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公開番号
2024165199
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081132
出願日
2023-05-16
発明の名称
画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20241121BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】本体サイズの大型化を防ぐとともに画像の濃度変動を抑制する。
【解決手段】液体を保持するタンクと、少なくとも1つの液体吐出ヘッドと、タンクから液体吐出ヘッドまで連通した1つまたは複数の流路配管と、液体吐出ヘッドから一定時間当たりに吐出される液体の吐出量を検知する検知部と、吐出量を調整する制御部とを備え、流路配管に接続されたすべての液体吐出ヘッドから、第一のタイミングから、予め定めた第一の時間が経過するまでに吐出される液体量の総量を第一の吐出量とし、第一のタイミングから第一の時間経過した第二のタイミングから第一の時間が経過するまでに液体吐出ヘッドから吐出される液体量の総量を第二の吐出量とした場合、第一の吐出量から前記第二の吐出量を減算した値に基づいて、第二のタイミングから第一の時間が経過したタイミング以降に吐出量を調整することによって本体サイズの大型化、画像の濃度変動を抑制する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を保持するタンクと、
前記タンクに連通した1つまたは複数の流路配管と、
前記流路配管に接続され、前記タンクに保持される液体を吐出する少なくとも1つの液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドから一定時間当たりに吐出される液体の吐出量を検知する検知部と、
前記吐出量を調整する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記流路配管に接続されたすべての前記液体吐出ヘッドから、第一のタイミングから、予め定めた第一の時間が経過するまでに吐出される液体量の総量を第一の吐出量とし、前記第一のタイミングから前記第一の時間経過した第二のタイミングから前記第一の時間が経過するまでに前記液体吐出ヘッドから吐出される液体量の総量を第二の吐出量とした場合、前記第一の吐出量から前記第二の吐出量を減算した値に基づいて、前記第二のタイミングから前記第一の時間が経過したタイミング以降に前記吐出量を調整する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記第一のタイミングまたは前記第二のタイミングから前記第一の時間が経過するまでに前記液体吐出ヘッドから吐出される液体量の総量を、前記液体吐出ヘッドに出力される画像データを基に、前記液体吐出ヘッドから吐出される液滴のサイズ毎の滴数をカウントし、カウントした滴数を合計することで求める、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記吐出量の調整を、印刷メディアへの単位面積当たりの液体の吐出量を変更することで実施する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第一の吐出量から前記第二の吐出量を減算した値が、所定の値を超える場合にのみ、前記吐出量の調整を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記吐出量の調整を、予め定めた第二の時間だけ継続して実施し、前記吐出量の調整の継続中に、再度、前記第一の吐出量から前記第二の吐出量を減算した値が前記所定の値を超えた場合には、新たに実施される前記吐出量の調整は、継続中の前記吐出量の調整に対して重複して実施する、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記吐出量の調整方法を、吐出する液体毎に決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記吐出量の調整方法を、前記流路配管内の液体の温度に応じて変化させる、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
液体を保持するタンクと、前記タンクに連通した1つまたは複数の流路配管と、前記流路配管に接続され、前記タンクに保持される液体を吐出する少なくとも1つの液体吐出ヘッドと、を有する画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
前記液体吐出ヘッドから一定時間当たりに吐出される液体の吐出量を検知する工程と、
前記吐出量を調整する工程と、
前記流路配管に接続されたすべての前記液体吐出ヘッドから、第一のタイミングから、予め定めた第一の時間が経過するまでに吐出される液体量の総量を第一の吐出量とし、前記第一のタイミングから前記第一の時間経過した第二のタイミングから前記第一の時間が経過するまでに前記液体吐出ヘッドから吐出される液体量の総量を第二の吐出量とした場合、前記第一の吐出量から前記第二の吐出量を減算した値に基づいて、前記第二のタイミングから前記第一の時間が経過したタイミング以降に前記吐出量を調整する工程と、
を含む画像形成方法。
【請求項9】
液体を保持するタンクと、前記タンクに連通した1つまたは複数の流路配管と、前記流路配管に接続され、前記タンクに保持される液体を吐出する少なくとも1つの液体吐出ヘッドと、を備える画像形成装置を制御するコンピュータを、
前記液体吐出ヘッドから一定時間当たりに吐出される液体の吐出量を検知する検知部と、
前記吐出量を調整する制御部と、して機能させ、
前記制御部は、前記流路配管に接続されたすべての前記液体吐出ヘッドから、第一のタイミングから、予め定めた第一の時間が経過するまでに吐出される液体量の総量を第一の吐出量とし、前記第一のタイミングから前記第一の時間経過した第二のタイミングから前記第一の時間が経過するまでに前記液体吐出ヘッドから吐出される液体量の総量を第二の吐出量とした場合、前記第一の吐出量から前記第二の吐出量を減算した値に基づいて、前記第二のタイミングから前記第一の時間が経過したタイミング以降に前記吐出量を調整する、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
高速で印刷をする画像形成装置に用いられる液体吐出ヘッドにおいては、インク供給経路内を流れるインク等の液体の流量が増えることで、インク供給経路で発生する圧力変動が大きくなり、圧力変動で生じた圧力の振動が減衰するまでの間、吐出画像の濃度変動が発生し、画質が低下するという問題がある。その対策として、インク供給経路を太くしたり、インク供給経路を短くしたり、圧力変動を緩和するダンパーを液体吐出ヘッド近傍に設けたりすることにより、圧力変動を減らす技術が開発されている。
【0003】
特許文献1には、高周波駆動時に生じる液体積の変化を補正する目的で、高周波駆動時に、吐出液滴量をヘッド毎に実測して周波数特性インク量IDをヘッド毎に設定し、補正する制御方法が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の技術において、インク供給経路を太くすると画像形成装置のサイズが大きくなってしまう。また、上記の技術では、インク供給経路を短くしたり、液体吐出ヘッド近傍にダンパーを設けたりすると、液体吐出ヘッドの配置に支障が出るため、近年の印刷速度向上による流量変動増大には対処しきれず、画像の悪化が生じる場合がある。
【0005】
また、特許文献1記載の技術では、インク供給経路で発生した圧力振動が減衰するまでの間、圧力変動による画像の濃度変動が出続けてしまう。具体的には、特許文献1記載の技術によれば、特定の吐出の駆動周波数を変化させた際に、各周波数で駆動した間に生じる、ヘッドが持つ周波数特性による濃度変化を補正することはできるが、インク供給経路内で生じる圧力の減衰振動により発生する印字画像の濃度変動を低減することは困難である。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷速度が向上した画像形成装置において、本体サイズの大型化を防ぎ、インク供給経路で発生する圧力変動による画像の濃度変動を抑制できる、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、液体を保持するタンクと、前記タンクから前記液体吐出ヘッドまで連通した1つまたは複数の流路配管と、前記流路配管に接続され、前記タンクに保持される液体を吐出する少なくとも1つの液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドから一定時間当たりに吐出される液体の吐出量を検知する検知部と、前記吐出量を調整する制御部と、を備え、前記制御部は、前記流路配管に接続されたすべての前記液体吐出ヘッドから、第一のタイミングから、予め定めた第一の時間が経過するまでに吐出される液体量の総量を第一の吐出量とし、前記第一のタイミングから前記第一の時間経過した第二のタイミングから前記第一の時間が経過するまでに前記液体吐出ヘッドから吐出される液体量の総量を第二の吐出量とした場合、前記第一の吐出量から前記第二の吐出量を減算した値に基づいて、前記第二のタイミングから前記第一の時間が経過したタイミング以降に前記吐出量を調整する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、印刷速度が向上した画像形成装置において、本体サイズの大型化を防ぎ、インク供給経路で発生する圧力変動による画像の濃度変動を抑制することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の記録ヘッドを構成する液体吐出ヘッドの液室長手方向に沿う断面の一例について説明する図である。
図2は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の記録ヘッドを構成する液体吐出ヘッドの液室短手方向に沿う断面の一例について説明する図である。
図3は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の記録ヘッドを構成する液体吐出ヘッドの液室平面方向に沿う断面の一例について説明する図である。
図4は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の一例の概略構成図である。
図5は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の制御系のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図6は、高速印刷停止後における液体吐出ヘッドに印可される圧力変動の一例を示す図である。
図7は、液体吐出ヘッドに印可される圧力の変動と液体吐出ヘッドから吐出されるインク滴(液体)の吐出体積の関係の一例を示す図である。
図8は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の制御部の内部の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図9は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置における補正用画像処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置が有する補正テーブルの一例を示す図である。
図11は、第2の実施の形態にかかる画像形成装置の機構部の全体構成の一例を説明するための概略構成図である。
図12は、第2の実施の形態にかかる画像形成装置の機構部の要部の一例を説明するための平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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