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公開番号
2024162396
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077856
出願日
2023-05-10
発明の名称
レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物及び高分子化合物
出願人
東京応化工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20241114BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】高感度化が図れ、かつ、パターン寸法の均一性等のリソグラフィー特性が良好なレジスト組成物、当該レジスト組成物を用いたレジストパターン形成方法、当該レジスト組成物に有用な高分子化合物、及び当該高分子化合物の合成に利用可能な化合物を提供する。
【解決手段】本発明は、一般式(a0-1)で表される構成単位を有する樹脂成分を含有するレジスト組成物を採用する。式(a0-1)中、R
01
は、2価の連結基又は単結合である。R
02
は、酸解離性基である。Y
00
は、2価の連結基又は単結合である。R
00
は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基である。Y
01
は、2価の連結基又は単結合である。M
m+
は、m価のオニウムカチオンである。mは1以上の整数である。
[化1]
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024162396000114.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">27</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
露光により酸を発生し、かつ、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化するレジスト組成物であって、
酸の作用により現像液に対する溶解性が変化する樹脂成分(A1)を含有し、
前記樹脂成分(A1)は、下記一般式(a0-1)で表される構成単位(a0)を有する、レジスト組成物。
TIFF
2024162396000106.tif
27
170
[式中、R
01
は、2価の連結基又は単結合である。R
02
は、酸解離性基である。Y
00
は、2価の連結基又は単結合である。R
00
は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基である。Y
01
は、2価の連結基又は単結合である。M
m+
は、m価のオニウムカチオンである。mは1以上の整数である。]
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記一般式(a0-1)におけるR
02
は、下記一般式(a1-r-2)で表される酸解離性基である、請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2024162396000107.tif
24
170
[式中、Ra’
4
~Ra’
6
はそれぞれ炭化水素基であって、Ra’
5
とRa’
6
とは互いに結合して環を形成してもよい。*は、前記一般式(a0-1)におけるR
02
と結合する酸素原子との結合手を表す。]
【請求項3】
前記一般式(a0-1)におけるR
02
は、下記一般式(a1-r-4)で表される酸解離性基である、請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2024162396000108.tif
34
170
[式中、Ra’
10
は、炭化水素基である。Ra’
11a
及びRa’
11b
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基である。Ra’
12
は、水素原子又は炭化水素基である。Ra’
10
と、Ra’
11a
又はRa’
11b
とは、互いに結合して環を形成してもよい。Ra’
11a
又はRa’
11b
と、Ra’
12
とは、互いに結合して環を形成してもよい。*は、前記一般式(a0-1)におけるR
02
と結合する酸素原子との結合手を表す。]
【請求項4】
前記一般式(a0-1)におけるR
00
は、置換基を有する芳香族炭化水素基であり、前記置換基は、ハロゲン原子、アルキル基及びアルコキシ基からなる群より選択される一種以上である、請求項1に記載のレジスト組成物。
【請求項5】
前記一般式(a0-1)におけるR
00
は、下記一般式(R
00
-1)で表される基である、請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2024162396000109.tif
43
170
[式中、R
a1
及びR
a2
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基である。m0は、0以上2以下の整数である。0≦n1≦m0×2+2である。0≦n2≦4である。0≦n1+n2≦m0×2+4である。*11及び*12のいずれか一方は、前記一般式(a0-1)におけるY
00
との結合手を表す。*21及び*22のいずれか一方は、前記一般式(a0-1)におけるY
01
との結合手を表す。]
【請求項6】
前記樹脂成分(A1)は、さらに、下記一般式(a10-1)で表される構成単位(a10)を有する、請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2024162396000110.tif
41
170
[式中、Rは、水素原子、炭素原子数1~5のアルキル基又は炭素原子数1~5のハロゲン化アルキル基である。Ya
x1
は、2価の連結基又は単結合である。Wa
x1
は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基である。n
ax1
は、1以上の整数である。]
【請求項7】
さらに、露光により酸を発生する酸発生剤成分(B)を含有する、請求項1に記載のレジスト組成物。
【請求項8】
支持体上に、請求項1~7のいずれか一項に記載のレジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程、前記レジスト膜を露光する工程、及び前記露光後のレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程を有する、レジストパターン形成方法。
【請求項9】
下記一般式(a0-m1)で表される化合物。
TIFF
2024162396000111.tif
26
170
[式中、R
01
は、2価の連結基又は単結合である。R
02
は、酸解離性基である。Y
00
は、2価の連結基又は単結合である。R
00
は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基である。Y
01
は、2価の連結基又は単結合である。M
m+
は、m価のオニウムカチオンである。mは1以上の整数である。]
【請求項10】
下記一般式(a0-1)で表される構成単位を有する、高分子化合物。
TIFF
2024162396000112.tif
27
170
[式中、R
01
は、2価の連結基又は単結合である。R
02
は、酸解離性基である。Y
00
は、2価の連結基又は単結合である。R
00
は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基である。Y
01
は、2価の連結基又は単結合である。M
m+
は、m価のオニウムカチオンである。mは1以上の整数である。]
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物及び高分子化合物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体素子や液晶表示素子の製造においては、リソグラフィー技術の進歩により急速にパターンの微細化が進んでいる。微細化の手法としては、一般に、露光光源の短波長化(高エネルギー化)が行われている。
レジスト材料には、これらの露光光源に対する感度、微細な寸法のパターンを再現できる解像性等のリソグラフィー特性が求められる。
このような要求を満たすレジスト材料として、従来、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化する基材成分と、露光により酸を発生する酸発生剤成分と、を含有する化学増幅型レジスト組成物が用いられている。
【0003】
化学増幅型レジスト組成物においては、一般的に、リソグラフィー特性等の向上のために、前記基材成分として、複数の構成単位を有する樹脂が用いられている。前記酸発生剤成分としては、これまで多種多様なものが提案されている。例えば、ヨードニウム塩やスルホニウム塩などのオニウム塩系酸発生剤、オキシムスルホネート系酸発生剤、ジアゾメタン系酸発生剤、ニトロベンジルスルホネート系酸発生剤、イミノスルホネート系酸発生剤、ジスルホン系酸発生剤などが知られている。
【0004】
また、化学増幅型レジスト組成物においては、酸発生剤成分として、露光により酸を発生する酸発生基を含む構成単位を導入した高分子化合物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような高分子化合物は、酸発生剤としての機能と、基材成分としての機能とを併せ持つ。
【0005】
また、レジスト材料としては、従来、酸発生剤成分とともに、露光により該酸発生剤成分から発生する酸の拡散を制御する酸拡散制御剤を併有する化学増幅型レジスト組成物も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-153440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
リソグラフィー技術の更なる進歩、応用分野の拡大等が進み、急速にパターンの微細化が進んでいる。これに伴い、半導体素子等を製造する際には、微細な寸法のパターンを良好な形状で形成できる技術が求められる。そのため、レジスト組成物には、よりいっそうの高感度化と、パターン寸法の均一性等のリソグラフィー特性のさらなる向上とが求められる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高感度化が図れ、かつ、パターン寸法の均一性等のリソグラフィー特性が良好なレジスト組成物、当該レジスト組成物を用いたレジストパターン形成方法、当該レジスト組成物に有用な高分子化合物、及び当該高分子化合物の合成に利用可能な化合物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用した。
すなわち、本発明の第1の態様は、露光により酸を発生し、かつ、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化するレジスト組成物であって、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化する樹脂成分(A1)を含有し、前記樹脂成分(A1)は、下記一般式(a0-1)で表される構成単位(a0)を有することを特徴とする、レジスト組成物である。
【0009】
TIFF
2024162396000001.tif
27
170
[式中、R
01
は、2価の連結基又は単結合である。R
02
は、酸解離性基である。Y
00
は、2価の連結基又は単結合である。R
00
は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基である。Y
01
は、2価の連結基又は単結合である。M
m+
は、m価のオニウムカチオンである。mは1以上の整数である。]
【0010】
本発明の第2の態様は、支持体上に、前記第1の態様に係るレジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程、前記レジスト膜を露光する工程、及び前記露光後のレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程を有することを特徴とする、レジストパターン形成方法である。
(【0011】以降は省略されています)
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