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公開番号
2025124997
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024020793
出願日
2024-02-15
発明の名称
ボールペンチップ
出願人
ぺんてる株式会社
代理人
主分類
B43K
1/08 20060101AFI20250820BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】シール部材がボールペンチップから意図せず外れるのを抑制できつつも、ボールペンチップからシール部材を取り外したい使用者が煩わしさを感じずに取り外すことができるボールペンチップを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、ボールホルダー8の外壁面には、算術平均粗さRaが90nm以上250nm以下の鏡面部16が形成され、筆記ボールは、一部が前端開口部から突出し、カシメ部によって前端開口部から抜け止めされ、ボールホルダー内に回転可能に配置され、ボールペンチップの前端には、ホットメルト剤である樹脂製のシール部材17が、ボールペンチップ前端の一部であって、鏡面部の少なくとも一部を含んで被覆するよう配置された、ボールペンチップを要旨とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ボールホルダーと、筆記ボールと、で少なくとも構成されるボールペンチップであって、
ボールホルダーには、前端開口部と、前端開口部を形成するカシメ部と、カシメ部より軸方向後方に位置し、外径が前端開口部側に向かって縮径したテーパ部と、内部にインキ流通孔と、が少なくとも形成され、
ボールホルダーの外壁面であってテーパ部には、算術平均粗さRaが90nm以上250nm以下の鏡面部が形成され、
筆記ボールは、一部が前端開口部から突出し、カシメ部によって前端開口部から抜け止めされ、ボールホルダー内に回転可能に配置され、
ボールペンチップの前端には、ホットメルト剤である樹脂製のシール部材が、ボールペンチップ前端の一部であって、鏡面部の少なくとも一部を含んで被覆するよう配置された、
ボールペンチップ。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記シール部材が前記ボールペンチップの前端を被覆している面積のうち、18.8%以上48.8%以下を前記鏡面部が占めている、
請求項1に記載のボールペンチップ。
【請求項3】
前記シール部材の被覆領域が、前記鏡面部全域を含んでいる、
請求項1又は請求項2に記載のボールペンチップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールペンチップに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ボールペンチップの前端を樹脂製のシール部材で被覆したボールペンチップが開示されている。ボールペンチップは、主に、筒状のボールホルダーと、筆記ボールと、で構成されている。ボールホルダーの前端開口部からは、筆記ボールの一部が突出しており、ボールホルダーの前端開口部を形成する縁部分と筆記ボールとの隙間がボールペン用インキの吐出口として機能する。ボールペンチップ、当該ボールペンチップを用いたボールペンリフィル、当該ボールペンリフィルを用いたボールペンの、製造時、輸送時、陳列時などに、当該隙間からボールペン用インキが漏れないよう、一時的に当該隙間を塞ぐ発明として、例えば、特許文献1には、熱可塑性樹脂と、粘着性樹脂と、ワックスとの混合物よりなるシール部材の発明が開示されている。斯様なシール部材は、ホットメルト剤といわれ、加熱すると液体になり、冷却され常温以下になると固体になる材料であり、ボールペンチップのシール部材として用いられることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-14552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
当該シール部材は、先述の製造時、輸送時、陳列時など、ボールペンチップがボールペン用インキの吐出を開始するボールペンの未使用状態時には十分な取り付け強度(外れにくさ)でボールペンチップを被覆している必要がある。一方、ボールペン使用開始時には、使用者が過度な力を加えたり特別な方法も用いずとも取り外せたりする必要がある。よって、取り付け強度が高ければ高いほど好ましいというものではない。
【0005】
本発明は、シール部材がボールペンチップから意図せず外れるのを抑制できつつも、ボールペンチップからシール部材を取り外したい使用者が煩わしさを感じずに取り外すことができるボールペンチップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ボールホルダーと、筆記ボールと、で少なくとも構成されるボールペンチップであって、ボールホルダーには、前端開口部と、前端開口部を形成するカシメ部と、カシメ部より軸方向後方に位置し、外径が前端開口部側に向かって縮径したテーパ部と、内部にインキ流通孔と、が少なくとも形成され、ボールホルダーの外壁面であってテーパ部には、算術平均粗さRaが90nm以上250nm以下の鏡面部が形成され、筆記ボールは、一部が前端開口部から突出し、カシメ部によって前端開口部から抜け止めされ、ボールホルダー内に回転可能に配置され、ボールペンチップの前端には、ホットメルト剤である樹脂製のシール部材が、ボールペンチップ前端の一部であって、鏡面部の少なくとも一部を含んで被覆するよう配置された、ボールペンチップを要旨とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のボールペンチップは、シール部材の被覆領域の少なくとも一部が、算術平均粗さRaが90nm以上250nm以下の鏡面部の少なくとも一部を含んで、シール部材がボールペンチップの前端を被覆すると、シール部材と鏡面部間に空気が入り込みにくく密着しやすくなるため、シール部材がボールペンチップから意図せず外れるのを抑制できつつも、ボールペンチップからシール部材を取り外したい使用者が煩わしさを感じずに取り外すことができるボールペンチップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ボールペンリフィル1の外観図
ボールペンリフィル1の縦断面図
図1のB部分拡大図
図2のC部分拡大図
シール部材17が配置されたボールホルダー8前端拡大図
シール部材17が配置されたボールホルダー8前端拡大図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以降、図面を適宜参照しつつ、本発明に係る塗布具の実施形態について説明する。本発明は実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0010】
図1は、本発明に係るボールペンチップが用いられた、ボールペンリフィル1の外観図である。図2は、ボールペンリフィル1の縦断面図である。図2が示す断面は、ボールペンリフィル1の中心線Aに沿った断面である。図3は図1のB部分拡大図である。図4は図2のC部分拡大図である。ボールペンリフィル1は、ボールペンチップ2と、中継部材3と、パイプ4とで主に構成されている。本明細書において、ボールペンリフィル1の中心線Aに沿ってボールペンチップ2側は「前」「前方」など、その反対側を「後」「後方」などと表記する場合がある。また、中心線Aが延びる方向を軸方向、中心線Aと直交する方向が径方向、中心線Aを中心とする円に沿った方向を周方向などと表記する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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