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公開番号2024161308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2024157811,2020098379
出願日2024-09-11,2020-06-05
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 21/16 20060101AFI20241108BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】メモリ媒体が設けられた現像カートリッジをカートリッジトレイに装着する画像形成装置において、画像形成装置のサイズ大型化を抑止する、あるいは現像カートリッジ内の現像剤容量をより確保できる技術を提供する。
【解決手段】本体と、筐体とメモリ媒体とメモリ媒体ユニットと現像剤担持体と現像剤担持体の長手方向の突出部を有する現像カートリッジと、枠体と像担持体と長手方向一端部に設けられたガイド部材とメモリ媒体との電気接点部とメモリユニット支持部を有するトレイと、を備え、ガイド部材はメモリユニット支持部として機能する部分と現像カートリッジの装着方向においてメモリユニット支持部よりも下流に位置する下流部を含み、メモリユニット支持部は枠体に現像カートリッジを装着しているときに下流部に突出部を案内する、画像形成装置を用いる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置であって、
本体と、
現像剤が収納される現像カートリッジであって、
筐体と、
前記筐体に設けられ、前記現像カートリッジに関する情報を記憶するメモリ媒体と、前記メモリ媒体を支持するメモリ媒体ユニットと、
前記現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体の長手方向と交差する前記筐体の一部から前記長手方向に沿って突出する突出部と、
を有する現像カートリッジと、
前記本体に収容された収容位置と、前記本体から引き出された引き出し位置との間で移動可能なトレイであって、
前記現像カートリッジを装着可能な枠体と、
前記枠体に前記現像カートリッジが装着されたときに前記現像剤担持体と対向するように設けられており、静電潜像が形成され、前記静電潜像への前記現像剤担持体からの前記現像剤の供給を受ける、像担持体と、
前記枠体に前記現像カートリッジが装着されたときに前記現像カートリッジの長手方向の一端部に対応する位置に設けられており、前記突出部をガイドする、ガイド部材と、前記枠体に前記現像カートリッジが装着されたときに前記メモリ媒体と当接して電気的に接続される電気接点部と、
前記枠体に前記現像カートリッジが装着されたときに前記メモリ媒体ユニットを支持するメモリユニット支持部と、
を有するトレイと、
を備えており、
前記ガイド部材は、前記枠体に前記現像カートリッジが装着されたときに前記メモリ媒体ユニットを支持する前記メモリユニット支持部として機能する部分と、前記現像カートリッジの装着方向において前記メモリユニット支持部よりも下流に位置する下流部を含み、前記メモリユニット支持部は、前記枠体に前記現像カートリッジを装着しているときに、前記現像カートリッジと当接する前記下流部の面に向けて、前記突出部を案内する、
ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置および現像カートリッジに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。それらの画像形成装置において、現像剤を収容する容器を備えた現像カートリッジを装置本体に着脱する方式が知られている。さらに、現像カートリッジ方式の画像形成装置に、現像カートリッジを取り付けるためのカートリッジトレイを設ける場合がある。これにより、ユーザがカートリッジトレイを画像形成装置本体から引き出して、現像カートリッジを容易に交換できるようになる。カートリッジトレイには、現像カートリッジが有する現像ローラと対向する位置に、感光体ドラムが設けられている。現像ローラは、現像剤を感光体に供給して潜像を現像する。帯電後に選択的な露光により静電潜像が形成された感光体ドラムに、現像ローラを介して現像カートリッジ内のトナーを供給することで、画像が形成される。例えば特許文献1には、現像カートリッジを着脱可能なカートリッジトレイを有する画像形成装置が記載されている。
【0003】
現像カートリッジに、その現像カートリッジに関する情報を記憶したメモリ媒体を設ける場合がある。現像カートリッジに関する情報としては、印刷可能枚数などのイールド情報や、現像剤の残量を示す情報などがある。これらの情報は、画像形成装置本体の制御部により、装置の制御や現像カートリッジの寿命管理のために用いられる。メモリ媒体として例えば接触式ICチップなどのメモリチップが用いられる場合、メモリ媒体が有する電気的な接点部と、カートリッジトレイまたは装置本体が有する電気的な接点部とを接触させることで、メモリ媒体と画像形成装置本体の制御部の間でカートリッジに関する情報を通信する。例えば特許文献2には、カートリッジに関する情報を記憶するメモリ媒体についての記載がある。
特許文献2には、画像形成装置において、このような現像カートリッジに関する情報を、カートリッジのサイドフォルダに設けられたメモリ手段に保存して制御に用いる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-008977号公報
特開2015-062053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現像カートリッジがメモリ媒体を有し、カートリッジトレイに設けた接点部を介してメモリ媒体の情報を読み出す場合、カートリッジトレイに、現像カートリッジのメモリ媒体との係合部および接点部を設ける。さらにカートリッジトレイには、画像形成装置本体と通信するトレイ通信部を設ける必要がある。また、装置本体にも、トレイ側金属端子と通信する本体側金属端子を設ける必要がある。
そのため、カートリッジトレイや現像カートリッジに、情報通信用の部品を配置するためのスペースが必要となり、画像形成装置のサイズが大型化するおそれがある。または、装置サイズを大きくする代わりに、カートリッジトレイや現像カートリッジのサイズを小さくして部品配置スペースを確保する必要がある。しかし、例えば現像カートリッジのサイズを小さくして部品配置スペースを確保した場合、現像カートリッジ内に収容できる現像剤の量が減少するなどの問題が生じるおそれがある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、メモリ媒体が設けられた現像カートリッジをカートリッジトレイに装着する画像形成装置において、画像形成装置のサイズ大型化を抑止する、あるいは現像カートリッジ内の現像剤容量をより確保できる技術を提供することにある。
【0007】
上記課題に鑑みた本発明のさらなる目的は、メモリ媒体ユニットの小型化を可能とする技術を提供することにある。
【0008】
ところで、現像ローラは使用状態において現像カートリッジの外側に露出する部材であるため、輸送中の破損を防ぐために、現像ローラを保護部材で覆って保護する場合がある。また、メモリチップの電気接点部も現像カートリッジの外側に露出する位置にあるため、輸送中の破損を防ぐために保護部材によって覆う場合がある。しかし、現像ローラ及び電気接点部をそれぞれ保護する保護部材を複数設けると、複数の保護部材を取外す手間の分、交換作業に手間がかかることになってユーザビリティの低下を招く。また、一方の保護部材を外し忘れることや、一方の保護部材を外した後に他方の保護部材を取外す過程でユーザが電気接点部に接触してしまうこと等の懸念があった。
【0009】
上記課題に鑑みて本発明は、ユーザビリティを向上可能な現像カートリッジを提供することを目的とする。
【0010】
また、かかる画像形成装置においては、現像カートリッジにメモリ手段を取り付けておき、画像形成装置の本体側に設けられた制御部が、メモリ手段からの情報読み出しやメモリ手段への情報書き込みを行う。メモリ手段としては、性能やコストの観点から接触式ICチップが好適である。そして、制御部と電気的に接続された本体側のメモリ接続手段の電気接点部と、メモリ手段と電気的に接続されたカートリッジ側の電気接点部とが接触することにより、制御部とメモリ手段との通信が可能になる。
しかしながら、このような、現像カートリッジ側に取り付けたメモリ手段と、画像形成装置本体側に取り付けたメモリ接続手段とが電気接点部で接触する構成では、画像形成装置本体と現像カートリッジの相対位置が変化したときに、メモリ手段とメモリ接続手段の間で擦れが発生するおそれがある。かかる相対位置の変化は、例えば、本体側に配置された感光体ドラムと現像カートリッジ側に配置された現像ローラを離す離間動作時に発生する。
(【0011】以降は省略されています)

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