周方向に延び、前記軸方向に突出したリブ部が設けられている、請求項1又は請求項2に記載の繰出容器。
【請求項10】
前記キャップ体のキャップ側面には、キャップ開口部側にキャップ体緩斜面と、逆側にキャップ体急斜面とを有するキャップ側乗上凸部が形成され、
前記収容筒部における、前記キャップ体が装着される際に、前記キャップ側面と対向する筒部側面には、前記筒部開口部側に筒部緩斜面と、逆側に筒部急斜面とを有する筒部側乗上凸部が形成され、
前記キャップ体が前記収容筒部に装着される際に、前記キャップ体緩斜面が前記筒部緩斜面上を滑りつつ前記キャップ体が前記収容筒部に対して前記軸方向に移動し、前記キャップ側乗上凸部が前記筒部側乗上凸部を乗り越えると、前記前記キャップ体急斜面と前記筒部急斜面とが当接する、
請求項1または2に記載の繰出容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繰出容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
筒状の収容部に固形内容物として固形糊が収容され、この固形糊を繰り出して使用する繰出容器がある。固形糊は、乾燥すると固くなって使用できなくなったり、品質が劣化したりするので、キャップ体が装着された状態において繰出容器の内部の気密性が保たれていることが重要である。
【0003】
気密性が保たれたキャップ体の装着方法として、収容部の外周に設けられた凸部をキャップ体が変形しつつ乗り上げる乗り上げ嵌合方式があり、ネジ嵌合方式と比べてキャップ体の着脱が容易であるため、多く用いられる。乗り上げ嵌合方式において収容部及びキャップ体が円筒形状の場合は、キャップ体を収容部に装着する際に、キャップ体が周方向に均等に変形するので、気密性は比較的保ちやすい。
【0004】
一方、例えば角部への塗りやすさなどの観点から、角柱形状の固形糊が望まれる場合もある。固形糊が角柱形状の場合、収容部及びキャップ体も角筒形状とすることが一般的である。また、繰出容器が全体として角柱形状であれば、ペンケース等に入れやすく、また机上でも転がりにくい。
【0005】
しかし、収容部及びキャップ体を角筒形状とすると、収容部に装着する際にキャップ体が周方向に均等に変形せずに、十分な気密性が得られない。
【0006】
このため、例えば特許文献1には、固形糊の断面形状は非円形であるが、キャップ体と収容部との密着部分は円形にする技術が開示されている。しかし、この技術によると、内部に断面四角形の固形糊を収容しつつ、キャップ体との気密部分を円形とすると、繰出容器の断面形状が固形糊の断面形状に比べて大きくなってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特再公表2015/029127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、固形内容物を内部に収容し且つ断面が非正円形の収容筒部とキャップ体とを備え、キャップ体と収容筒部との間の気密性を確保しつつ、小型化可能、且つキャップ体の着脱が容易な繰出容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)上記課題を解決するために本発明は、固形内容物が収容可能で、且つ前記固形内容物が繰り出される筒部開口部が前側に設けられた内側が非正円形の収容筒部と、前記収容筒部に対して軸方向に挿抜可能で、前記筒部開口部を開閉可能なキャップ体と、前記収容筒部又は前記キャップ体の一方に環状に設けられ、前記軸方向に開口した溝部と、前記溝部内に配置されたシール体と、を備え、前記キャップ体が前記収容筒部に装着されたときに、前記シール体が、前記収容筒部又は前記キャップ体のいずれか他方に設けられた当接部と当接して前記軸方向に圧縮されることで、前記キャップ体と前記収容筒部との間の気密が保たれる、繰出容器を提供する。
【0010】
(2)前記シール体は、前記収容筒部又は前記キャップ体の前記他方と当接する当接面以外の略全面が前記溝部内に配置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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