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公開番号2025091964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207542
出願日2023-12-08
発明の名称筆キャップ
出願人個人
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B43K 23/12 20060101AFI20250612BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】化粧ブラシを含む筆における複数の毛が束ねられた穂部に被せられる筆キャップにおいて、よりシンプルな構造にて種々の径の筆に装着可能であり、穂部の周囲の空間を、高過ぎない湿度、かつ、低過ぎない湿度である、適度な湿度の保湿状態にすることができる筆キャップを提供する。
【解決手段】化粧ブラシを含む筆10における複数の毛が束ねられた穂部13に被せられる筆キャップ1であって、所定の径を有するように筒状に重なる渦巻き状に巻回状態とされたシート状弾性部材2と、シート状に形成されてシート状弾性部材2における巻回の内側面に貼り付けられてシート状弾性部材2と一体となって巻回状態とされた保湿部材3、または、袋状に形成されてシート状弾性部材を収容してシート状弾性部材と一体となって巻回状態とされた保湿部材と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
化粧ブラシを含む筆における複数の毛が束ねられた穂部に被せられる筆キャップであって、
所定の径を有するように筒状に重なる渦巻き状に巻回状態とされたシート状弾性部材と、
シート状に形成されているとともに前記シート状弾性部材における巻回の内側面に貼り付けられて前記シート状弾性部材と一体となって前記巻回状態とされた保湿部材、または、袋状に形成されているとともに前記シート状弾性部材を収容して前記シート状弾性部材と一体となって前記巻回状態とされた保湿部材と、
を有する、
筆キャップ。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載の筆キャップであって、
前記保湿部材は、天然シルク繊維または人工シルク繊維の少なくとも一方を含むシルク含有部材である、
筆キャップ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の筆キャップであって、
前記シート状弾性部材は、弾性力を有する樹脂シートである、
筆キャップ。
【請求項4】
請求項1または2に記載の筆キャップであって、
前記シート状弾性部材と前記保湿部材が一体となって前記巻回状態とされる外側面には、文字、数字、記号、または図柄、の少なくとも一つを用いた装飾が施されている、
あるいは、前記シート状弾性部材と前記保湿部材が一体となって前記巻回状態とされる外側面には、文字、数字、記号、または図柄、の少なくとも一つを用いた装飾が施されたシート状の装飾部材が貼り付けられており、前記装飾部材と前記シート状弾性部材と前記保湿部材が一体となって前記巻回状態とされている、
筆キャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧ブラシを含む筆における複数の毛が束ねられた穂部に被せられる筆キャップに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の毛が束ねられた穂部を有する種々の筆が、化粧ブラシ(メイクブラシ等の化粧用の筆)、画筆(絵画用の筆)、書筆(書道用の筆)、塗装筆(塗装用の筆)などに利用されている。そして、これらの筆の穂部に被せられる種々の筆キャップが開示されている。
【0003】
例えば特許文献1には、合成樹脂製、かつ、両端に開口部を有する筒状の筆キャップが開示されている。そして当該筆キャップは、筆の軸部よりも柔らかい材質であり、内面の断面形状が多角形状に形成され、筆キャップの内接円は、筆の軸部の外接円よりも0.5[mm]~1.50[mm]だけ小さく形成されて容易に抜けないようにされている。
【0004】
また例えば特許文献2には、両端に開口部を有する円筒状に形成された筆キャップが開示されている。そして当該筆キャップは、筆の軸部に固定される固定部と、穂先(穂部)を収納する穂先収納部とを有しており、固定部の内径よりも穂先収納部の内径のほうが大きく形成されている。そして当該筆キャップは、固定部が蛇腹状に形成されており、筆の軸部の径に応じて蛇腹を伸縮させることで蛇腹の内径が可変とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-208710号公報
実開平5-41873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の筆キャップは、装着時に筆の軸部から容易に抜けないように、内接円の内径が筆の軸部の外径よりも0.5[mm]~1.5[mm]だけ小さく設定されている必要がある。つまり、装着する筆の軸部の径に制限があり、軸部の径が異なる種々の筆に装着できるものではなく、軸部の径に応じた筆キャップを用意しなければならない。また特許文献2に記載の筆キャップは、筆の軸部に固定される固定部が蛇腹状とされており、蛇腹を伸縮させることで、筆の軸部の径に応じて内径を可変であるが、可変の範囲は小さい。また蛇腹構造は形状が複雑であり、単純な円筒形状と比較して製造に手間がかかる。
【0007】
また筆の穂部に筆キャップを装着した際、穂部の周囲の空間が、湿度が高過ぎる状態であると穂部にカビ等が発生する場合がある。また穂部の周囲の空間が、湿度が低過ぎる状態(乾燥状態)であると穂部の毛がパサついて穂部の劣化を早めてしまう場合がある。従って、穂部の周囲の空間の湿度を、高過ぎず、かつ、低過ぎず、適度な湿度である保湿状態にすることが好ましい。特に、筆の穂部を構成している複数の毛が天然毛または人工毛の少なくとも一方を含んでいる場合、穂部の周囲の空間を、適度な湿度である保湿状態にすることが、より好ましい。
【0008】
特許文献1及び特許文献2に記載の筆キャップは、穂先側の先端が開口しているので、筆キャップ内の湿度が高くなり過ぎず、カビなどの発生を抑制できる。しかし、樹脂等の筆キャップの先端を開口させているだけなので、筆キャップ内が乾燥してしまい、湿度が低過ぎない保湿状態に保持することはできない。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、化粧ブラシを含む筆における複数の毛が束ねられた穂部に被せられる筆キャップにおいて、よりシンプルな構造にて種々の径の筆に装着可能であり、穂部の周囲の空間を、高過ぎない湿度、かつ、低過ぎない湿度である、適度な湿度の保湿状態にすることができる筆キャップを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、第1の発明は、化粧ブラシを含む筆における複数の毛が束ねられた穂部に被せられる筆キャップであって、所定の径を有するように筒状に重なる渦巻き状に巻回状態とされたシート状弾性部材と、シート状に形成されているとともに前記シート状弾性部材における巻回の内側面に貼り付けられて前記シート状弾性部材と一体となって前記巻回状態とされた保湿部材、または、袋状に形成されているとともに前記シート状弾性部材を収容して前記シート状弾性部材と一体となって前記巻回状態とされた保湿部材と、を有する、筆キャップである。
(【0011】以降は省略されています)

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