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公開番号2024165281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081348
出願日2023-05-17
発明の名称車両制御装置、制御方法および制御プログラム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G08G 1/00 20060101AFI20241121BHJP(信号)
要約【課題】車両の利便性を損なうことなく容易に降車することができる車両制御装置、制御方法および制御プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る車両制御装置は、コントローラを備える。コントローラは、走行中に乗員の降車が可能な無人運転車両を制御する。コントローラは、乗員に関するセンサ情報に基づき乗員が降車意思を示していると判断した場合、降車意思を確認するための報知指示信号を報知装置に出力し、報知装置による報知後も乗員に関するセンサ情報により乗員が降車意思を示していると判断した場合、無人運転車両を減速する制御信号を無人運転車両の駆動装置に出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
走行中に乗員の降車が可能な無人運転車両を制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記乗員に関するセンサ情報に基づき前記乗員が降車意思を示していると判断した場合、前記降車意思を確認するための報知指示信号を報知装置に出力し、前記報知装置による報知後も前記乗員に関するセンサ情報により前記乗員が降車意思を示していると判断した場合、前記無人運転車両を減速する制御信号を前記無人運転車両の駆動装置に出力する
車両制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記乗員の位置情報に基づいて前記降車意思を示していると判断する
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記乗員の体の向きの情報に基づいて前記降車意思を示していると判断する
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記乗員の姿勢に基づいて前記降車意思を示していると判断する
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記降車意思が第1時間継続して示されている場合に前記降車意思を確認するための報知指示信号を前記報知装置に出力し、前記報知装置による報知後から前記降車意思が第2時間継続して示されている場合に前記無人運転車両を減速する制御信号を前記無人運転車両の駆動装置に出力する
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
走行速度を0よりも大きい一定値まで低下させる間に前記降車意思が解消された場合、前記無人運転車両を加速する制御信号を前記無人運転車両の駆動装置に出力する
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記走行速度が前記一定値となった後に、前記降車意思が継続していると判断した場合、前記走行速度を0にする制御信号を前記無人運転車両の駆動装置に出力する
請求項6に記載の車両制御装置。
【請求項8】
無人運転車両を制御するコントローラを備えた車両制御装置であって、
前記コントローラは、
前記無人運転車両の乗員が降車可能な第1の走行速度で走行中に、センサによって前記乗員による特定の動作が検出された場合、当該特定の動作を検出した旨を知らせる報知指示信号を報知装置に出力するとともに、前記特定の動作が、検出開始時から第1時間継続して検出されている場合、前記第1の走行速度より低速の第2の走行速度に変更する制御信号を駆動装置に出力する
車両制御装置。
【請求項9】
コントローラが実行する、走行中に乗員の降車が可能な無人運転車両の制御方法であって、
前記乗員に関するセンサ情報に基づき前記乗員が降車意思を示していると判断した場合、前記降車意思を確認するための報知指示信号を報知装置に出力し、前記報知装置による報知後も前記乗員に関するセンサ情報により前記乗員が降車意思を示していると判断した場合、前記無人運転車両を減速する制御信号を前記無人運転車両の駆動装置に出力する
制御方法。
【請求項10】
コンピュータに実行させる、走行中に乗員の降車が可能な無人運転車両の制御プログラムであって、
前記乗員に関するセンサ情報に基づき前記乗員が降車意思を示していると判断した場合、前記降車意思を確認するための報知指示信号を報知装置に出力し、前記報知装置による報知後も前記乗員に関するセンサ情報により前記乗員が降車意思を示していると判断した場合、前記無人運転車両を減速する制御信号を前記無人運転車両の駆動装置に出力する
制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置、制御方法および制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、ショッピングモール内の予め定められた経路を低速走行する車両において、走行しながら利用者による乗降が可能な車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、乗客が降車する際に押しボタン等の操作部を操作することで車両が減速する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-45805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、走行中の操作が困難な高齢者等にとっては操作部への操作の負担が大きい。また、操作部を誤って操作することにより不必要に減速が行われた場合、経路の移動時間が嵩んでしまうため、車両の利便性が損なわれるおそれがあった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の利便性を損なうことなく容易に降車することができる車両制御装置、制御方法および制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る車両制御装置は、コントローラを備える。前記コントローラは、走行中に乗員の降車が可能な無人運転車両を制御する。前記コントローラは、前記乗員に関するセンサ情報に基づき前記乗員が降車意思を示していると判断した場合、前記降車意思を確認するための報知指示信号を報知装置に出力し、前記報知装置による報知後も前記乗員に関するセンサ情報により前記乗員が降車意思を示していると判断した場合、前記無人運転車両を減速する制御信号を前記無人運転車両の駆動装置に出力する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、車両の利便性を損なうことなく容易に降車することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、施形態に係る車両制御方法の概要を示す図である。
図2は、実施形態に係る車両制御装置の構成例を示すブロック図である。
図3は、降車意思状態の検出方法を説明する図である。
図4は、降車意思状態の検出方法を説明する図である。
図5は、実施形態に係る車両制御装置のコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、車両制御装置、制御方法および制御プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
まず、図1を用いて、実施形態に係る車両制御方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る車両制御方法の概要を示す図である。図1に示すように、実施形態に係る車両制御方法は、車両Cに搭載された車両制御装置1によって実行される。
(【0011】以降は省略されています)

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