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公開番号2024155899
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2024068718
出願日2024-04-19
発明の名称土壌の製造方法及び土壌の再利用方法
出願人株式会社笹山工業所
代理人個人
主分類E02D 3/12 20060101AFI20241024BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】固液混合体に含まれる固体を有効に利用して土壌を製造する。
【解決手段】土壌の製造方法は、固液混合体をフィルタープレス装置1によって脱水して脱水ケーキを生成する生成工程と、砕石ダスト、石灰ダスト、細骨材の少なくともいずれかである粉粒体、又は、岩石を破砕して得られる粉粒体、の少なくともいずれかを、混合物として準備する準備工程と、生成工程によって生成された脱水ケーキと準備工程で準備された混合物とを混ぜる混合工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
固液混合体をフィルタープレス装置によって脱水して脱水ケーキを生成する生成工程と、
砕石ダスト、石灰ダスト、細骨材の少なくともいずれかである粉粒体、岩石を破砕して得られる粉粒体、真砂土を含む粉粒体、の少なくともいずれかの粉粒体を、混合物として準備する準備工程と、
前記生成工程によって生成された前記脱水ケーキと前記準備工程で準備された前記混合物とを混ぜる混合工程と、
を含む土壌の製造方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記混合工程では、前記脱水ケーキと、前記準備工程で準備された前記混合物と、石灰と、石膏とを混合させる
請求項1に記載の土壌の製造方法。
【請求項3】
前記生成工程で生成された前記脱水ケーキを乾燥させる乾燥工程を含み、
前記混合工程では、前記乾燥工程によって乾燥された前記脱水ケーキを前記準備工程で準備された前記混合物と混合させる
請求項1又は請求項2に記載の土壌の製造方法。
【請求項4】
前記乾燥工程では、前記脱水ケーキの含水率を30%以下にする
請求項3に記載の土壌の製造方法。
【請求項5】
前記フィルタープレス装置は、前記固液混合体を受ける濾板を複数有し、
前記濾板は、板部と、前記板部と重なって配置される排水板である被覆部と、防水性の板材、防水性のシート材、防水性の層、のいずれかを有する防水材と、を備え、
前記被覆部は、当該被覆部の一方面側から他方面側に前記固液混合体に含まれる液体を通す通水部が形成され、
前記防水材は、非金属材料によって構成された表面を有し、
前記板部の板面と前記被覆部の前記他方面との間に前記防水材が挟まれた構成で、前記板部と前記被覆部と前記防水材とが重なり、
前記防水材は、前記被覆部の前記一方面側から前記他方面側に通過した前記液体を前記非金属材料の前記表面で受け、前記防水材の前記表面と前記他方面との間で前記液体を流す
請求項1又は請求項2に記載の土壌の製造方法。
【請求項6】
前記フィルタープレス装置は、濾板構造を有し、
前記濾板構造は、板状の基板部を有する濾板部と、密着部と、を備え、前記濾板部と前記密着部とが互いに接近及び離間し、前記密着部が前記濾板部を押圧する密着状態のときに前記濾板部及び前記密着部を備えて濾室が構成され、
前記基板部は、前記密着状態のときに前記密着部を押圧する環状の第1押圧部を有し、
前記密着部は、収容部と、前記収容部を囲んで配置されるとともに前記密着状態のときに前記第1押圧部を押圧する第2押圧部と、を有し、
前記第1押圧部は、前記密着状態のときに前記濾室を囲むように配置される第1シール部を具備し、
前記第2押圧部は、前記密着状態のときに前記濾室を囲むように配置される第2シール部を具備し、
前記濾板部と前記密着部とが互いに接近した状態のときに、前記第1シール部と前記第2シール部とが互いに押圧し合うことにより封止部を構成し、
前記濾板部と前記密着部とが互いに離間した状態のときに、前記第1シール部と前記第2シール部とが離間し、
前記密着状態のときに、前記第1シール部及び前記第2シール部のうちの一方のシール部の凸部が他方のシール部の凹部内に入り込んで前記凹部の内面を押圧する
請求項5に記載の土壌の製造方法。
【請求項7】
工事現場で生じた固液混合体をフィルタープレス装置によって脱水して脱水ケーキを生成する生成工程と、
砕石ダスト、石灰ダスト、細骨材の少なくともいずれかである粉粒体、岩石を破砕して得られる粉粒体、真砂土を含む粉粒体、の少なくともいずれかの粉粒体を、混合物として準備する準備工程と、
前記生成工程によって生成された前記脱水ケーキと前記準備工程で準備された前記混合物とを混ぜて混合土壌を生成する混合工程と、
前記混合工程で生成される前記混合土壌を前記工事現場又は前記工事現場の周辺の土壌として配置する配置工程と、
を含む土壌の再利用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、土壌の製造方法及び土壌の再利用方法に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
軟弱な地盤を強化して安定化するために、土壌に対して固化材を添加し、撹拌混合して固化処理する方法がある。このような土壌の改良の際に用いられる固化材として、セメント系固化材、石灰系固化材、及び石膏系固化材などが知られている。例えば、特許文献1の地盤改良用固化材は、セメント、高炉スラグ粉末、骨材、及び石膏を含有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-31574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
土壌固化材などを製造する場合、原料をどのように確保するかが問題となる。例えば、材料を一から製造して混入しなければならないものや、化学的な処理を多く必要とするものでは、手間が生じ、コストが増大してしまう。
【0005】
本開示は、上述した課題の少なくとも一つを解決するために、固液混合体を生かして土壌を製造し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一つである土壌の製造方法は、
固液混合体をフィルタープレス装置によって脱水して脱水ケーキを生成する生成工程と、
砕石ダスト、石灰ダスト、細骨材の少なくともいずれかである粉粒体、又は、岩石を破砕して得られる粉粒体、の少なくともいずれかを、混合物として準備する準備工程と、
前記生成工程によって生成された前記脱水ケーキと前記準備工程で準備された前記混合物とを混ぜる混合工程と、
を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術は、固液混合体を生かして土壌を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る土壌の製造方法に用いるフィルタープレス装置を概念的に示す側面図である。
図2は、図1のフィルタープレス装置の一部を具体化した一例を概念的に示す説明図である。
図3は、図1のフィルタープレス装置の一部を上側から見た構成を概念的に例示する説明図である。
図4は、図1のフィルタープレス装置の一部を前側から見た構成を概念的に例示する説明図である。
(A)は、第1保持状態のときの隣り合う濾板の組の一つを上側から見た様子を例示する説明図であり、(B)は、その濾板の組を離間させてケーキ(残存物)を落下させる様子を例示する説明図である。
図6は、図1のフィルタープレス装置の濾板構造において一の濾板と他の濾板とが離間した状態を例示する説明図である。
図7は、図1のフィルタープレス装置の濾板構造において一の濾板と他の濾板が密着した状態で固液混合体が流入した状態を例示する説明図である。
図1のフィルタープレス装置の1つの濾板の正面図である。
図9は、図8の濾板から濾布を省略した状態を例示する正面図である。
図10は、図9の構成から更に被覆部を省略した状態を例示する正面図である。
図11は、図8の濾板の背面図である。
図12は、図11の濾板から濾布を省略した状態を例示する背面図である。
図13は、図12の構成から更に被覆部を省略した状態を例示する背面図である。
図14は、図6、図7に例示される濾板の断面の一部を拡大して示す拡大図である。
図15(A)は、一方面側から見た被覆部(排水板)の構成を拡大して示す拡大図であり、図15(B)は、他方面側から見た被覆部(排水板)の構成を拡大して示す拡大図である。
図16(A)は、図15(A)のA-A断面における排水板及び防水材の構成を概念的に示す断面概略図である。図16(B)は、図15(A)のB-B断面における排水板及び防水材の構成を概念的に示す断面概略図である。
図17は、図15(A)のB-B断面付近の濾布、排水板、防水材、板状体の構成を拡大して概念的に説明する説明図である。
図18は、第1実施形態に係る土壌の製造方法を用いた土壌の再利用方法を説明する説明図である。
図19は、第2実施形態に関し、第1実施形態に用いられるフィルタープレス装置の濾板の一部を概略的に示す図であり、図13の構成を変形した構成を示す図である。
図20は、図19のフィルタープレス装置の濾板の一部を概略的に示す図であり、図14の構成を変形した構成を示す図である。
図21は、他の実施形態に係るフィルタープレス装置の濾板に用いられる排水板(被覆部)を例示する図であり、(A)は、一方の板面側から見た図であり、(B)は、板厚方向に沿って切断した断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。なお、以下で例示される〔1〕~〔7〕の特徴は、矛盾しない範囲でどのように組み合わされてもよい。
【0010】
〔1〕固液混合体をフィルタープレス装置によって脱水して脱水ケーキを生成する生成工程と、
砕石ダスト、石灰ダスト、細骨材の少なくともいずれかである粉粒体、岩石を破砕して得られる粉粒体、真砂土を含む粉粒体、の少なくともいずれかの粉粒体を、混合物として準備する準備工程と、
前記生成工程によって生成された前記脱水ケーキと前記準備工程で準備された前記混合物とを混ぜる混合工程と、
を含む土壌の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)

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