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公開番号2024163151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2024147717,2022534589
出願日2024-08-29,2020-07-09
発明の名称テープフィーダ
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20241114BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】キャリアテープから剥離したカバーテープを適正に回収すると共にテープフィーダの小型化を図る。
【解決手段】テープフィーダは、複数の部品を収容したキャリアテープ上にカバーテープが貼着されてなる部品供給テープを所定の供給位置へ送り、供給位置の手前でキャリアテープからカバーテープを剥離することでキャリアテープ上の部品を露出させる。テープリーダは、カバーテープを挟んで引き込むことによりキャリアテープからカバーテープを剥離する一対の回転部材と、一対の回転部材により引き込まれたカバーテープを回転しながら巻き取るドラム部材と、駆動モータと、駆動モータからの回転駆動力を一対の回転部材のうち一方の回転部材とドラム部材とに分配する分配機構と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
複数の部品を収容したキャリアテープ上にカバーテープが貼着されてなる部品供給テープを所定の供給位置へ送り、前記供給位置の手前で前記キャリアテープから前記カバーテープを剥離することで前記キャリアテープ上の部品を露出させるテープフィーダであって、
前記カバーテープを挟んで引き込むことにより前記キャリアテープから前記カバーテープを剥離する一対の回転部材と、
前記一対の回転部材により引き込まれたカバーテープを回転しながら巻き取るドラム部材と、
駆動モータと、
前記駆動モータからのトルクを前記一対の回転部材のうち一方の回転部材と前記ドラム部材とに分配する分配機構と、
を備えるテープフィーダ。
続きを表示（約 720 文字）【請求項２】
請求項１に記載のテープフィーダであって、
前記分配機構は、前記ドラム部材よりも前記一方の回転部材の方に大きなトルクを分配する、
テープフィーダ。
【請求項３】
請求項２に記載のテープフィーダであって、
前記分配機構は、前記駆動モータからのトルクを前記一方の回転部材に伝達する第１伝達ギヤと、前記駆動モータからのトルクを前記ドラム部材に伝達する第２伝達ギヤと、を有し、
前記第２伝達ギヤは、入力側の回転速度に対する出力側の回転速度の比が前記第１伝達ギヤよりも大きい、
テープフィーダ。
【請求項４】
請求項１ないし３いずれか１項に記載のテープフィーダであって、
前記ドラム部材の回転軸に設けられたトルクリミッタ
を備えるテープフィーダ。
【請求項５】
請求項１ないし４いずれか１項に記載のテープフィーダであって、
前記ドラム部材は、一端が前記ドラム部材の巻芯に連結されると共に他端が前記カバーテープの先端に連結される延長テープを備えるテープフィーダ。
【請求項６】
請求項１ないし５いずれか１項に記載のテープフィーダであって、
前記駆動モータを制御する制御装置と、
前記一対の回転部材により引き込まれる前記カバーテープの張力を検出する張力検出センサを備え、
前記制御装置は、前記張力検出センサにより閾値以上の張力が検出されないときには、前記駆動モータを駆動し、前記張力検出センサにより前記閾値以上の張力が検出されると、前記駆動モータの駆動を停止する、
テープフィーダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、テープフィーダについて開示する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、この種のテープフィーダとしては、リールに巻かれたキャリアテープをリールから引き出して送り出すテープ送り機構と、キャリアテープからトップテープを剥ぎ取るテープ剥ぎ取り機構と、剥ぎ取ったトップテープを保管するテープ保管室とを筐体に内蔵したものが提案されている（例えば、特許文献１参照）。テープ送り機構は、モータから伝達される回転駆動力により回転してキャリアテープを送り出す第１のスプロケットを備える。テープ剥ぎ取り機構は、キャリアテープの送り孔に係合し所定の経路に沿って送り出されるキャリアテープによって回転駆動力が付与される第２のスプロケットと、互いに噛合する一対の歯車と、を備える。一対の歯車は、その一方の歯車に第２のスプロケットからの回転駆動力が伝達されることにより、互いに逆方向に回転する。一対の歯車にはトップテープが挟み込まれ、一対の歯車が互いに逆方向に回転することでトップテープをテープ保管室に向けて送り出す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－０５０１２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述したテープフィーダは、剥ぎ取ったトップテープをテープ保管室として画成された空間内に送り出すだけのものである。このため、リールに巻かれたキャリアテープから剥ぎ取られたトップテープのすべてを回収できるようにするためには、大きな空間を必要とし、テープフィーダの大型化を招いてしまう。
【０００５】
本開示は、キャリアテープから剥離したカバーテープを適正に回収すると共にテープフィーダの小型化を図ることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【０００７】
本開示のテープフィーダは、
複数の部品を収容したキャリアテープ上にカバーテープが貼着されてなる部品供給テープを所定の供給位置へ送り、前記供給位置の手前で前記キャリアテープから前記カバーテープを剥離することで前記キャリアテープ上の部品を露出させるテープフィーダであって、
前記カバーテープを挟んで引き込むことにより前記キャリアテープから前記カバーテープを剥離する一対の回転部材と、
前記一対の回転部材により引き込まれたカバーテープを回転しながら巻き取るドラム部材と、
駆動モータと、
前記駆動モータからのトルクを前記一対の回転部材のうち一方の回転部材と前記ドラム部材とに分配する分配機構と、
を備えることを要旨とする。
【０００８】
この本開示のテープフィーダは、カバーテープを挟んで引き込むことによりキャリアテープからカバーテープを剥離する一対の回転部材と、一対の回転部材で引き込まれたカバーテープを回転しながら巻き取るドラム部材と、を備える。一対の回転部材のうち一方の回転部材とドラム部材とには、同一のモータから分解機構を介してそれぞれトルクが伝達される。これにより、キャリアテープから剥離されたカバーテープを適正に回収することができると共に、駆動源の共用化によってテープフィーダをより小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
部品実装機の概略構成図である。
テープフィーダの概略構成図である。
実装機用制御装置とフィーダ用制御装置との電気的な接続関係を示すブロック図である。
カバーテープ巻取機構の概略構成図である。
回収ドラムの断面図である。
ドラム本体に巻き取られたカバーテープの断面図である。
クランパを含む延長テープの概略構成図である。
第２ブロックの断面図である。
延長テープにカバーテープを接合する様子を示す説明図である。
延長テープにカバーテープを接合する様子を示す説明図である。
カバーテープ巻取処理の一例を示すフローチャートである。
他の実施形態に係るクランパの概略構成図である。
圧入部材の側面図である。
延長テープにカバーテープを接合する様子を示す説明図である。
延長テープにカバーテープを接合する様子を示す説明図である。
他の実施形態に係るクランパの概略構成図である。
延長テープにカバーテープを接合する様子を示す説明図である。
延長テープにカバーテープを接合する様子を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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