TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024162197
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077518
出願日
2023-05-09
発明の名称
取付具、盛土構造及び盛土構造の施工方法
出願人
株式会社エンバイン
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02D
17/18 20060101AFI20241114BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】盛土用の発泡樹脂ブロックを設計した位置に配置することが可能となり、施工を容易に行うことが可能となる取付具を提供する。
【解決手段】実施形態における取付具1は、締結具を設けるための貫通孔22が形成される取付板部21と、取付板部21の両端に形成される第1繋ぎ板部31と第2繋ぎ板部41と、第1繋ぎ板部31から折り曲げられて形成される第1アンカー板部32と、第2繋ぎ板部41から折り曲げられて形成される第2アンカー板部42と、第1繋ぎ板部31と第1アンカー板部32との折り曲げ箇所の端面が頂部33aとなるように突出される第1爪部33と、第2繋ぎ板部41と第2アンカー板部42との折り曲げ箇所の端面が頂部43aとなる第2爪部43と、取付板部21の両端から立ち上がる第1受羽根板部23と、第2受羽根板部24と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
盛土用の発泡樹脂ブロックに盛土用パネルを取り付けるための取付具であって、
前記盛土用パネルに取り付けられる締結具を設けるための貫通孔が形成される取付板部と、
前記取付板部の両端に形成される第1繋ぎ板部と第2繋ぎ板部と、
前記第1繋ぎ板部の前記取付板部側の端部とは反対側の端部から折り曲げられて形成される第1アンカー板部と、
前記第2繋ぎ板部の前記取付板部側の端部とは反対側の端部から折り曲げられて形成される第2アンカー板部と、
前記第1繋ぎ板部と前記第1アンカー板部との折り曲げ箇所の端面が頂部となるように突出される第1爪部と、
前記第2繋ぎ板部と前記第2アンカー板部との折り曲げ箇所の端面が頂部となるように前記第1爪部の突出方向に沿って突出される第2爪部と、
前記取付板部の両端から立ち上がる第1受羽根板部と第2受羽根板部と、を備えること
を特徴とする取付具。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1受羽根板部の端部及び前記第2受羽根板部の端部の少なくとも何れかは、前記突出方向において前記第1爪部の頂部及び前記第2爪部の頂部よりも突出される位置に配置されること
を特徴とする請求項1記載の取付具。
【請求項3】
前記取付板部は、前記第1爪部の突出方向と反対側の端面に互いに対向する第1切欠部と第2切欠部とが形成されること
を特徴とする請求項1記載の取付具。
【請求項4】
前記締結具が設けられるとともに、前記取付板部に対向して設けられる供回り抑止板部を有し、
前記供回り抑止板部は、前記取付板部に接触可能に設けられること
を特徴とする請求項1記載の取付具。
【請求項5】
盛土用の発泡樹脂ブロックに盛土用パネルが取り付けられる盛土構造であって、
前記発泡樹脂ブロックと、
前記盛土用パネルと、
前記発泡樹脂ブロックに前記盛土用パネルを取り付ける取付具と、を備え、
前記取付具は、
前記盛土用パネルに取り付けるための締結具と、
前記締結具を設けるための貫通孔が形成される取付板部と、
前記取付板部の両端に形成される第1繋ぎ板部と第2繋ぎ板部と、
前記第1繋ぎ板部の前記取付板部側とは反対側の端部から折り曲げられて形成される第1アンカー板部と、
前記第2繋ぎ板部の前記取付板部側とは反対側の端部から折り曲げられて形成される第2アンカー板部と、
前記第1繋ぎ板部と前記第1アンカー板部との折り曲げ箇所の端面が頂部となるように突出される第1爪部と、
前記第2繋ぎ板部と前記第2アンカー板部との折り曲げ箇所の端面が頂部となるように前記第1爪部の突出方向に沿って突出される第2爪部と、
前記取付板部の両端から立ち上がる第1受羽根板部と第2受羽根板部と、を備え、
前記発泡樹脂ブロックは、前記第1繋ぎ板部と前記第2繋ぎ板部と、前記第1アンカー板部と前記第2アンカー板部と、前記第1爪部と前記第2爪部と、が挿入され、
前記第1受羽根板部と前記第2受羽根板部とは、前記盛土用パネルに対向する前記発泡樹脂ブロックの正面に接触されること
を特徴とする盛土構造。
【請求項6】
請求項1記載の取付具を用いて盛土用の発泡樹脂ブロックに盛土用パネルを取り付ける盛土構造の施工方法であって、
前記第1受羽根板部と前記第2受羽根板部とを前記発泡樹脂ブロックの正面に接触させながら、前記第1繋ぎ板部と、前記第2繋ぎ板部と、前記第1アンカー板部と、前記第2アンカー板部と、前記第1爪部と、前記第2爪部とを、前記発泡樹脂ブロックに挿入する挿入工程と、
前記取付板部と前記盛土用パネルとを前記締結具により取り付ける取付工程と、を備えること
を特徴とする盛土構造の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、取付具、盛土構造及び盛土構造の施工方法に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、発泡樹脂ブロックを用いた盛土構造に関する技術として、特許文献1が開示されている。特許文献1の盛土用の面状材付き発泡樹脂ブロックは、発泡樹脂ブロックにおける面状材の取付面に配置される固定部と、発泡樹脂ブロックに埋設され、取付面の面外方向への固定部の移動を規制するアンカー部とを有する固定具を、前記固定部を取付面の上部2箇所と下部1箇所の少なくとも3箇所にそれぞれ位置付けて発泡樹脂ブロックに設け、前記固定具の固定部に面状材を止め具で固定して、発泡樹脂ブロックの取付面に面状材を取り付けた、ことを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-169764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1の盛土用の面状材付き発泡樹脂ブロックでは、固定具は、発泡樹脂ブロックの上面又は下面に沿って配置される連結部を備える。このため、発泡樹脂ブロックを並べて設けたとき、一の発泡樹脂ブロックの上面又は下面に沿って配置された連結部が、隣り合う他の発泡樹脂ブロックに干渉してしまう。その結果、連結部が干渉した部分だけ発泡樹脂ブロックの位置が設計された位置からずれてしまい、発泡樹脂ブロックを並べるにつれて発泡樹脂ブロックの位置のずれも累積して大きくなる。このように、連結部が干渉することにより、発泡樹脂ブロックを設計した位置に配置することができない、という問題があった。このため、連結部が干渉しないように発泡樹脂ブロックを削り、削った部分に連結部を配置した場合、発泡樹脂ブロックを削る作業が必要になり、施工に時間がかかってしまう、という問題もある。
【0005】
そこで本発明は、上述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、盛土用の発泡樹脂ブロックを設計した位置に配置することが可能となり、施工を容易に行うことが可能となる取付具、盛土構造及び盛土構造の施工方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る取付具は、盛土用の発泡樹脂ブロックに盛土用パネルを取り付けるための取付具であって、前記盛土用パネルに取り付けられる締結具を設けるための貫通孔が形成される取付板部と、前記取付板部の両端に形成される第1繋ぎ板部と第2繋ぎ板部と、前記第1繋ぎ板部の前記取付板部側の端部とは反対側の端部から折り曲げられて形成される第1アンカー板部と、前記第2繋ぎ板部の前記取付板部側の端部とは反対側の端部から折り曲げられて形成される第2アンカー板部と、前記第1繋ぎ板部と前記第1アンカー板部との折り曲げ箇所の端面が頂部となるように突出される第1爪部と、前記第2繋ぎ板部と前記第2アンカー板部との折り曲げ箇所の端面が頂部となるように前記第1爪部の突出方向に沿って突出される第2爪部と、前記取付板部の両端から立ち上がる第1受羽根板部と第2受羽根板部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る盛土構造は、盛土用の発泡樹脂ブロックに盛土用パネルが取り付けられる盛土構造であって、前記発泡樹脂ブロックと、前記盛土用パネルと、前記発泡樹脂ブロックに前記盛土用パネルを取り付ける取付具と、を備え、前記取付具は、前記盛土用パネルに取り付けるための締結具と、前記締結具を設けるための貫通孔が形成される取付板部と、前記取付板部の両端に形成される第1繋ぎ板部と第2繋ぎ板部と、前記第1繋ぎ板部の前記取付板部側とは反対側の端部から折り曲げられて形成される第1アンカー板部と、前記第2繋ぎ板部の前記取付板部側とは反対側の端部から折り曲げられて形成される第2アンカー板部と、前記第1繋ぎ板部と前記第1アンカー板部との折り曲げ箇所の端面が頂部となるように突出される第1爪部と、前記第2繋ぎ板部と前記第2アンカー板部との折り曲げ箇所の端面が頂部となるように前記第1爪部の突出方向に沿って突出される第2爪部と、前記取付板部の両端から立ち上がる第1受羽根板部と第2受羽根板部と、を備え、前記発泡樹脂ブロックは、前記第1繋ぎ板部と前記第2繋ぎ板部と、前記第1アンカー板部と前記第2アンカー板部と、前記第1爪部と前記第2爪部と、が挿入され、前記第1受羽根板部と前記第2受羽根板部とは、前記盛土用パネルに対向する前記発泡樹脂ブロックの正面に接触されることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る盛土構造の施工方法は、第1発明の取付具を用いて盛土用の発泡樹脂ブロックに盛土用パネルを取り付ける盛土構造の施工方法であって、前記第1受羽根板部と前記第2受羽根板部とを前記発泡樹脂ブロックの正面に接触させながら、前記第1繋ぎ板部と、前記第2繋ぎ板部と、前記第1アンカー板部と、前記第2アンカー板部と、前記第1爪部と、前記第2爪部とを、前記発泡樹脂ブロックに挿入する挿入工程と、前記取付板部と前記盛土用パネルとを前記締結具により取り付ける取付工程と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、盛土用の発泡樹脂ブロックを設計した位置に配置することが可能となり、施工を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態における盛土構造の一例を示す側面図である。
図2は、第1実施形態における盛土構造の一例を示す正面図である。
図3は、第1実施形態における取付具の一例を分解して示す斜視図である。
図4は、第1実施形態における盛土構造の施工方法の一例を示す図であり、図4(a)は、発泡樹脂ブロックの正面に取付具を接して設けた状態を示す側面図であり、図4(b)は、発泡樹脂ブロックの正面に取付具を接して設けた状態を示す正面図である。
図5は、第1実施形態における盛土構造の施工方法の一例を示す図であり、発泡樹脂ブロックに取付具を挿入した状態を示す平面図である。
図6は、第1実施形態における盛土構造の施工方法の一例を示す図であり、図6(a)は、下側の発泡樹脂ブロックに取付具を挿入した状態を示す側面図であり、図6(b)は、発泡樹脂ブロックに取付具を挿入した状態を示す正面図である。
図7は、第1実施形態における盛土構造の施工方法の一例を示す図であり、取付具に盛土用パネルを取り付けた後の状態を示す平面図である。
図8は、第1実施形態における盛土構造の施工方法の一例を示す図であり、下側の発泡樹脂ブロックに挿入した取付具に目地プレートを設置した後の状態を示す側面図である。
図9は、第1実施形態における盛土構造の施工方法の一例を示す図であり、上側の発泡樹脂ブロックに挿入した取付具に目地プレートを設置した後の状態を示す側面図である。
図10は、第1実施形態における盛土構造の一例を示す側面図である。
図11は、第2実施形態における盛土構造の一例を示す正面図である。
図12は、第2実施形態における盛土構造の施工方法の一例を示す図であり、下側の発泡樹脂ブロックに取付具を挿入した状態を示す側面図である。
図13は、第2実施形態における盛土構造の施工方法の一例を示す図であり、上側の発泡樹脂ブロックに取付具を挿入した状態を示す正面図である。
図14は、第2実施形態における盛土構造の施工方法の一例を示す図であり、中間床版の上に発泡樹脂ブロックを設置した後の状態を示す側面図である。
図15は、第2実施形態における盛土構造の施工方法の一例を示す図であり、ずれ止めプレートを中間床版に設置した後の状態を示す側面図である。
図16は、第3実施形態における盛土構造の一例を示す正面図である。
図17は、第3実施形態における盛土構造の一例を示す側面図である。
図18は、第4実施形態における取付具の一例を分解して示す斜視図である。
図19は、第5実施形態における盛土構造の一例を示す平面図である。
図20は、第6実施形態における盛土構造の一例を示す側面図である。
図21は、第7実施形態における取付具の一例を示す斜視図である。
図22は、第7実施形態における盛土構造の一例を示す正面図である。
図23は、第8実施形態における盛土構造の一例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
砂防ダム及び導流堤
13日前
住友建機株式会社
ショベル
20日前
株式会社エスイー
対土石流構造物
29日前
株式会社ナガイ製作所
貫入試験方法
8日前
日本車輌製造株式会社
建設機械
7日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
20日前
住友重機械工業株式会社
作業機械
28日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
20日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
22日前
株式会社テクアノーツ
浮桟橋の係留装置
23日前
清水建設株式会社
杭圧入機
29日前
株式会社乗富鉄工所
水門開閉装置の設置方法
7日前
コベルコ建機株式会社
電動式作業機械
21日前
日本ソリッド株式会社
水中汚濁防止装置の展張方法
21日前
日本車輌製造株式会社
杭打機の制御装置
今日
ゼニヤ海洋サービス株式会社
通船ゲートシステム
20日前
株式会社不二越
建設機械用旋回ブレーキ装置
今日
岡部株式会社
地中排水具及び地中排水構造
20日前
岡部株式会社
地中排水具及び地中排水構造
20日前
住友重機械工業株式会社
作業機械の管理システム
8日前
ジオファーム株式会社
地盤補強工法
28日前
カナデビア株式会社
排砂装置および排砂方法
今日
大成建設株式会社
整流構造
今日
株式会社笹山工業所
土壌の製造方法及び土壌の再利用方法
28日前
スエヒロシステム株式会社
長尺アンカ一体型ライナー
1か月前
住友重機械工業株式会社
作業機械の情報処理システム
20日前
コベルコ建機株式会社
作業機械及び搭載物の搭載方法
21日前
オリエンタル白石株式会社
仮設足場を用いた施工方法
28日前
JFEスチール株式会社
流体供給管付き鋼管杭の回転接合方法
20日前
パナソニックホームズ株式会社
住宅の構造
29日前
株式会社きんそく
基礎杭の施工支援システム及び施工支援方法
7日前
株式会社大林組
フェンス用基礎及びその形成方法
20日前
株式会社竹中土木
地盤改良体先端の施工中モニタリングシステム
22日前
コベルコ建機株式会社
掘削作業完了判定システム
8日前
株式会社エンバイン
盛土構造及び盛土構造の施工方法
7日前
株式会社大林組
地下構造物の構築方法及び地下構造物
7日前
続きを見る
他の特許を見る