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公開番号
2024162691
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078494
出願日
2023-05-11
発明の名称
回生制御装置
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
主分類
B60W
20/14 20160101AFI20241114BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の走行状況に加えて、運転者の好みに合わせた回生制動力(減速度)を発生させることができ、運転者の違和感をより低減することが可能な回生制御装置を提供する。
【解決手段】HEV-CU70は、減速時に、車両の走行状況に応じて設定される目標減速度に応じて回生量(回生制動力)を調節する回生制御部701と、回生時(回生制動時)に、運転者の運転状態に基づいて、減速度の過不足を判定する減速度過不足判定部702と、判定された減速度の過不足の程度に応じて目標減速度を増大又は減少した学習値を取得する目標減速度学習部703と、車両の走行状況が変化した後に、変化前の車両の走行状況において取得された目標減速度の学習値を反映する学習値反映部704とを有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動時にはトルクを発生するモータとして動作し、回生時には制動力を発生させるジェネレータとして動作するモータジェネレータと、
車両の走行状況を取得する走行状況取得手段と、
運転者の運転状態を取得する運転状態取得手段と、
前記車両の走行状態及び前記運転者の運転状態に基づいて、前記モータジェネレータの動作を制御するコントロールユニットと、を備え、
前記コントロールユニットは、
減速時に、前記車両の走行状況に基づいて設定される目標減速度に応じて回生量を調節する回生制御部と、
回生時に、前記運転者の運転状態に基づいて、減速度の過不足を判定する減速度過不足判定部と、
減速度が不足していると判定された場合には、減速度の不足の程度に応じて前記目標減速度を増大した学習値を取得し、減速度が過剰であると判定された場合には、減速度の過剰の程度に応じて前記目標減速度を減少した学習値を取得する目標減速度学習部と、
前記車両の走行状況が変化した後に、変化前の前記車両の走行状況において取得された前記目標減速度の学習値を反映する学習値反映部と、を有する
ことを特徴とする回生制御装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記学習値反映部は、登降坂路走行において前記目標減速度の学習値が取得された場合には、その後、勾配の程度の異なる登降坂路走行、平坦路走行、又は、停車状態が所定時間以上継続したときに、前記目標減速度の学習値を反映することを特徴とする請求項1に記載の回生制御装置。
【請求項3】
前記車両の走行状況は、少なくとも、前方車両の有無、ワインディング路か否か、路面勾配、及び、車速のうちのいずれか一つを含み、
前記学習値反映部は、取得された前記目標減速度の学習値を反映する場合に、前記車両の走行状況と目標減速度との関係を定めたマップにおける該当する格子点のデータを書き換えることを特徴とする請求項2に記載の回生制御装置。
【請求項4】
前記減速度過不足判定部は、取得された前記運転者のアクセル操作に基づいて、減速度が過剰であるか否か、及び、減速度の過剰の程度を判定することを特徴とする請求項3に記載の回生制御装置。
【請求項5】
前記減速度過不足判定部は、取得された前記運転者のブレーキ操作、及び、シフト操作に基づいて、減速度が不足しているか否か、及び、減速度の不足の程度を判定することを特徴とする請求項4に記載の回生制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動モータを発電機として動作させて制動力を発生させる回生制御装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、エンジンと電動モータとを併用することで車両の燃料消費率(燃費)を効果的に向上させることができるハイブリッド自動車(HEV)やプラグイン・ハイブリッド自動車(PHV)が広く実用化されている。また、電動モータのみを動力源とし、排ガスを排出しない電気自動車(BEV)も実用化されている。
【0003】
エンジンと電動モータを動力源とするハイブリッド自動車や電動モータを動力源とする電気自動車等の電動車両では、例えば、車両の減速時に、電動モータを回生動作することによって制動力を得るとともに、車両の運動エネルギを電気エネルギとして回収する回生制御が行われる。
【0004】
ここで、特許文献1には、車両の様々な走行状況に応じて回生制動力を制御することができる車両の回生制動装置が開示されている。より具体的には、この回生制動装置は、惰行運転時に回生制動力の目標値を算出する際、基準となる回生制動力を算出し、更に、車間距離に応じた補正量と先行きの道路状況に応じた補正量をそれぞれ算出する。そして、このうち最大の補正量を基準回生制動力に加算して目標値を補正することで、実際の走行状況に応じて適切な回生制動力を発生させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-54203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、特許文献1に開示された回生制動装置によれば、実際の走行状況に応じて適切な回生制動力を発生させることができる。しかしながら、適切な回生制動力(減速度)は走行状況に加えて、運転者の好みによっても異なり得る。そのため、走行状況に応じて回生制動力を可変させたとしても、運転者によっては、回生制動力が不足していると感じたり、或は、過剰であると感じるおそれがある。すなわち、運転者が違和感を覚えるおそれがある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、車両の走行状況に加えて、運転者の好みに合わせた回生制動力(減速度)を発生させることができ、運転者の違和感をより低減することが可能な回生制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る回生制御装置は、駆動時にはトルクを発生するモータとして動作し、回生時には制動力を発生させるジェネレータとして動作するモータジェネレータと、車両の走行状況を取得する走行状況取得手段と、運転者の運転状態を取得する運転状態取得手段と、車両の走行状態及び運転者の運転状態に基づいて、モータジェネレータの動作を制御するコントロールユニットとを備え、該コントロールユニットが、減速時に、車両の走行状況に基づいて設定される目標減速度に応じて回生量を調節する回生制御部と、回生時に、運転者の運転状態に基づいて、減速度の過不足を判定する減速度過不足判定部と、減速度が不足していると判定された場合には、減速度の不足の程度に応じて目標減速度を増大した学習値を取得し、減速度が過剰であると判定された場合には、減速度の過剰の程度に応じて目標減速度を減少した学習値を取得する目標減速度学習部と、車両の走行状況が変化した後に、変化前の車両の走行状況において取得された目標減速度の学習値を反映する学習値反映部とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の一態様に係る回生制御装置によれば、減速時に、車両の走行状況に基づいて設定される目標減速度に応じて回生量が調節され、回生時に、運転者の運転状態に基づいて、減速度の過不足が判定され、減速度が不足していると判定された場合には、減速度の不足の程度に応じて目標減速度を増大した学習値が取得され、減速度が過剰であると判定された場合には、減速度の過剰の程度に応じて目標減速度を減少した学習値が取得される。すなわち、走行状況ごとに、運転者が感じているであろう減速度(回生制動力)の過不足が判定され、該過不足の程度に応じて増大又は減少された目標減速度(学習値)が取得される。そのため、走行状況ごとに、減速度(回生制動力)を運転者の好みに近づけること(合わせること)ができ、運転者の違和感を低減することができる。また、車両の走行状況が変化した後に、変化前の車両の走行状況において取得された目標減速度の学習値が反映されるため、学習値が取得された走行状況が終了する前に(すなわち走行の途中で)減速度(回生制動力)が変化することがなく、運転者が違和感を覚えることを防止できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、車両の走行状況に加えて、運転者の好みに合わせた回生制動力(減速度)を発生させることができ、運転者の違和感をより低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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