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公開番号
2024161733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-20
出願番号
2023076711
出願日
2023-05-08
発明の名称
運行管理装置、運行管理方法および運行管理システム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人開知
主分類
G08G
1/123 20060101AFI20241113BHJP(信号)
要約
【課題】飛行体と他社管理車両や公共交通機関等の地上車両との連携により、安全かつ効率の良い交通・物流を実現可能な運行管理装置を提供する。
【解決手段】運行管理装置1は、飛行体104の自己位置情報と、飛行体104の周辺環境情報と、飛行体104が着陸する代替着陸地点601の候補の情報である地点情報と、飛行体104の目的地607までの運航計画情報と、乗継ぎ先の地上車両606の候補の情報である地上車両情報と、に基づき、代替着陸地点601と、代替着陸地点601から目的地607に飛行体104の運搬物を搬送するための地上車両606と、を決定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
飛行体の自己位置情報と、前記飛行体の周辺環境情報と、前記飛行体が着陸する代替着陸地点の候補の情報である地点情報と、前記飛行体の目的地までの運航計画情報と、乗継ぎ先の地上車両の候補の情報である地上車両情報と、に基づき、
前記代替着陸地点と、前記代替着陸地点から前記目的地に前記飛行体の運搬物を搬送するための前記地上車両と、を決定する乗継ぎ決定部を備える
ことを特徴とする運行管理装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の運行管理装置において、
前記地点情報は、前記代替着陸地点から前記地上車両に乗継ぐための乗継ぎ地点の候補の情報を含み、
前記乗継ぎ決定部は、前記代替着陸地点と、前記乗継ぎ地点と、前記乗継ぎ地点から前記目的地に前記飛行体の運搬物を搬送するための前記地上車両と、を決定する
ことを特徴とする運行管理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の運航管理装置において、
前記飛行体の運航または前記運搬物の搬送に障害を及ぼす事象の種別および発生場所に関する情報を含む障害情報を受け取る環境情報受信部を備え、
前記乗継ぎ決定部は、前記障害情報に基づき、前記障害の緊急度と、前記代替着陸地点の条件と、を判別し、
前記代替着陸地点と、前記乗継ぎ地点と、前記乗継ぎ地点から前記目的地に前記飛行体の運搬物を搬送するための前記地上車両と、を決定する
ことを特徴とする運行管理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の運行管理装置において、
前記地点情報は、前記乗継ぎ地点候補の公共交通機関該否に関する情報を含み、
前記指定着陸地点が公共交通機関である場合、前記乗継ぎ決定部は、前記地点情報に基づいて、前記代替着陸地点かつ前記目的地に前記飛行体の運搬物を搬送するための前記公共交通機関を決定する
ことを特徴とする運行管理装置。
【請求項5】
請求項2から4の何れか一項に記載の運行管理装置において、
前記地点情報は、前記代替着陸地点候補および前記乗継ぎ地点候補における前記地上車両の駐車可否に関する情報 を含み、
前記代替着陸地点候補において前記地上車両の駐車が可能である場合、前記乗継ぎ決定部は、前記代替着陸地点と、前記代替着陸地点から前記目的地に前記飛行体の運搬物を搬送するための前記地上車両と、を決定し、
前記代替着陸地点候補において前記地上車両の駐車が不可能である場合、前記乗継ぎ決定部は、前記代替着陸地点と、前記地上車両の駐車が可能な前記乗継ぎ地点と、前記乗継ぎ地点から前記目的地に前記飛行体の運搬物を搬送するための前記地上車両と、を決定する
ことを特徴とする運行管理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の運行管理装置において、
前記飛行体が前記代替着陸地点に着陸するための飛行経路を算出する飛行経路算出部と、
前記飛行経路を前記飛行体に送信する経路情報送信部と、を備える
ことを特徴とする運行管理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の運行管理装置において、
前記周辺環境情報は、前記飛行体周辺の、平地面積を計測した平地情報と、視界の良好度を示す視程レベル情報と、を含み
前記乗継ぎ決定部は、前記自己位置情報と、前記周辺環境情報と、に基づき、前記代替着陸地点の候補を探索する
ことを特徴とする運行管理装置。
【請求項8】
運航管理装置が飛行体の運航を管理する運行管理方法において、
前記飛行体の自己位置情報と、前記飛行体の周辺環境情報と、前記飛行体が着陸する代替着陸地点の候補の情報である地点情報と、前記飛行体の目的地までの運航計画情報と、乗継ぎ先の地上車両の候補の情報である地上車両情報とに基づき、
前記運航管理装置が、前記代替着陸地点と、前記代替着陸地点から前記目的地に前記飛行体の運搬物を搬送するための前記地上車両と、を決定する
ことを特徴とする運行管理方法。
【請求項9】
請求項8に記載の運行管理方法において、
前記地点情報は、前記代替着陸地点から前記地上車両に乗継ぐための乗継ぎ地点の候補の情報を含み、
前記運航管理装置が、前記乗継ぎ地点と、前記代替着陸地点と、前記前記乗継ぎ地点から前記目的地に前記飛行体の運搬物を搬送するための前記地上車両と、を決定する
ことを特徴とする運行管理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の運航管理方法において、
前記運航管理装置が、前記飛行体の運航または前記運搬物の搬送に障害を及ぼす事象の種別および発生場所に関する情報を含む障害情報を受け取り、
前記障害情報に基づき、前記障害の緊急度と、前記代替着陸地点の条件と、を判別し、
前記代替着陸地点と、前記乗継ぎ地点と、前記乗継ぎ地点から前記目的地に前記飛行体の運搬物を搬送するための前記地上車両と、を決定する
ことを特徴とする運行管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飛行体と他の移動体との運行を管理する運行管理装置、運行管理方法および運行管理システムに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
小型飛行体を交通・物流インフラとして社会実装するにあたり、地上の既存車両と連携した次世代の交通サービスの実現による移動の効率化が期待されている。
【0003】
特許文献1には、飛行体が離着陸可能な離着陸部を有する車両が代替離着陸地点に移動するように管理する技術が記載されている。
【0004】
特許文献1によれば、飛行体が着陸予定時刻に離着陸場に着陸できないと判定された場合、着陸可能な代替離着陸地点を決定し、飛行体が離着陸可能な離着陸部を有する車両を、代替離着陸地点に移動させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7068386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、ドローン等の飛行体そのものを、離着陸部を有する車両により移動させる技術であり、飛行体を代替地に着陸させ、飛行体に搭乗した人や貨物を、代替地から目的地に種々の移動手段を用いて、如何にして移動させるかの技術については、記載されていない。
【0007】
このため、離着陸部を備えない他社管理車両や公共交通機関等を用いることができず、飛行体に搭乗した人や貨物を、代替地から目的地に適切に移動させることは困難である。
【0008】
本発明の目的は、小型飛行体と他社管理車両や公共交通機関等の地上車両との連携により、安全かつ効率の良い交通・物流を実現可能な運行管理装置、運行管理方法および運行管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために本発明は、次のように構成される。
【0010】
運行管理装置において、飛行体の自己位置情報と、前記飛行体の周辺環境情報と、前記飛行体が着陸する代替着陸地点の候補の情報である地点情報と、前記飛行体の目的地までの運航計画情報と、乗継ぎ先の地上車両の候補の情報である地上車両情報と、に基づき、前記代替着陸地点と、前記代替着陸地点から前記目的地に前記飛行体の運搬物を搬送するための前記地上車両と、を決定する乗継ぎ決定部を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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