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公開番号2024164434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023079901
出願日2023-05-15
発明の名称筐体構造及び記録装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 29/13 20060101AFI20241120BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】第1カバーと第2カバーとが同時に開くことが生じない筐体構造を提供する。
【解決手段】筐体本体と、前記筐体本体に対して、水平方向に沿った第1軸を中心に回動することで開閉可能な第1カバーと、前記第1カバーよりも内側に設けられ、前記筐体本体に対して、前記第1軸に平行な第2軸を中心に回動することで開閉可能な第2カバーと、前記第2カバーを閉状態で規制する規制部と、前記第1カバーが閉じている場合に、前記規制部の規制の解除を制限する制限部と、を備える筐体構造。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
筐体本体と、
前記筐体本体に対して、水平方向に沿った第1軸を中心に回動することで開閉可能な第1カバーと、
前記第1カバーよりも内側に設けられ、前記筐体本体に対して、前記第1軸に平行な第2軸を中心に回動することで開閉可能な第2カバーと、
前記第2カバーを閉状態で規制する規制部と、
前記第1カバーが閉じている場合に、前記規制部の規制の解除を制限する制限部と、
を備える筐体構造。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記規制部を、前記第2カバーを前記閉状態で規制する規制位置から、前記第2カバーの規制を解除する解除位置に変位可能な操作部を更に備え、
前記制限部は、
前記第1カバーに設けられ、
前記第1カバーが閉じている場合に、前記操作部による前記規制部の変位を制限する、
請求項1に記載の筐体構造。
【請求項3】
前記規制部は、前記第2カバーに設けられ、前記第2カバーに対してスライド可能なスライド部材を有し、
前記スライド部材は、前記筐体本体に係合可能な係合部を有し、
前記操作部は、前記スライド部材に当接して変位することで、前記スライド部材をスライド可能であり、
前記制限部は、前記第1カバーが閉じている場合に、前記操作部と前記スライド部材との間に介在する、
請求項2に記載の筐体構造。
【請求項4】
前記規制部は、前記第2カバーに設けられ、前記第2カバーに対してスライド可能なスライド部材を有し、
前記スライド部材は、前記筐体本体に係合可能な係合部を有し、
前記制限部は、
前記スライド部材に設けられ、
前記第1カバーが閉じている場合に、前記第1カバーと当接することで、前記規制部の規制の解除を制限する、
請求項1に記載の筐体構造。
【請求項5】
前記制限部は、前記第1カバーと当接することで、前記第1カバーを開くように案内する案内部を有し、
前記案内部によって前記第1カバーが開いたあとで、前記係合部の前記筐体本体との係合が解除される、
請求項4に記載の筐体構造。
【請求項6】
前記スライド部材は、前記筐体本体に係合可能な第2係合部を有し、
前記係合部及び前記第2係合部は、前記スライド部材の長手方向に位置する、
請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の筐体構造。
【請求項7】
前記第1カバーと前記第2カバーは互いに係合可能である、
請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の筐体構造。
【請求項8】
前記スライド部材は、前記第1軸及び前記第2軸と平行にスライド可能である、
請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の筐体構造。
【請求項9】
前記第1軸及び前記第2軸は同軸である、
請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の筐体構造。
【請求項10】
前記第2軸の周囲に設けられるねじりバネを更に備え、
前記ねじりバネは、
前記第1カバーと前記第2カバーとの位相差が小さいと、前記第2軸への負荷が大きくなり、
前記位相差が大きいと、前記第2軸への負荷が小さくなる、
請求項9に記載の筐体構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、筐体構造及び記録装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
媒体に画像を記録する記録装置が知られている。
記録装置は、例えば、レーザープリンター、又は、インクジェットプリンターなどである。
【0003】
特許文献1に記載されたプリンターの筐体構造では、前ドア開放ボタンが押されると、ロック爪によるロックが解除され、前ドアが開く。前ドアはトレイ回動軸を介して手差し給紙トレイを支持している。前ドアが手差し給紙トレイを収納した状態で、前ドア開放ボタンによって前ドアが開かれると、前ドアと手差し給紙トレイとが同時に開く。このように前ドアが開かれた状態で、人の手動により、プリンターの内部の感光体ユニットを取り出すことが可能である(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-126949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術に係る筐体構造では、前ドアと手差し給紙トレイとが同時に開く場合、これらが1つずつ開く場合と比較して、これらが開く際の自重による勢いが大きくなるといった問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために一態様は、筐体本体と、前記筐体本体に対して、水平方向に沿った第1軸を中心に回動することで開閉可能な第1カバーと、前記第1カバーよりも内側に設けられ、前記筐体本体に対して、前記第1軸に平行な第2軸を中心に回動することで開閉可能な第2カバーと、前記第2カバーを閉状態で規制する規制部と、前記第1カバーが閉じている場合に、前記規制部の規制の解除を制限する制限部と、を備える筐体構造である。
【0007】
一態様は、前記筐体構造と、前記筐体本体に収容され、媒体に記録を行う記録部と、を備える記録装置である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る記録装置の一例を示す外観斜視図である。
第1実施形態に係る記録装置の外カバーが開かれた状態の一例を示す外観斜視図である。
第1実施形態に係る記録装置の外カバー及び内カバーが開かれた状態の一例を示す外観斜視図である。
第1実施形態に係る記録装置の内部の概略的な構成の一例を示す図である。
第1実施形態に係る記録装置の外カバー及び内カバーが閉じられた状態の一例を示す断面図である。
第1実施形態に係る記録装置の外カバー及び内カバーが閉じられた状態の一例を示す外観斜視図である。
第1実施形態に係る記録装置の外カバーが開かれて内カバーが閉じられた状態の一例を示す外観斜視図である。
第2実施形態に係る第a記録装置の第aロック解除ボタンが押されていない状態の一例を示す断面図である。
第2実施形態に係る第a記録装置の第aロック解除ボタンが押されていない状態の一例を示す外観図である。
第2実施形態に係る第a記録装置の第aロック解除ボタンが第1量押された状態の一例を示す断面図である。
第2実施形態に係る第a記録装置の第aロック解除ボタンが第1量押された状態の一例を示す外観図である。
第2実施形態に係る第a記録装置の第aロック解除ボタンが第1量よりも多い第2量押された状態の一例を示す断面図である。
第2実施形態に係る第a記録装置の第aロック解除ボタンが第1量よりも多い第2量押された状態の一例を示す外観図である。
第3実施形態に係る第b記録装置の第b外カバーと第b内カバーとの取り付け部の一例を示す外観図である。
第3実施形態に係る第b記録装置の第b外カバーと第b内カバーとの取り付け部の一例を示す分解図である。
第3実施形態に係る第b記録装置の第b外カバーが閉じられた状態の一例を示す図である。
第3実施形態に係る第b記録装置の第b外カバーが開かれた状態の一例を示す図である。
第4実施形態に係る第c記録装置の第c外カバーと第c内カバーとのロック部における第1凸部の一例を示す図である。
第4実施形態に係る第c記録装置の第c外カバーと第c内カバーとのロック部における第1凹部の一例を示す図である。
第5実施形態に係る第d記録装置の第d外カバーと第d内カバーとが開かれている状態における第1開放角度の一例を示す図である。
第5実施形態に係る第d記録装置の第d外カバーが開かれていて第d内カバーが閉じられている状態における第2開放角度の一例を示す図である。
第6実施形態に係る第e記録装置の第e外カバーが開いている状態で第e内カバーが開いたときの様子の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
第1実施形態について説明する。
図1~図4を参照して、第1実施形態に係る記録装置1の概略を説明する。
図1は、第1実施形態に係る記録装置1の一例を示す外観斜視図である。
図1には、説明の便宜上、三次元直交座標軸であるXYZ直交座標軸を示してある。
本実施形態では、X軸に平行な方向が記録装置1の幅方向である左右方向に相当し、Y軸に平行な方向が記録装置1の奥行き方向である前後方向に相当し、Z軸に平行な方向が記録装置1の高さ方向である上下方向に相当する。X軸の正側が右方向であり、X軸の負側が左方向であり、Z軸の正側が上方向であり、Z軸の負側が下方向である。
本実施形態では、Y軸の負側における記録装置1の面を前面と呼んで説明する。また、Y軸の正側における記録装置1の面は背面と呼ばれてもよい。なお、Y軸の正側を奥側とも呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)

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