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公開番号
2024160532
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-14
出願番号
2023075638
出願日
2023-05-01
発明の名称
軟弱地盤対応構造及び軟弱地盤対応構造の施工方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
27/34 20060101AFI20241107BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】軟弱地盤の変形量差がある支持条件に対して、傾斜を許容するための軟弱地盤対応構造及び軟弱地盤対応構造の施工方法を提供する。
【解決手段】盛土対応構造は、建物の周囲の盛土21と、盛土21上に、建物に接続する上部構造物40とを設け、上部構造物40は、盛土21の変形量に応じた変形に対応する構造を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1構造物の周囲の軟弱地盤と、
前記軟弱地盤の上に、前記第1構造物に接続する第2構造物とを設け、
前記第2構造物は、前記軟弱地盤の変形量に応じた変形に対応する構造を有することを特徴とする軟弱地盤対応構造。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記変形量を、前記軟弱地盤の量に応じて算出することを特徴とする請求項1に記載の軟弱地盤対応構造。
【請求項3】
第1構造物の周囲に軟弱地盤がある場合、前記軟弱地盤の上に、前記第1構造物に接続する第2構造物を設け、
前記第2構造物は、前記軟弱地盤の変形量に応じた変形に対応する構造を有することを特徴とする軟弱地盤対応構造の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、盛土等の軟弱地盤の不同沈下等より生じる地盤の変形に対応するための軟弱地盤対応構造及び軟弱地盤対応構造の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
軟弱地盤に建てられた構造物が、支持層に達する深い基礎や基礎杭等で支持されている場合、建物の周囲の地盤が沈下すると、建物と周囲との沈下量に差が生じる。この沈下量の差により段差が生じると、建物の出入口で通行障害が発生する。
【0003】
そこで、地盤の沈下により構造物とその周囲の地盤との境界において生じる地表の通路の段差を抑制する技術が検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。この文献に記載された地盤沈下対策構造では、地表に設けられた道路の下方にカルバートを設ける。カルバートとその幅方向両側の地盤との境界とを跨ぐように道路の表層の下に繊維補強セメント層を敷設する。
【0004】
また、支持層に到達する深い基礎や支持杭等で支持された上部構造物と周辺地盤との間の地盤の沈下に伴う段差の発生を緩和する技術も検討されている(例えば、特許文献2を参照。)。この文献に記載された技術では、上部構造物からの距離が大きくなる程、次第に短くなる複数の柱状地盤改良体を上部構造物の周辺の圧密層中に構築する。そして、全柱状地盤改良体の頭部を浅層地盤改良体で接続する。
【0005】
また、軟弱な表層地盤を、支持力を有する表層地盤に改良する工法として浅層地盤改良工法が知られている(例えば、特許文献3を参照。)。浅層地盤改良工法では、例えば地表から3m程度の軟弱な表層地盤を強化するために、施工する領域の地盤を掘り返す。そして、浅層の土に、セメント系固化材や石灰系固化材等の改良材を添加するとともに、バックホウ等により、均質に混ざるように混合する。そして、所定の厚さに締固める。このように、改良材を硬化させることにより、表層地盤を強化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-181353号公報
特開平10-280433号公報
特開2016-075119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
造成直後の盛土上に屋根付き駐車場や通路などを構築する場合がある。盛土下端の支持層等が堅硬で、その上に十分な締固め管理を行なって盛土を造成した場合にも、盛土層自体の圧縮により残留沈下が発生する。これにより、屋根を支持する独立基礎の間に不同沈下障害が発生することがある。この場合、通路と通路の間にも不同沈下障害が発生する。更に、建物が支持層に支持されている場合、建物と通路の間に段差障害が発生することもある。特に盛土部分の沈下が問題になる場合、建物基礎下全面を深さ方向に支持層までの全面を地盤改良することも可能であるが、盛土の範囲が大きいと全面改良の負担が大きくなる。また、上記文献に記載された技術では、盛土が沈下した場合、不同沈下障害や段差障害を解消するためのメンテナンス工事は必要であった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための軟弱地盤対応構造は、第1構造物の周囲の軟弱地盤と、前記軟弱地盤の上に、前記第1構造物に接続する第2構造物とを設け、前記第2構造物は、前記軟弱地盤の変形量に応じた変形に対応する構造を有することを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するための軟弱地盤対応構造の施工方法は、第1構造物の周囲に軟弱地盤がある場合、前記軟弱地盤の上に、前記第1構造物に接続する第2構造物を設け、前記第2構造物は、前記軟弱地盤の変形量に応じた変形に対応する構造を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、軟弱地盤の変形量差がある支持条件に対して、傾斜を許容することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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