TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024164357
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023079772
出願日
2023-05-15
発明の名称
減衰バルブおよび緩衝器
出願人
カヤバ株式会社
代理人
個人
主分類
F16F
9/34 20060101AFI20241120BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ばらつきの無い均一な減衰力を発生可能な減衰バルブおよび緩衝器を提供する。
【解決手段】本発明における減衰バルブVは、ケース側弁座10eを有するバルブケース10と、センターロッド15と、センターロッド15の外周との間に隙間Gを形成してバルブケース10に対して遠近可能であるとともにディスク側弁座11eとを有するディスク11と、環状であって弾性を有して外周部がケース側弁座10eに離着座可能であって内周部がディスク側弁座11eに離着座可能なリーフバルブ12と、ディスク11の反バルブケース側に配置されるばね受13と、ばね受13とディスク11との間に介装されてディスク11とリーフバルブ12とをバルブケース10へ向けて付勢するばね14と、隙間Gに連通されるオリフィス16aを有するオリフィスプレート16とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ケース側ポートを有するとともに、前記ケース側ポートの開口を取り囲む環状のケース側弁座を一端に有するバルブケースと、
前記バルブケースから立ち上がるセンターロッドと、
環状であって前記センターロッドの外周との間に隙間を形成して前記バルブケースに対して軸方向に遠近可能であって、ディスク側ポートと、環状であって外径が前記ケース側弁座よりも小径であってバルブケース側端の前記ディスク側ポートの開口よりも内周側に設けられたディスク側弁座とを有するディスクと、
環状であって弾性を有して前記バルブケースと前記ディスクとの間に設けられてバルブケース側の外周部が前記ケース側弁座に離着座可能であってディスク側の内周部が前記ディスク側弁座に離着座可能なリーフバルブと、
前記センターロッドの外周に嵌合されて前記ディスクの反バルブケース側に配置されるばね受と、
前記ディスクと前記ばね受との間に介装されて前記ディスクと前記リーフバルブとを前記バルブケースへ向けて付勢するばねと、
環状であって前記センターロッドの外周に軸方向へ移動可能に嵌合されて前記ディスクに積層されるとともに、前記隙間に連通されるオリフィスを有するオリフィスプレートとを備えた
ことを特徴とする減衰バルブ。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記ばね受は、前記ばねの一端を支承する頂部と、頂部から放射状に垂下されて先端が前記バルブケースに嵌合するとともに前記ディスクおよび前記リーフバルブの外周と径方向で対向する複数の脚部とを有し、
前記脚部によって前記ディスクおよび前記リーフバルブを前記バルブケースに対して調心する
ことを特徴とする請求項1に記載の減衰バルブ。
【請求項3】
前記ディスクは、前記センターロッドによって調心され、
前記バルブケースは、前記リーフバルブの外周に径方向で対向して前記リーフバルブを調心する複数のガイドを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の減衰バルブ。
【請求項4】
アウターシェルと、前記アウターシェル内に軸方向へ移動可能に挿入されるピストンロッドとを備えて内部に少なくとも2つの作動室を有する緩衝器本体と、
前記作動室間に設けられる請求項1から3のいずれか一項に記載の減衰バルブとを備えた
ことを特徴とする緩衝器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、減衰バルブおよび緩衝器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の車体と車輪との間に介装される緩衝器に利用される減衰バルブは、たとえば、ケース側ポートとケース側ポートの開口を取り囲む環状のケース側弁座を有するバルブケースと、バルブケースに対して遠近可能であるとともにディスク側ポートとディスク側ポートの内周側に設けられた環状のディスク側弁座とディスク側ポートの外周に設けられた環状の外周シート部とを有するディスクと、環状であってバルブケースとディスクとの間に介装されてケース側弁座とディスク側弁座とに離着座するリーフバルブと、頂部と頂部の外周から放射状にバルブケースヘ向けて延びてバルブケースの外周に圧入される複数の脚部とを有して内方にディスクとリーフバルブとを収容するキャップと、キャップとディスクとの間に介装されてディスクとともにリーフバルブをバルブケースヘ向けて付勢するコイルばねとを備えるものがある(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
減衰バルブにおけるリーフバルブは、バルブケース側の外周部をケース側弁座に着座させ、ディスク側の内周部をケース側弁座よりも小径のディスク側弁座に着座させている。また、ケース側弁座には、ケース側弁座にリーフバルブが着座する状態でオリフィスを形成する凹部が設けられている。
【0004】
このように構成された減衰バルブは、たとえば、緩衝器内の圧側室とリザーバとの間に設けられている。そして、減衰バルブは、圧側室からリザーバへ向かう作動油の流れに対し、リーフバルブがディスク側弁座とケース側弁座とに着座する閉弁時にはキャップの脚部間を通過した作動油がオリフィスを介してリザーバへ移動する際にオリフィスによって抵抗を与え、リーフバルブの内周側が撓んでディスク側弁座から離間する開弁時にはリーフバルブによって抵抗を与えて、減衰力を発生する。
【0005】
他方、減衰バルブは、リザーバから圧側室へ作動油が流れる場合、ばねが縮んでリーフバルブがディスク側弁座に着座したままディスクとともにバルブケースから離間するので、作動油がリーフバルブとバルブケースとの間を通過してキャップの脚部間を介してキャップ外へ移動する。そして、従来の減衰バルブは、ばねの付勢力が小さくリザーバから圧側室へ作動油が移動する場合には作動油の流れに殆ど抵抗を与えないので、チェックバルブとして機能する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-059536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述のように従来の減衰バルブでは、キャップの脚部の下端をバルブケースの外周に設けられた段部に圧入して、キャップとバルブケースとを一体化しているが、キャップをバルブケースに対して周方向に位置決めされていないため、ケース側弁座に設けた凹部でなるオリフィスが径方向で脚部と重なる場合がある。
【0008】
前述した通り、オリフィスが機能するのは、リーフバルブがディスク側弁座およびケース側弁座に着座する閉弁時であり、リーフバルブが脚部によって径方向である程度調心できるようにリーフバルブの外周と脚部との間の隙間が狭くなっているため、ケース側弁座の凹部とキャップの脚部とが径方向で重なると、作動油はリーフバルブと脚部との狭い隙間を通過してからオリフィスを通過することになり、作動油の流れが安定せず、オリフィス以外にもリーフバルブと脚部との間の隙間によって作動油の流れに抵抗を与えてしまう。そうかといって、リーフバルブの内周側にオリフィスとして機能する切欠を設けると、リーフバルブの外周が撓んだ際に応力が集中してリーフバルブの破損の心配があるので、このような構成を採ることが難しい。
【0009】
よって、従来の減衰バルブでは、ケース側弁座の凹部とキャップの脚部とが径方向で重ってしまい、減衰力特性が製品毎にばらついてしまうという課題がある。
【0010】
そこで、本発明は、ばらつきの無い均一な減衰力の発生が可能な減衰バルブおよび緩衝器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
カヤバ株式会社
モータ
6日前
カヤバ株式会社
減衰バルブおよび緩衝器
今日
カヤバ株式会社
減衰バルブおよび緩衝器
今日
カヤバ株式会社
減衰バルブおよび緩衝器
今日
カヤバ株式会社
ミキサドラムの制御装置
6日前
カヤバ株式会社
ミキサドラムの制御装置
6日前
カヤバ株式会社
減衰バルブおよび緩衝器
12日前
カヤバ株式会社
減衰バルブおよび緩衝器
12日前
個人
回転機構
6か月前
個人
回転伝達機構
4か月前
個人
保持機
27日前
個人
免震留具
今日
株式会社フジキン
配管
2か月前
個人
振り子式免震装置
1か月前
丸一株式会社
配管構造
5か月前
個人
ネジの緩み止め装置
6か月前
個人
ロックナット
3か月前
個人
ネジの緩み防止装置
1か月前
個人
弁装置
4か月前
藤井電工株式会社
フック
27日前
個人
緩み防止ナット
1か月前
個人
リンクプレート
4か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
2か月前
株式会社フジキン
バルブ装置
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
株式会社ニフコ
留め具
5か月前
株式会社キッツ
管継手
4か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
1か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
19日前
株式会社三五
ドライブシャフト
2か月前
個人
配管用エルボカバー
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
続きを見る
他の特許を見る