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公開番号
2024164629
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023080250
出願日
2023-05-15
発明の名称
印刷装置
出願人
株式会社ミマキエンジニアリング
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B41J
2/165 20060101AFI20241120BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】噴射ヘッドに付着する異物を適切に除去する。
【解決手段】印刷装置は、インクを噴射するノズルが所定の間隔で複数連なって形成されているノズル面を有する噴射ヘッドと、ノズル面を清掃する清掃部と、ノズル面と清掃部とを相対的に移動させる駆動部とを備え、噴射ヘッドは、ノズル面のうちノズルが形成されたノズル領域を囲うように配置されるノズルプレートを更に有し、ノズル面とノズルプレートとの間には、ノズルプレートの厚さ分の段差が形成され、清掃部は、ノズルプレートの表面の一部を囲んで吸引する吸引部と、吸引部の内側に配置され、ノズルプレートに囲まれるノズル面を払拭する払拭部とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
インクを噴射するノズルが所定の間隔で複数連なって形成されているノズル面を有する噴射ヘッドと、
前記ノズル面を清掃する清掃部と、
前記ノズル面と前記清掃部とを相対的に移動させる駆動部と
を備え、
前記噴射ヘッドは、前記ノズル面のうち前記ノズルが形成されたノズル領域を囲うように配置されるノズルプレートを更に有し、
前記ノズル面と前記ノズルプレートとの間には、前記ノズルプレートの厚さ分の段差が形成され、
前記清掃部は、
前記ノズルプレートの表面の一部を囲んで吸引する吸引部と、
前記吸引部の内側に配置され、前記ノズルプレートに囲まれる前記ノズル面を払拭する払拭部と
を有する
印刷装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記駆動部は、前記ノズル面と前記清掃部とを相対的に往復移動させて清掃動作を行わせる
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記駆動部は、前記清掃部を用いた清掃動作において、前記吸引部による吸引動作に対応する第1速度と、前記払拭部による払拭動作に対応する第2速度とで切り替えて前記ノズル面と前記清掃部とを相対的に移動させる
請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記払拭部は、前記ノズル面に向けて先細りとなるように前記ノズル面との相対移動方向の少なくとも一方側が傾斜する
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記払拭部は、前記ノズル面と前記清掃部との相対的な往復移動により移動させられる際において、前記ノズル面の接触によって屈折する弾性材料である
請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記払拭部は、ゴム硬度が50°乃至70°である弾性材料を用いて形成される
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記吸引部は、前記噴射ヘッドに接触する接触部を備え、
前記接触部には、少なくとも前記ノズル面のうち前記ノズルプレートに覆われていないノズル領域より幅が広い開口部が形成され、
前記払拭部は、前記開口部より幅が狭い
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記払拭部は、前記吸引部から脱着可能である
請求項1に記載の印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ノズル面に形成されたノズルからインクを噴射する噴射ヘッドを有する印刷装置においては、噴射ヘッドのノズル面に付着したインクを吸引する吸引部と、ノズル面に付着したインクを払拭する払拭部とを備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-212885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような印刷装置においては、噴射ヘッドのノズル面のうちノズルが形成されたノズル領域を囲うようにノズルプレートが設けられる場合がある。この構成では、ノズルプレートの表面とノズル面のノズル領域との間に段差が形成される。したがって、ノズル面を払拭部で直接払拭することができず、ノズル面に付着する異物を適切に除去することができない等の問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、噴射ヘッドに付着する異物を適切に除去することが可能な印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る印刷装置は、インクを噴射するノズルが所定の間隔で複数連なって形成されているノズル面を有する噴射ヘッドと、前記ノズル面を清掃する清掃部と、前記ノズル面と前記清掃部とを相対的に移動させる駆動部とを備え、前記噴射ヘッドは、前記ノズル面のうち前記ノズルが形成されたノズル領域を囲うように配置されるノズルプレートを更に有し、前記ノズル面と前記ノズルプレートとの間には、前記ノズルプレートの厚さ分の段差が形成され、前記清掃部は、前記ノズルプレートの表面の一部を囲んで吸引する吸引部と、前記吸引部の内側に配置され、前記ノズルプレートに囲まれる前記ノズル面を払拭する払拭部とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、噴射ヘッドに付着する異物を適切に除去することが可能な印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る印刷装置の一例を模式的に示す斜視図である。
図2は、噴射ヘッドの一例を示す図である。
図3は、清掃部の一例を示す図である。
図4は、清掃部の一例を示す図である。
図5は、清掃部の一例を示す図である。
図6は、清掃部による清掃動作の一例を示す図である。
図7は、図6の要部を拡大して示す図である。
図8は、図7のA-A断面に沿った構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る印刷装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
本実施形態では、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。当該XYZ座標系においては、インクジェットプリンタを載置する床面に平行な平面をXY平面とする。このXY平面において、後述する記録媒体2の搬送方向をX方向と表記し、XY平面上でX方向に直交する方向をY方向と表記する。また、XY平面に垂直な方向はZ方向と表記する。X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が-方向であるものとして説明する。なお、本実施形態において、+Z方向を上方と表記する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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