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公開番号2024161467
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-19
出願番号2024135189,2023519440
出願日2024-08-14,2022-01-27
発明の名称オフセット・ベースのリファインメント及び複数参照ライン選択の調和的設計
出願人テンセント・アメリカ・エルエルシー
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/593 20140101AFI20241112BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビデオ復号化におけるイントラ予測及び複数参照ライン・イントラ予測のためのオフセット・リファインメント方法、ビデオ符号化及び/又は復号化のための装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【解決手段】方法1500は、デバイスが、ブロックに関するコーディングされたビデオ・ビットストリームを受信すること1510と、デバイスが、イントラ予測のためのオフセット・リファインメントがブロックに適用されるかどうかを、ブロックの参照ライン・インデックス、ブロックのイントラ予測モード及びブロックのサイズのうちの少なくとも1つを含むブロックのモード情報に基づいて決定すること1520と、イントラ予測のためのオフセット・リファインメントがブロックに適用される決定に応じて、デバイスが、オフセット・リファインメントを実行してブロックのイントラ予測のためのイントラ予測子を生成すること1530と、を含む。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
ビデオ復号化におけるイントラ予測及び複数参照ライン・イントラ予測のためのオフセット・リファインメント方法であって:
命令を記憶するメモリ、及び前記メモリと通信するプロセッサを備えるデバイスが、ブロックに関するコーディングされたビデオ・ビットストリームを受信するステップと;
前記デバイスが、イントラ予測のためのオフセット・リファインメントが前記ブロックに適用されるかどうかを、前記ブロックのモード情報に基づいて決定するステップであって、前記ブロックのモード情報は、前記ブロックの参照ライン・インデックス、前記ブロックのイントラ予測モード、及び前記ブロックのサイズのうちの少なくとも1つを含む、ステップと;
前記イントラ予測のためのオフセット・リファインメントが前記ブロックに適用される決定に応じて、前記デバイスが、前記オフセット・リファインメントを実行して前記ブロックのイントラ予測のためのイントラ予測子を生成するステップと;
を含む方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[0001] 関連出願
本件出願は、2021年6月30日に出願された米国仮出願第63/217,061号及び2022年1月12日に出願された米国非仮出願第17/573,823号に基づいて優先権を主張するものであり、それらは全体的に本件に援用される。
続きを表示(約 3,300 文字)【0002】
[0002] 技術分野
本開示は、ビデオ・コーディング及び/又はデコーディング技術に関連し、特に、オフセット・ベースのリファインメント及び複数参照ライン選択方式の改良された設計及びシグナリングに関連する。
【背景技術】
【0003】
[0003] 開示の背景
本件で行われる背景の説明は、本開示の状況を一般的に提示するためのものである。現在の発明者の名の下になされる仕事は、その仕事がこの背景のセクションだけでなく、別の方法で出願時点の先行技術としての適格性を付与されない可能性のある記述の態様で説明される範囲において、本開示に対する先行技術として、明示的にも暗示的にも認められていない。
【0004】
[0004] ビデオのコーディング及びデコーディングは、動き補償を伴うインター・ピクチャ予測を用いて実行されることが可能である。非圧縮化されたデジタル・ビデオは一連のピクチャを含むことが可能であり、各ピクチャは、例えば1920x1080のルミナンス・サンプル及び関連する完全な又はサブサンプリングされたクロミナンス・サンプルの空間次元を有する。一連のピクチャは、例えば60ピクチャ/秒、即ちフレーム毎秒の固定された又は可変のピクチャ・レート(代替的に、フレーム・レートと呼ばれる)を有することが可能である。非圧縮化されたビデオは、ストリーミング又はデータ処理に対する特定のビットレート要件を有する。例えば、8ビット/ピクセル/カラー・チャネルにおける、1920x1080のピクセル解像度、60フレーム/秒のフレーム・レート、及び4:2:0のクロマ・サブサンプリングによるビデオは、1.5 Gbit/sに近い帯域幅を必要とする。このようなビデオの1時間は、600Gバイトを超える記憶スペースを必要とする。
【0005】
[0005] ビデオのコーディング及びデコーディングの目的の1つは、圧縮による入力画像及び/又はビデオ信号の冗長性の低減であるということができる。圧縮は、場合によっては、2桁以上の大きさで、前述の帯域幅及び/又は記憶スペース要件を低減するのに役立つ可能性がある。ロスレス圧縮及び非ロスレス圧縮の両方、並びにそれらの組み合わせを用いることが可能である。ロスレス圧縮とは、元の信号の正確なコピーが、復号化プロセスにより、圧縮された元の信号から再構成することができる技術をいう。非ロスレス圧縮は、元のビデオ情報がコーディングの際に完全には維持されず、デコーディングの際に完全には回復可能でないコーディング/デコーディング・プロセスをいう。非ロスレス圧縮を使用する場合、再構成された信号は、元の信号と同一ではないかもしれないが、元の信号と再構成された信号との間の歪は、再構成された信号を、幾らかの情報損失があるにもかかわらず、意図された用途にとって有用となる程度に十分に小さい。ビデオの場合、非ロスレス圧縮が多くの用途で広く使用されている。許容される歪の量は、用途に依存する。例えば、特定の消費者ビデオ・ストリーミング・アプリケーションのユーザーは、映画又はテレビ放送アプリケーションのユーザーよりも高い歪に耐え得る可能性がある。特定のコーディング・アルゴリズムにより達成可能な圧縮比は、種々の歪み許容度を反映するように選択又は調整されることが可能であり:より高い許容可能な歪は、一般に、より高い損失及びより高い圧縮比をもたらすコーディング・アルゴリズムを可能にする。
【0006】
[0006] ビデオ・エンコーダ及びデコーダは、例えば、動き補償、フーリエ変換、量子化、及びエントロピー・コーディングを含む幾つもの広範なカテゴリ及びステップのうちの技術を利用することができる。
【0007】
[0007] ビデオ・コーデック技術は、イントラ・コーディングとして知られる技術を含むことが可能である。イントラ・コーディングでは、サンプル値は、以前に再構成された参照ピクチャからのサンプル又はその他のデータを参照することなく表現される。幾つかのビデオ・コーデックでは、ピクチャはサンプルのブロックに空間的に細分される。サンプルの全てのブロックがイントラ・モードでコーディングされる場合、そのピクチャはイントラ・ピクチャと言及されることが可能である。イントラ・ピクチャ及びそれらの派生物(例えば、独立なデコーダ・リフレッシュ・ピクチャ)は、デコーダ状態をリセットするために使用することが可能であり、従って、コーディングされたビデオ・ビットストリーム及びビデオ・セッションにおける最初のピクチャとして、又は静止画像として使用することができる。イントラ予測後のブロックのサンプルは、周波数ドメインへの変換に委ねられる可能性があり、そのように生成される変換係数は、エントロピー・コーディングの前に量子化されることが可能である。イントラ予測は、変換前のドメインにおけるサンプル値を最小化する技術を表す。場合によっては、変換後のDC値が小さいほど、及びAC係数が小さいほど、エントロピー・コーディング後にブロックを表現するために、所与の量子化ステップ・サイズで必要とされるビット数は少なくなる。
【0008】
[0008] 例えばMPEG-2世代のコーディング技術などで知られているような伝統的なイントラ・コーディングは、イントラ予測を使用していない。しかしながら、幾つかのより新しいビデオ圧縮技術は、例えば、空間的に隣接する、符号化/復号化する間に得られた周囲のサンプル・データ及び/又はメタデータであってコーディング又はデコーディングされるデータのブロックに復号化順で先行しているもの、に基づいて、ブロックのコーディング/デコーディングを試みる技術を含む。このような技術は、以後「イントラ予測」技術と呼ばれる。少なくとも幾つかのケースでは、イントラ予測は、参照ピクチャからではなく、再構成中の現在のピクチャからの、参照データのみを使用することに留意されたい。
【0009】
[0009] 多くの様々な形式のイントラ予測が存在する可能性がある。1つより多くのそのような技術が所与のビデオ・コーディング技術で使用されることが可能である場合、使用されるその技術は、イントラ予測モードでコーディングされることが可能である。1つ以上のイントラ予測モードは、特定のコーデックで提供されることが可能である。ある場合には、モードは、サブモードを有することが可能であり、及び/又は様々なパラメータに関連付けられることが可能であり、ビデオのブロックに対するモード/サブモード情報及びイントラ・コーディング・パラメータは、個別にコーディングされることが可能であり、又は集合的にモード・コードワードに含めることが可能である。所与のモード、サブモード、及び/又はパラメータの組み合わせに使用するコードワードは、イントラ予測によるコーディング効率利得に影響を与える可能性があり、従って、コードワードをビットストリームに変換するために使用されるエントロピー・コーディング技術にも同様に影響を与える可能性がある。
【0010】
[0010] イントラ予測の所定のモードがH.264で導入され、H.265で改良され、共同探索モデル(JEM)、多用途ビデオ・コーディング(VVC)、ベンチマーク・セット(BMS)のような新しいコーディング技術で更に改良されている。一般に、イントラ予測の場合、予測ブロックは、利用可能になっている近辺のサンプル値(neighboring sample value)を使用して形成されることが可能である。例えば、特定の方向及び/又はラインに沿った近辺のサンプルの特定のセットのうちの利用可能な値は、予測子ブロック(predictor block)にコピーされることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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