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公開番号2024162085
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077273
出願日2023-05-09
発明の名称構造物の取付構造、構造物の取付方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04F 11/022 20060101AFI20241114BHJP(建築物)
要約【課題】構造物に設けられたベースプレートの孔に建物本体から突出したボルトを挿入することで構造物を建物本体に取り付ける場合と比して、施工性を向上させることができる。
【解決手段】構造物の取付構造は、建物本体から水平方向に突出するボルトと、建物本体に取り付けられる構造物と、構造物の端部に設けられ、建物本体と板面が水平方向で対向し、下方が開放されると共にボルトが挿入されるU字状のスリットが形成されたベースプレートと、ボルトに挿入され、前記ベースプレートに溶接されている座金と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建物本体から水平方向に突出するボルトと、
前記建物本体に取り付けられる構造物と、
前記構造物の端部に設けられ、前記建物本体と板面が水平方向で対向し、下方が開放されると共に前記ボルトが挿入されるU字状のスリットが形成されたベースプレートと、
前記ボルトに挿入され、前記ベースプレートに溶接されている座金と、
を備える構造物の取付構造。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記構造物は、
階段状に配置された複数の踏板と、
複数の前記踏板の両側で前記踏板を支持する一対のササラ板と、
一対の前記ササラ板の端部に掛け渡された前記ベースプレートと、を有する階段である、
請求項1に記載の構造物の取付構造。
【請求項3】
構造物の端部に設けられたベースプレートを建物本体に接合することで、構造物を建物本体に取り付ける方法であって、
前記建物本体に板面が水平方向で対向する前記ベースプレートに形成されていた下方が開放されたU字状のスリットに、前記構造物を上方から下方へ移動させることで、前記建物本体から水平方向に突出するボルトを挿入する工程と、
前記ボルトに座金を挿入して前記座金を前記ベースプレートに溶接する工程と、
前記ボルトにナットを締め込む工程と、
を備える構造物の取付方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、構造物の取付構造、及び構造物の取付方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された建築物と屋外階段との接続方法では、屋外階段が取付けられる建築物の廊下板には、内部に定着した鉄筋に、水平部とその先端に直交させて固定した垂直部とから成るT字状プレートを固定して、垂直部の前面を外部に露出させ、屋外階段の踊り場板には、内部に定着した鉄筋に水平プレートを固定して、その上面を外部に露出させ、これら建築物のT字状プレートの垂直部前面と、屋外階段の水平プレート先端面とを向かい合わせ、次に、屋外階段の水平プレート上に別の接続プレートを載せて、この接続プレートの先端面をT字状プレートの垂直面に当接させた後、接続プレートと屋外階段の水平プレートとの間および接続プレートと垂直部の前面との間をそれぞれ溶接することにより建築物と屋外階段とを接続するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-21051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、階段等の構造物を建物本体に取り付ける場合に、構造物の端部に設けられたベースプレートを建物本体と接合させる。具体的には、板面が建物本体と水平方向で対向しているベースプレートに貫通孔が形成されており、この貫通孔に建物本体から水平方向に突出したボルトを挿入する。さらに、このボルトに座金を溶接することで、構造物を建物本体に取り付けている。
【0005】
しかし、このような構造では、構造物を水平方向に移動させつつ、ベースプレートに形成された貫通孔に、建物本体から突出したボルトを挿入しなければならないため、施工性が悪かった。
【0006】
本開示の課題は、構造物に設けられたベースプレートの孔に建物本体から突出したボルトを挿入することで構造物を建物本体に取り付ける場合と比して、施工性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様に係る構造物の取付構造は、建物本体から水平方向に突出するボルトと、前記建物本体に取り付けられる構造物と、前記構造物の端部に設けられ、前記建物本体と板面が水平方向で対向し、下方が開放されると共に前記ボルトが挿入されるU字状のスリットが形成されたベースプレートと、前記ボルトに挿入され、前記ベースプレートに溶接されている座金とを備えることを特徴とする。
【0008】
上記態様によれば、構造物を上方から下方へ移動することで、ベースプレートに形成されたU字状のスリットに建物本体から突出したボルトを挿入する。これより、構造物に設けられたベースプレートの孔に建物本体から突出したボルトを挿入することで構造物を建物本体に取り付ける場合と比して、施工性を向上させることができる。
【0009】
第2態様に係る構造物の取付構造は、前記構造物は、階段状に配置された複数の踏板と、複数の前記踏板の両側で前記踏板を支持する一対のササラ板と、一対の前記ササラ板の端部に掛け渡された前記ベースプレートと、を有する階段であることを特徴とする。
【0010】
上記態様によれば、構造物は階段であって、構造物としての階段を上方から下方へ移動することで、ベースプレートに形成されたU字状のスリットに建物本体から突出したボルトを挿入する。これにより、階段に設けられたベースプレートの孔に建物本体から突出するボルトを挿入することで階段を建物本体に取り付ける場合と比して、施工性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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