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公開番号
2024154159
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067832
出願日
2023-04-18
発明の名称
杭圧入機
出願人
清水建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02D
7/20 20060101AFI20241023BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】圧入する杭の傾斜及び位置ずれを抑制することができる杭圧入機を提供する。
【解決手段】杭圧入機1は、本体部2と、本体部2に接続され、地盤に設置された既設の杭10aの上端部を支持するクランプ装置3と、本体部2に接続され、クランプ装置3によって既設の杭10aから反力を得て、杭10bを把持して下降させて地盤に圧入するチャッキング装置4と、を備え、チャッキング装置4は、杭10bを把持する上側チャッキング機構40と、上側チャッキング機構40が杭10bを把持する部分よりも下方の位置で杭10bを把持する下側チャッキング機構50と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部と、
前記本体部に接続され、地盤に設置された既設の杭の上端部を支持するクランプ装置と、
前記本体部に接続され、前記クランプ装置によって前記既設の杭から反力を得て、杭を把持して下降させて前記地盤に圧入するチャッキング装置と、を備え、
前記チャッキング装置は、
前記杭を把持する上側チャッキング機構と、
前記上側チャッキング機構が前記杭を把持する部分よりも下方の位置で前記杭を把持する下側チャッキング機構と、を有する杭圧入機。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
前記下側チャッキング機構は、
前記本体部に接続され、前記杭を把持する第1把持部と、
前記既設の杭に接続され、前記第1把持部が前記杭を把持する部分よりも下方の位置で前記杭を把持する第2把持部と、を有する請求項1に記載の杭圧入機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、杭圧入機に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、鋼管杭や鋼管矢板等の杭は高強度で耐久性が高く、海岸や河川流域における耐震護岸や橋りょう基礎(鋼管矢板井筒等)の構造形式として多くの採用実績がある。施工時に、空頭制限や騒音、振動の制約がある等の要因で、打撃工法やバイブロハンマ工法を用いることが困難な施工環境下では、圧入工法を採用することとなる。
【0003】
圧入工法では、施工機械として下記の特許文献1に示すような鋼管圧入機が用いられる。鋼管圧入機は、既に打設している鋼管から反力を確保し、チャッキング部分1段で打設中の鋼管を支持する機構となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-246722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
杭が圧入される地盤が軟弱地盤である場合には、横方向(水平方向)の地盤反力が小さくなり、地盤中の杭の横抵抗が小さくなってしまう。特許文献1に記載の鋼管圧入機では、長尺な杭を1段のみのチャック装置で支持するため、不可視部分で、チャック装置部分を始点として緩やかに傾斜や位置ずれする虞がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、圧入する杭の傾斜及び位置ずれを抑制することができる杭圧入機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る杭圧入機は、本体部と、前記本体部に接続され、地盤に設置された既設の杭の上端部を支持するクランプ装置と、前記本体部に接続され、前記クランプ装置によって前記既設の杭から反力を得て、杭を把持して下降させて前記地盤に圧入するチャッキング装置と、を備え、前記チャッキング装置は、前記杭を把持する上側チャッキング機構と、前記上側チャッキング機構が前記杭を把持する部分よりも下方の位置で前記杭を把持する下側チャッキング機構と、を有する。
【0008】
このように構成された杭圧入機では、圧入する杭を把持するチャッキング装置は、クランプ装置によって既設の杭から反力を得ている。杭は、上側チャッキング機構及び下側チャッキング機構の上下2段のチャッキング機構によって、支持されている。よって、軟弱地盤であっても、杭の傾斜及び位置ずれを抑制することができる。
【0009】
また、本発明に係る杭圧入機は、前記下側チャッキング機構は、前記本体部に接続され、前記杭を把持する第1把持部と、前記既設の杭に接続され、前記第1把持部が前記杭を把持する部分よりも下方の位置で前記杭を把持する第2把持部と、を有していてもよい。
【0010】
このように構成された杭圧入機では、下側チャッキング機構は、本体部に接続された第1把持部と、既設の杭に接続された第2把持部と、を有している。よって、既設の杭からの反力をより一層確保して、杭を安定して把持することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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