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公開番号
2024154099
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067727
出願日
2023-04-18
発明の名称
住宅の構造
出願人
パナソニックホームズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02D
27/01 20060101AFI20241023BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】 断熱性能を向上させつつ、束が沈下したときでも大引を水平に支持することが可能な住宅の構造を提供する。
【解決手段】 住宅Hの構造1である。住宅Hの構造1は、住宅Hの外周部に沿って配され、かつ、上下に延びる立上り部10を有する布基礎2と、布基礎2の立上り部10に沿って配され、かつ、上下に延びる第1断熱材3と、布基礎2の屋内50側で地盤面G2を覆う土間コンクリート4と、土間コンクリート4と地盤面G2との間、かつ、立上り部10側に配された第2断熱材5と、下端6uが土間コンクリート4に固定されて上下に延びる複数の束6と、束6の上端側で支持された大引7とを備える。束6は、第2断熱材5の上に配された第1の束6aを含む。住宅Hの構造1は、第1の束6aが沈下したときに、第1の束6aが支持する大引7を水平に支持するための支持金物8を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
住宅の構造であって、
前記住宅の外周部に沿って配され、かつ、上下に延びる立上り部を有する布基礎と、
前記布基礎の前記立上り部に沿って配され、かつ、上下に延びる第1断熱材と、
前記布基礎の屋内側で地盤面を覆う土間コンクリートと、
前記土間コンクリートと前記地盤面との間、かつ、前記立上り部側に配された第2断熱材と、
下端が前記土間コンクリートに固定されて上下に延びる複数の束と、
前記束の上端側で支持された大引とを備え、
前記束は、前記第2断熱材の上に配された第1の束を含み、
前記第1の束が沈下したときに、前記第1の束が支持する大引を水平に支持するための支持金物を備える、
住宅の構造。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記支持金物は、一端が、前記立上り部又は立上り部に固定された土台に固定されており、かつ、他端側が、前記第1の束が支持する前記大引を下方から支持する、請求項1に記載の住宅の構造。
【請求項3】
前記第1の束は、その上端側に、前記大引の下面を受ける受け部を含み、
前記支持金物の前記他端側は、前記受け部と前記大引との間に位置する、請求項2に記載の住宅の構造。
【請求項4】
前記第2断熱材は、前記第1の束の下方に位置する第1部分を含み、
前記第1部分は、防蟻断熱材である、請求項1に記載の住宅の構造。
【請求項5】
前記第2断熱材は、前記第1部分の屋内側に連続する第2部分を含み、
前記第2部分は、非防蟻断熱材である、請求項4に記載の住宅の構造。
【請求項6】
前記第1断熱材は、前記立上り部の屋内側に配されており、前記土間コンクリートの外縁は、前記第1断熱材に接している、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の住宅の構造。
【請求項7】
前記第2断熱材の外縁は、前記第1断熱材に接している、請求項6に記載の住宅の構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅の構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、住宅の基礎断熱構造が記載されている。この基礎断熱構造は、上下に延びる立上り部を有する布基礎と、前記布基礎の屋内側の地盤面を覆う土間コンクリートと、発泡樹脂系断熱材とを含む。前記発泡樹脂系断熱材は、布基礎の前記立上り部に沿って延びる垂直部と、前記土間コンクリートの上を延びる水平部とを含む。また、前記住宅には、土間コンクリートに複数の束が立設され、これらの束により、大引が支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-194422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような住宅では、土間コンクリート上の束が立設された箇所は、発泡樹脂系断熱材で覆うことが困難であることから、断熱性能の向上についてはさらなる改善の余地があった。
【0005】
また、発泡樹脂系断熱材と束との干渉を防止するために、発泡樹脂系断熱材を土間コンクリートの下方に配することも考えられる。しかしながら、この構造では、シロアリが発泡樹脂系断熱材の内部に蟻道を形成するなどの蟻害が生じやすい。蟻害が生じた発泡樹脂系断熱材は、一定の面圧力を支持できず、その上に位置する土間コンクリート及び束が沈下し、床端部が下降するおそれがあった。
【0006】
本発明は、以上のような実情に鑑み案出されたもので、断熱性能を向上させつつ、束が沈下したときでも大引を水平に支持することが可能な住宅の構造の提供を主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、住宅の構造であって、前記住宅の外周部に沿って配され、かつ、上下に延びる立上り部を有する布基礎と、前記布基礎の前記立上り部に沿って配され、かつ、上下に延びる第1断熱材と、前記布基礎の屋内側で地盤面を覆う土間コンクリートと、前記土間コンクリートと前記地盤面との間、かつ、前記立上り部側に配された第2断熱材と、下端が前記土間コンクリートに固定されて上下に延びる複数の束と、前記束の上端側で支持された大引とを備え、前記束は、前記第2断熱材の上に配された第1の束を含み、前記第1の束が沈下したときに、前記第1の束が支持する大引を水平に支持するための支持金物を備える、住宅の構造である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の住宅の構造は、上記の構成を採用したことにより、断熱性能を向上させつつ、束が沈下したときでも大引を水平に支持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の住宅の構造を示す部分断面図である。
図1の束、大引及び支持金物の部分拡大斜視図である。
図2の支持金物の拡大図である。
住宅の構造の施工方法の第1工程を説明する断面図である。
住宅の構造の施工方法の第2工程を説明する断面図である。
【0010】
以下、本発明の実施形態が図面に基づき説明される。図面は、発明の内容の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれることが理解されなければならない。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。さらに、実施形態及び図面に表された具体的な構成は、本発明の内容理解のためのものであって、本発明は、図示されている具体的な構成に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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