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公開番号
2025090254
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205377
出願日
2023-12-05
発明の名称
カーテンウォール
出願人
清水建設株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
E04B
2/96 20060101AFI20250610BHJP(建築物)
要約
【課題】断熱性能に優れ、室内側温度の低下を抑制し、結露を防止することができるカーテンウォールを提供する。
【解決手段】上枠10と下枠10と左右の縦枠12とによって枠組みされた枠部に設けられたパネル14を有するユニット16を上下方向および左右方向に並べて配置して構成され、左右に隣り合う前記ユニット16の室外A側の前記縦枠12の間に設けられたゴンドラレール18を有するカーテンウォール100であって、前記縦枠12と前記ゴンドラレール18との間に設けられ、前記ゴンドラレール18から前記縦枠12への伝熱を抑制する断熱材20と、前記縦枠12の間に設けられ、室外A側から前記ゴンドラレール18への風の進入を防ぐウインドガード22とを備えるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上枠と下枠と左右の縦枠とによって枠組みされた枠部に設けられたパネルを有するユニットを上下方向および左右方向に並べて配置して構成され、左右に隣り合う前記ユニットの室外側の前記縦枠の間に設けられたゴンドラレールを有するカーテンウォールであって、
前記縦枠と前記ゴンドラレールとの間に設けられ、前記ゴンドラレールから前記縦枠への伝熱を抑制する断熱材と、前記縦枠の間に設けられ、室外側から前記ゴンドラレールへの風の進入を防ぐウインドガードとを備えることを特徴とするカーテンウォール。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
上枠と下枠と左右の縦枠とによって枠組みされた枠部に設けられたパネルを有するユニットを上下方向および左右方向に並べて配置して構成され、上下に隣り合う前記ユニットの室外側の前記上枠と前記下枠の間に設けられた通気用のスリットを有するカーテンウォールであって、
前記上枠または前記下枠の少なくとも一方は、室外に近い側または前記スリットに面する側に設けられる第一の枠体と、前記室外から遠い側または前記スリットに面しない側に設けられる第二の枠体とに分割されており、前記第二の枠体の内部には、前記第一の枠体から前記第二の枠体への伝熱を抑制する断熱材が設けられていることを特徴とするカーテンウォール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、隣り合うユニットの縦枠間にゴンドラレールを有するカーテンウォールに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、高層建物などの外壁に用いられるカーテンウォールが知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1のカーテンウォールは、図3に示すように、上下の横枠1と左右の縦枠2と、これらの枠内に設けられたパネル3とを有するユニット4を上下方向および左右方向に隣接配置したものである。左右に隣り合うユニット4の縦枠2間には、ゴンドラのガイドローラを案内するためのゴンドラレール5が設けられている。
【0003】
また、図4に示すように、上下に隣接する横枠1の間に吸排気スリット6を設け、吸排気スリット6に通じるチャンバー7を介して室内外の空気を入れ替えるようにした構造も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-146752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、図3のような従来の構造では、縦枠2とゴンドラレール5が一体化されているため、ゴンドラレール5から室外側の外気冷熱が室内側に伝わって、断熱性能の低下や結露の増大を招くおそれがある。また、図4のような従来の構造では、横枠1の無目材や吸排気スリット6から外気冷熱が室内側に伝わって、断熱性能の低下や結露の増大を招くおそれがある。このため、断熱性能に優れ、室内側温度の低下を抑制し、結露を防止することができるカーテンウォールが求められていた。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、断熱性能に優れ、室内側温度の低下を抑制し、結露を防止することができるカーテンウォールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るカーテンウォールは、上枠と下枠と左右の縦枠とによって枠組みされた枠部に設けられたパネルを有するユニットを上下方向および左右方向に並べて配置して構成され、左右に隣り合う前記ユニットの室外側の前記縦枠の間に設けられたゴンドラレールを有するカーテンウォールであって、前記縦枠と前記ゴンドラレールとの間に設けられ、前記ゴンドラレールから前記縦枠への伝熱を抑制する断熱材と、前記縦枠の間に設けられ、室外側から前記ゴンドラレールへの風の進入を防ぐウインドガードとを備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る他のカーテンウォールは、上枠と下枠と左右の縦枠とによって枠組みされた枠部に設けられたパネルを有するユニットを上下方向および左右方向に並べて配置して構成され、上下に隣り合う前記ユニットの室外側の前記上枠と前記下枠の間に設けられた通気用のスリットを有するカーテンウォールであって、前記上枠または前記下枠の少なくとも一方は、室外に近い側または前記スリットに面する側に設けられる第一の枠体と、前記室外から遠い側または前記スリットに面しない側に設けられる第二の枠体とに分割されており、前記第二の枠体の内部には、前記第一の枠体から前記第二の枠体への伝熱を抑制する断熱材が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るカーテンウォールによれば、上枠と下枠と左右の縦枠とによって枠組みされた枠部に設けられたパネルを有するユニットを上下方向および左右方向に並べて配置して構成され、左右に隣り合う前記ユニットの室外側の前記縦枠の間に設けられたゴンドラレールを有するカーテンウォールであって、前記縦枠と前記ゴンドラレールとの間に設けられ、前記ゴンドラレールから前記縦枠への伝熱を抑制する断熱材と、前記縦枠の間に設けられ、室外側から前記ゴンドラレールへの風の進入を防ぐウインドガードとを備えるので、外気からゴンドラレールへの伝熱が抑制されるとともに、ゴンドラレールから縦枠を介した室内側への伝熱が抑制される。このため、断熱性能に優れ、室内側温度の低下を抑制し、結露を防止することができるという効果を奏する。
【0010】
また、本発明に係る他のカーテンウォールによれば、上枠と下枠と左右の縦枠とによって枠組みされた枠部に設けられたパネルを有するユニットを上下方向および左右方向に並べて配置して構成され、上下に隣り合う前記ユニットの室外側の前記上枠と前記下枠の間に設けられた通気用のスリットを有するカーテンウォールであって、前記上枠または前記下枠の少なくとも一方は、室外に近い側または前記スリットに面する側に設けられる第一の枠体と、前記室外から遠い側または前記スリットに面しない側に設けられる第二の枠体とに分割されており、前記第二の枠体の内部には、前記第一の枠体から前記第二の枠体への伝熱を抑制する断熱材が設けられているので、室外側の第一の枠体から第二の枠体を介した室内側への伝熱が抑制される。このため、断熱性能に優れ、室内側温度の低下を抑制し、結露を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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