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公開番号
2024154520
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068355
出願日
2023-04-19
発明の名称
仮設足場を用いた施工方法
出願人
オリエンタル白石株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
23/04 20060101AFI20241024BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】構造物の水平投影面積が上部の方が小さくなるような構造物にも適用でき、組立撤去回数を低減して工期を短縮できる仮設足場の施工方法を提供する。
【解決手段】仮設土留壁(鋼矢板)で囲われた空間内で構造物を構築する仮設足場1を用いた施工方法において、構造物の下部(ケーソン基礎CF)を構築する構造物下部構築工程と、前記構造物下部構築工程で構築した構造物下部の上に鋼材20を井桁状に組み合わせて架台2を設置し、その架台2の上に仮設足場1を組み立てる足場組立工程と、前記足場組立工程で組み立てた仮設足場1を用いて前記構造物の上部(橋脚P1)を構築する構造物上部構築工程と、構築した構造物C1を沈下させる沈下工程と、沈下した構造物の周りに土砂を埋め戻す埋戻工程とを備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
仮設土留壁で囲われた空間内で構造物を構築する仮設足場を用いた施工方法であって、
構造物の下部を構築する構造物下部構築工程と、前記構造物下部構築工程で構築した構造物下部の上に鋼材を井桁状に組み合わせて架台を設置し、その架台の上に仮設足場を組み立てる足場組立工程と、前記足場組立工程で組み立てた仮設足場を用いて前記構造物の上部を構築する構造物上部構築工程と、構造物下部構築工程及び構造物上部構築工程で構築した構造物を沈下させる沈下工程と、前記沈下工程で沈下した構造物の周りに土砂を埋め戻す埋戻工程と、を備え、
前記沈下工程では、前記架台上の前記仮設足場を撤去することなく仮設土留壁の上端に前記架台を載置して前記仮設土留壁の上端間に架け渡して設置し、その後、前記仮設土留壁の上端間に架け渡した前記架台上の前記仮設足場を用いて前記沈下工程で沈下した構造物の上部をさらに増築する構造物上部増築工程を行うこと
を特徴とする仮設足場を用いた施工方法。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記構造物は、下部の水平投影面積が上部の水平投影面積より大きく、前記構造物上部構築工程では、前記仮設土留壁の上端間に架け渡した前記架台上の前記仮設足場を用いて水平投影面積が下部より小さい上部を構築すること
を特徴とする請求項1に記載の仮設足場を用いた施工方法。
【請求項3】
前記構造物の下部は、ケーソン基礎であり、前記構造物の上部は、橋脚であること
を特徴とする請求項2に記載の仮設足場を用いた施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮設足場を用いた施工方法に関し、詳しくは、ピア式ニューマチックケーソン基礎工事のような仮設足場を用いた橋脚の施工方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ピア式ニューマチックケーソン基礎工事の橋脚部施工時に必要となる外足場は、ケーソン沈設時に伴い橋脚周辺の土砂が沈下し、次の橋脚部を施工する前に橋脚周辺を埋め戻す必要がある。このため、組立てた外足場を一度撤去し、再度組立作業が発生する。また、このような外足場の組立撤去作業が、ケーソン基礎として構築する橋脚リフトの回数分繰り返される。そして、河川内の橋脚などでは、非出水期の工期に制約を受けるため、外足場の組立撤去の日数が大きく影響する。よって、ピア式ニューマチックケーソン基礎工事に必要となる外足場の組立撤去回数を低減できる足場架台の施工方法が切望されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、水上構造物1又は20近傍の水面上に浮遊状態に配置された台船3と、水上構造物1又は20に沿って移動可能に配置された移動体4と、一端が台船3に設けられた支持体5に連結支持されるとともに、他端が移動体2に連結支持されている作業ステージ8とを備え、作業ステージ8上に重機や設備などを設置した状態で、台船3と移動体4並びに作業ステージ8を水上構造物1又は20に沿って一体ものとして移動可能にした水際工事用仮設足場2が記載されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0014]~[0024]、図面の図1,図2等参照)。
【0004】
しかし、特許文献1に記載の水際工事用仮設足場2は、ピア式ニューマチックケーソン基礎工事のように、橋脚基礎と橋脚を続けて施工する構築する構造物の幅が途中で狭くなるような構造物には適用できないという問題があった。
【0005】
また、特許文献2には、足場構造100は、下方に向って掘削領域1側に傾斜するように構築された土留壁10と、土留壁10に掘削領域1の底部から離間した状態で支持され、掘削領域1に地中構造物を構築するのに用いられる足場20とを備える地中構造物の構築用の足場構造及び地中構造物の構築用の足場の設置方法が記載されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項1,3、明細書の段落[0011]~[0022]、図面の図1,図2等参照)。
【0006】
しかし、特許文献2に記載の地中構造物の構築用の足場構造及び地中構造物の構築用の足場の設置方法は、特許文献1に記載の水際工事用仮設足場と同様に、ピア式ニューマチックケーソン基礎工事のように、橋脚基礎と橋脚を続けて施工する構築する構造物の幅が途中で狭くなるような構造物には適用できないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2007-247359号公報
特開2014-148855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、構造物の水平投影面積が上部の方が小さくなるような構造物にも適用でき、組立撤去回数を低減して工期を短縮できる仮設足場の施工方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る仮設足場を用いた施工方法は、仮設土留壁で囲われた空間内で構造物を構築する際に用いる仮設足場の施工方法であって、構造物の下部を構築する構造物下部構築工程と、前記構造物下部構築工程で構築した構造物下部の上に、鋼材を井桁状に組み合わせて架台を設置し、その架台の上に仮設足場を組み立てる足場組立工程と、前記足場組立工程で組み立てた仮設足場を用いて前記構造物の上部を構築する構造物上部構築工程と、構造物下部構築工程及び構造物上部構築工程で構築した構造物を沈下させる沈下工程と、前記沈下工程で沈下した構造物の周りに土砂を埋め戻す埋戻工程と、を備え、前記沈下工程では、前記架台上の前記仮設足場を撤去することなく仮設土留壁の上端に前記架台を載置して前記仮設土留壁の上端間に架け渡して設置し、その後、前記仮設土留壁の上端間に架け渡した前記架台上の前記仮設足場を用いて前記沈下工程で沈下した構造物の上部をさらに増築する構造物上部増築工程を行うことを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る仮設足場を用いた施工方法は、請求項1に係る仮設足場を用いた施工方法において、前記構造物は、下部の水平投影面積が上部の水平投影面積より大きく、前記構造物上部構築工程では、前記仮設土留壁の上端間に架け渡した前記架台上の前記仮設足場を用いて水平投影面積が下部より小さい上部を構築することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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