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公開番号
2025040961
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2024154001
出願日
2024-09-06
発明の名称
型枠用離型剤
出願人
BASFジャパン株式会社
,
株式会社大林組
代理人
個人
,
弁理士法人i.PARTNERS特許事務所
主分類
B28B
7/38 20060101AFI20250317BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】離型性、清掃性、平滑性、塗料密着性および作業性について優れた特性を示す型枠用離型剤の提供。
【解決手段】(1)N-オクチルピロリドン、(2)40℃における動粘度が30~120mm
2
/sであるベースオイル、および(3)帯電防止剤を含有してなる型枠用離型剤によって上記課題を解決した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(1)N-オクチルピロリドン、(2)40℃における動粘度が30~120mm
2
/sであるベースオイル、および(3)帯電防止剤を含有してなる型枠用離型剤。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
(4)希釈剤をさらに含有する請求項1に記載の型枠用離型剤。
【請求項3】
(5)離型助剤として、さらにフッ素系界面活性剤および/またはシリコーン系界面活性剤を含有する請求項1に記載の型枠用離型剤。
【請求項4】
前記型枠用離型剤の総量を100質量%としたときに、前記(1)N-オクチルピロリドンの割合が1~10質量%、前記(2)ベースオイルの割合が40~90質量%、前記(3)帯電防止剤の割合が1~10質量%であり、残部が前記(4)希釈剤およびその他の添加剤である請求項2に記載の型枠用離型剤。
【請求項5】
前記型枠用離型剤の総量を100質量%としたときに、前記(5)フッ素系界面活性剤および/またはシリコーン系界面活性剤の割合が0.1~5質量%である、請求項3に記載の型枠用離型剤。
【請求項6】
(1)N-オクチルピロリドン、(2)40℃における動粘度が30~120mm
2
/sであるベースオイル、および(3)帯電防止剤を含有してなり、平滑性に優れたコンクリート製品またはモルタル製品を得ることのできる、型枠用離型剤。
【請求項7】
型枠内部表面に、請求項1または6に記載の型枠用離型剤を塗布し、そこに水硬性組成物を打設する工程を有する水硬性組成物の打設方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、型枠用離型剤に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、住宅、オフィスビル等の様々な構造物の施工にコンクリートが用いられている。コンクリートに所望の形状および寸法、強度を付与するために、セメントを含むコンクリート材料を型枠に投入し、該型枠内で硬化させる工程を行うことが一般的である。
【0003】
前記硬化したコンクリートを型枠から容易に離型させるために、従来、型枠用離型剤が型枠内部表面に塗布される。
型枠用離型剤としては、鉱物油や動植物油を主成分とするものが挙げられるが、その他、例えば下記特許文献1には、 下記(A)成分又は下記(B)成分を含有し、芳香族炭化水素の含有量が5.0質量%以下である、水硬性組成物用型枠離型剤が開示されている。
(A)成分:下記一般式(1A)で示される化合物
【0004】
JPEG
2025040961000002.jpg
31
170
【0005】
(式中、R
1a
は炭素数10以上26以下のアルキル基又は炭素数10以上26以下のアルケニル基、R
2a
は炭素数1以上22以下のアルキル基、炭素数1以上22以下のアルケニル基、又は炭素数1以上22以下のヒドロキシアルキル基、R
3a
、R
4a
は、それぞれ、炭素数1以上3以下のアルキル基又は炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基、Yはエチレン基又はプロピレン基、nは0又は1の数、X
-
はアニオン性芳香族化合物に由来するアニオン基を表す。)
(B)成分:下記一般式(1B)で示される2種以上の化合物であって、前記2種以上の化合物は、一般式(1B)中のR
1b
が異なっており、前記2種以上の化合物のうち、少なくとも1つは一般式(1B)中のR
1b
のR
11b
又はR
12b
がアルケニル基である化合物
【0006】
JPEG
2025040961000003.jpg
31
170
【0007】
〔式中、R
1b
は、R
11b
又はR
12b
-[CONH-CH
2
CH
2
CH
2
]
m
-で表される基である。R
11b
は、炭素数14以上22以下のアルキル基又は炭素数14以上22以下のアルケニル基である。R
12b
は、炭素数13以上21以下のアルキル基又は炭素数13以上21以下のアルケニル基である。mは1以上3以下の整数である。R
2b
及びR
3b
は、それぞれ独立に、炭素数1以上4以下のアルキル基又は-(C
2
H
4
O)
p
Hで表される基である。pは、平均付加モル数であり、R
2b
及びR
3b
の合計で0以上5以下の数である。〕
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2023-9801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来の型枠用離型剤には次に示すような様々な課題が存在する。
(1)離型性が不十分である。
例えばプレキャストコンクリ-ト(以下、PCと略称する)部材を製造する際、従来の型枠用離型剤を使用すると、離型効果が不十分なため、脱型したPC部材表面にあばたや気泡が形成され、美観を損ねていた。そのため酷い場合には、補修材で補修する必要があった。
(2)清掃性が不十分である。
コンクリートを脱型した後は、型枠内部表面を清掃する必要があり、そのためヘラ状のケレン棒等を用いて型枠内部表面に付着した残存物を掻き取る作業を行うが、一部の残存物は型枠内部表面に強固に付着し、その除去が困難となっている。
(3)平滑性が不十分である。
上述のように、従来の型枠用離型剤では離型効果が不十分であり、また、コンクリート打設後に型枠内で生じた気泡の影響や型枠用離型剤の効果不十分により脱型したコンクリート表面に凹凸が生じ、十分な平滑性が得られず、意匠性が損なわれるという問題がある。
(4)塗料密着性に乏しい。
例えばPC部材を脱型した後は、PC部材表面の意匠性を高めるために通常、仕上げ材料が施工され、例えば塗料が塗布される。しかし、従来の型枠用離型剤を使用すると、PC部材表面に残存した型枠用離型剤がPC部材と塗料との密着性を阻害し、経時による塗料の剥がれ等が生じる恐れがある。このため、コンクリート表面に残存する離型剤を入念に除去する作業が必須であった。なお、コンクリートの離型性と、コンクリートと塗料との密着性とは二律背反の関係にある。
(5)作業性に劣る。
従来の型枠用離型剤は概ね臭気を発生させるものであり、作業者にとって不快で、また健康を阻害するものであり、脱型時の作業性を損ねていた。
【0010】
本発明は、上記従来の課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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