TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024164976
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023080742
出願日
2023-05-16
発明の名称
液体吐出ヘッド、液体吐出モジュール及び液体を吐出する装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20241121BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】衝撃・接触による基板の破損・ひび割れを低減する液体吐出ヘッドの構造を提供すること。
【解決手段】圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板122と、圧力室に対応するノズルを有し、液室基板122と接合されたノズル基板10と、を有する液体吐出ヘッドであって、液室基板122は、4つの角部を有する長方形状であり、ノズル基板10は、基板の積層方向から見たときに、液室基板122より小さい外形であり、液室基板122は、積層方向の面を側面とすると、少なくとも4つの角部の側面が樹脂で覆われている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板と、
前記圧力室に対応するノズルを有し、前記液室基板と接合されたノズル基板と、
を有する液体吐出ヘッドであって、
前記液室基板は、4つの角部を有する長方形状であり、
前記ノズル基板は、基板の積層方向から見たときに、前記液室基板より小さい外形であり、
前記液室基板は、前記積層方向の面を側面とすると、少なくとも前記4つの角部の側面が樹脂で覆われている
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板と、
前記圧力室に対応するノズルを有し、前記液室基板と接合されたノズル基板と、
を有する液体吐出ヘッドであって、
前記液室基板は、4つの角部を有する長方形状であり、
前記ノズル基板は、基板の積層方向から見たときに、前記液室基板より小さい外形であり、
前記液室基板は、前記ノズル基板が接合された面を表面とすると、少なくとも前記4つの角部の表面が樹脂で覆われている
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項3】
圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板と、
前記圧力室に対応するノズルを有し、前記液室基板と接合されたノズル基板と、
を有する液体吐出ヘッドであって、
前記液室基板は、4つの角部を有する長方形状であり、
前記ノズル基板は、基板の積層方向から見たときに、前記液室基板より小さい外形であり、
前記液室基板は、前記積層方向の面を側面とし、前記ノズル基板が接合された面を表面とすると、少なくとも前記4つの角部の側面と表面とが樹脂で覆われている
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項4】
圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板と、
前記圧力室に対応するノズルを有し、前記液室基板と接合されたノズル基板と、
を有する液体吐出ヘッドであって、
前記液室基板は、長方形状であり、
前記ノズル基板は、基板の積層方向から見たときに、前記液室基板より小さい外形であり、
前記液室基板は、前記積層方向の面を側面とすると、少なくとも前記側面が樹脂で覆われている
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項5】
圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板と、
前記圧力室に対応するノズルを有し、前記液室基板と接合されたノズル基板と、
を有する液体吐出ヘッドであって、
前記液室基板は、長方形状であり、
前記ノズル基板は、基板の積層方向から見たときに、前記液室基板より小さい外形であり、
前記液室基板は、前記積層方向の面を側面とし、前記ノズル基板が接合された面を表面とすると、少なくとも前記側面に隣接する前記表面が樹脂で覆われている
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項6】
圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板と、
前記圧力室に対応するノズルを有し、前記液室基板と接合されたノズル基板と、
を有する液体吐出ヘッドであって、
前記液室基板は、長方形状であり、
前記ノズル基板は、基板の積層方向から見たときに、前記液室基板より小さい外形であり、
前記液室基板は、前記積層方向の面を側面とし、前記ノズル基板が接合された面を表面とすると、少なくとも、前記側面と、前記側面に隣接する前記表面とが樹脂で覆われている
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記ノズル基板の周囲と、前記樹脂との間に前記液室基板が露出している
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記ノズル基板が接合する側とは反対側に前記液室基板と接合されたダンパと、
前記ダンパの、前記液室基板が接合する側とは反対側に前記ダンパと接合されたフレーム基板と、をさらに有し、
前記ダンパと前記フレーム基板とは、4つの角部を有し、
前記ダンパと前記フレーム基板との前記4つの角部の側面が樹脂で覆われている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記ノズル基板が接合する側とは反対側に前記液室基板と接合されたダンパと、
前記ダンパの、前記液室基板が接合する側とは反対側に前記ダンパと接合されたフレーム基板と、をさらに有し、
前記ダンパと前記フレーム基板との側面が樹脂で覆われている
ことを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記ノズル基板と、前記液室基板とは、シリコンからなる
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出モジュール及び液体を吐出する装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的な液体吐出ヘッドの吐出方式の一つとして、圧電素子を使用してその圧電素子の変形によって液体(インク)に加えられる圧力により液体を吐出させる圧電方式が知られている。この方式では、液体吐出ヘッドは、例えば、ノズル基板、液室基板、保持基板などを接合させた構造を有する。ノズル基板は、液体を液滴(インク滴)として外部に吐出する。液室基板は、電気エネルギーを変位や力などの機械的エネルギーに変換する。保持基板は、液室基板を保持し、液室基板が変換したエネルギーを消散させて衝撃を軽減するダンパとダンパが動くことのできる空間を有する。
【0003】
従来から、液体の吐出性を向上させるため種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1には、流路の気泡の排出性を向上させる技術が開示されている。また、特許文献2には、複数のマニホールドから噴射される液体の噴射特性のばらつきを低減する技術が開示されている。特許文献1、2では、液室基板の最外周にカバーフレーム(ケース)を取り付けることによって液室基板を保護している構造としている。
しかし、このような構造では、各基板の側面がむき出しの状態になるとき、例えば、液体吐出ヘッド製造時がある。基板だけの状態で考えると、最外周が液室基板となるため、液室基板が外部と接触して破損する可能性が高く、例えば、歩留まり低下の原因の一つになっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、衝撃・接触による基板の破損・ひび割れを低減する液体吐出ヘッドの構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、
圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板と、
前記圧力室に対応するノズルを有し、前記液室基板と接合されたノズル基板と、
を有する液体吐出ヘッドであって、
前記液室基板は、4つの角部を有する長方形状であり、
前記ノズル基板は、基板の積層方向から見たときに、前記液室基板より小さい外形であり、
前記液室基板は、前記積層方向の面を側面とすると、少なくとも前記4つの角部の側面が樹脂で覆われているものとする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、衝撃・接触による基板の破損・ひび割れを低減する液体吐出ヘッドの構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係るヘッドモジュールの一例におけるヘッド短手方向に沿う断面説明図である。
同ヘッドモジュールの一例を示す分解斜視説明図である。
同ヘッドモジュールのノズル面側から見た分解斜視説明図である。
同ヘッドモジュールのヘッド、ベース部材およびカバー部材を表す分解斜視説明図である。
本発明の実施形態に係る液体吐出ヘッドの一例を説明するための斜視分解概略図である。
同液体吐出ヘッドの一例を説明するための断面概略図である。
基板を保護する樹脂を液室基板の角部に配置したモジュール基板の一例を説明する模式図であり、(A)は側面の断面図、(B)はノズル基板側から見た図である。
基板を保護する樹脂を液室基板の角部に配置したモジュール基板の他の例を説明する模式図であり、(A)は側面の断面図、(B)はノズル基板側から見た図である。
基板を保護する樹脂を液室基板の角部に配置したモジュール基板のさらに他の例を説明する模式図であり、(A)は側面の断面図、(B)はノズル基板側から見た図である。
基板を保護する樹脂で液室基板の側面を覆うモジュール基板の一例を説明する模式図であり、(A)は側面の断面図、(B)はノズル基板側から見た図である。
基板を保護する樹脂で液室基板の表面を覆うモジュール基板の一例を説明する模式図であり、(A)は側面の断面図、(B)はノズル基板側から見た図である。
基板を保護する樹脂で液室基板の側面と表面とを覆うモジュール基板の一例を説明する模式図であり、(A)は側面の断面図、(B)はノズル基板側から見た図である。
基板を保護する樹脂を液室基板およびフレーム基板の角部に配置したモジュール基板の一例を説明する模式図であり、(A)は側面の断面図、(B)はノズル基板側から見た図である。
基板を保護する樹脂で液室基板およびフレーム基板の側面を覆うモジュール基板の一例を説明する模式図であり、(A)は側面の断面図、(B)はノズル基板側から見た図である。
本発明に係る液体を吐出する装置の一例の概略説明図である。
同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。
液体を吐出する装置の他の例における概略図である。
液体を吐出する装置の他の例における概略図である。
液体吐出ユニットの一例における概略図である。
液体吐出ユニットの他の例における概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
【0009】
本発明の液体吐出ヘッドは、モジュール基板であるノズル基板、液室基板、ダンパフレームの接合に際して、最外周にある基板において、応力集中が起きやすい4つの角部等を樹脂で保護する。このようにすることで、衝撃・接触による基板の破損・ひび割れを低減することができる。
以下、本発明の実施形態に係る液体吐出ヘッド等について図面を参照して説明する。
【0010】
(液体吐出ヘッド及びヘッドモジュール)
まず、本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッド及びヘッドモジュールの一例について図1から図4を参照して説明する。図1は一実施形態に係るヘッドモジュールのヘッド短手方向に沿う断面説明図、図2は同ヘッドモジュールの分解斜視説明図、図3は同ヘッドモジュールのノズル面側から見た分解斜視説明図、図4は同ヘッドモジュールのヘッド、ベース部材及びカバー部材を表す分解斜視説明図である。ヘッドモジュールは、液体吐出モジュールとも称する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社リコー
印刷装置
1か月前
株式会社リコー
印刷装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
9日前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
1か月前
フジコピアン株式会社
熱転写シート
1か月前
三菱製紙株式会社
直接感熱記録材料
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
24日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成システム
1か月前
株式会社リコー
画像形成システム
9日前
キヤノン株式会社
印刷制御システム
2日前
株式会社リコー
吐出ヘッド、吐出装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
ブラザー工業株式会社
箔転写装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
箔転写装置
23日前
セイコーエプソン株式会社
印刷システム
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社コムラテック
印刷版
1か月前
ブラザー工業株式会社
液体消費装置
2日前
ブラザー工業株式会社
画像記録装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像記録装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像記録装置
1か月前
大日本印刷株式会社
物品の製造方法
1か月前
株式会社リコー
加熱装置及び液体吐出装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像記録装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
1か月前
理想科学工業株式会社
加飾装置および方法
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像記録装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る