TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024093293
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209582
出願日2022-12-27
発明の名称面材の製造型および面材の製造方法
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人
主分類B28B 7/16 20060101AFI20240702BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】面材の周面部に溝部を形成することおよびこの溝部にガスケットを嵌め込む作業を不要にでき、作業時間の長時間化および止水性能の低下を抑制できる面材の製造型および面材の製造方法を提供する。
【解決手段】時間経過で硬化して外壁面材となる硬化流動体Sが投入される製造型1である。この製造型1は、投入される上記硬化流動体Sを受け止めて外壁面材Pの周面部を形成する外枠部2を備えており、この外枠部2の上記硬化流動体Sを受け止める内面部には、シール部51と当該シール部51を支持する支持部52とを有するガスケット5の上記シール部51が収容される収容凹部21が形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
時間経過で硬化して面材となる硬化流動体が投入される製造型であって、投入される上記硬化流動体を受け止めて上記面材の周面部を形成する外枠部を備えており、この外枠部の上記硬化流動体を受け止める内面部には、シール部と当該シール部を支持する支持部とを有するガスケットの上記シール部が収容される収容凹部が形成されていることを特徴とする面材の製造型。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載の面材の製造型において、上記収容凹部は、当該収容凹部の開口の幅が当該収容凹部の奥部幅または中間部幅よりも狭くされた形状を有することを特徴とする面材の製造型。
【請求項3】
請求項1に記載の面材の製造型において、上記収容凹部は、当該収容凹部の開口に当該開口の幅を狭くする係止突起を備えることを特徴とする面材の製造型。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の面材の製造型を用いる面材の製造方法であって、上記製造型の上記収容凹部内に、上記ガスケットの上記シール部を収容する工程と、上記ガスケットの上記シール部が収容された後の上記製造型内に、上記硬化流動体を投入して、この硬化流動体を硬化させる工程と、を含むことを特徴とする面材の製造方法。
【請求項5】
請求項4に記載の面材の製造方法において、上記面材の角部が形成される箇所では、当該角部を境に分断される上記ガスケットの各々の先端部の上記支持部を欠損させて当該ガスケットを上記収容凹部内に収容し、上記角部を境にして隣り合う上記ガスケットの各々の先端部を、上記支持部間では互いに隙間をあけて、突き合わせることを特徴とする面材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、外壁面材や床面材等の面材の製造型および上記面材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ガラス繊維補強コンクリート(GRC)の成形品からなる外壁面材の外面にタイル等の化粧面材を備えることが開示されている。そして、この外壁面材の周面部には、溝部が形成されており、この溝部にはガスケットが嵌め込まれている。このガスケットは、止水性能や気密性能に優れたシール部と当該シール部を支持する支持部とを有する。一般に、上記シール部は、柔軟性があって変形が容易であるが、上記支持部は、幾分硬いものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-17477号
特許第7154811号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示される外壁面材は、その工場出荷段階等において、上記周面部に形成された上記溝部に上記の硬い支持部を人の手で嵌め込む作業が必要となり、作業時間が長くなる欠点があった。また、上記支持部の嵌め込み不良に起因して止水性能が低下するおそれもあった。さらに、上記周面部にガスケットを接着剤で取り付ける構造も知られているが、このような接着構造では、接着不良、接着位置ずれ、接着強度不足等で止水性能が低下するおそれがある。
【0005】
なお、特許文献2には、型枠にシート部材を一端が上記型枠の内部に位置し、他端が上記型枠の外部に位置するように配置する工程と、水和反応によって固結するセメント系組成物を上記型枠に打ち込む工程と、上記セメント系組成物が固結した後、上記型枠を脱型する脱型工程と、を有する目地構造用部材の製造方法が開示されている。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、面材の周面部に溝部を形成することおよびこの溝部にガスケットを嵌め込む作業、或いはガスケットを面材の周面部に接着する作業を不要にでき、作業時間の長時間化および止水性能の低下を抑制できる面材の製造型および面材の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の面材の製造型は、時間経過で硬化して面材となる硬化流動体が投入される製造型であって、投入される上記硬化流動体を受け止めて上記面材の周面部を形成する外枠部を備えており、この外枠部の上記硬化流動体を受け止める内面部には、シール部と当該シール部を支持する支持部とを有するガスケットの上記シール部が収容される収容凹部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
上記の構成であれば、当該製造型の上記収容凹部に、上記ガスケットの上記シール部を収容し、当該ガスケットの上記支持部を製造型内に突出させた状態で、当該製造型内に硬化流動体を投入して硬化させることにより、ガスケットが一体化されたガスケット付き面材が作製されることになる。これにより、面材の周面部に溝部を形成する製造工程およびこの溝部にガスケットを人が手で嵌め込む作業、或いはガスケットを面材の周面部に接着する作業を不要にでき、面材製作の長時間化および止水性能や気密性能の低下を抑制できる。なお、ガスケットの支持部が硬い場合においては、この支持部を従来のように溝部に嵌め込む作業に比べれば、当該製造型の上記収容凹部に上記ガスケットの柔軟なシール部を収容する作業の方が容易である。
【0009】
上記の製造型において、上記収容凹部は、当該収容凹部の開口の幅が当該収容凹部の奥部幅または中間部幅よりも狭くされた形状を有してもよい。これによれば、上記収容凹部に一旦入れられた上記シール部は、上記形状によって抜け難くなるので、製造型内に硬化流動体が投入される際に、この硬化流動体がガスケットの支持部に当たって当該ガスケットが製造型内に抜け落ちるのを抑止することができる。
【0010】
上記の製造型において、上記収容凹部は、当該収容凹部の開口に当該開口の幅を狭くする係止突起を有してもよい。これによれば、上記収容凹部に一旦入れられた上記シール部は、上記係止突起によって抜け難くなるので、製造型内に硬化流動体が投入される際に、この硬化流動体がガスケットの支持部に当たって当該ガスケットが製造型内に抜け落ちるのを抑止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
杭切断装置
1か月前
株式会社トクヤマ
脱泡槽
8か月前
株式会社丸高工業
液体循環装置
9か月前
株式会社大林組
形成方法
3か月前
マックストン株式会社
パネル用型枠
6か月前
株式会社大林組
構造物形成方法
1か月前
太平洋マテリアル株式会社
モルタル調製方法
1か月前
ジャパンライフ株式会社
段差形成治具
15日前
株式会社エアテックジャパン
粗面加工工具
1か月前
株式会社石井超硬工具製作所
タイルカッター
5か月前
花王株式会社
水硬性組成物の吹付装置
5か月前
第一カッター興業株式会社
集塵口
6か月前
第一セラモ株式会社
セッター及び焼結体の製造方法
1か月前
株式会社マキタ
作業機
9か月前
株式会社マキタ
作業機
9か月前
日本碍子株式会社
成形体の製造方法
9か月前
株式会社アクティブ
接続部材
6か月前
株式会社ミヤナガ
拡径部削成装置
2か月前
シンクス株式会社
室内ボード面の穴開け加工装置
17日前
株式会社熊谷組
コンクリート材料の冷却方法とその装置
1か月前
株式会社On-Co
石膏成形物の製造方法
9か月前
鶴田製作株式会社
コンクリート型枠のクランプ機構
3か月前
株式会社Polyuse
ホースホルダおよび3Dプリンタ
3か月前
花王株式会社
土木用添加剤供給装置
7か月前
株式会社フジタ
プレキャストRC軸状部材の製造方法
8か月前
株式会社油研
セメント用水性離型剤
4か月前
大和ハウス工業株式会社
面材の製造型および面材の製造方法
4か月前
日本碍子株式会社
分類方法
1か月前
株式会社ディスコ
板状物の加工方法
1か月前
株式会社ディスコ
板状物の加工方法
1か月前
三井住友建設株式会社
繊維篩い出し装置
3か月前
株式会社鴻池組
コンクリートの切削及び切削物の回収装置
3か月前
三井金属鉱業株式会社
構造体製造装置及び構造体製造方法
9日前
大成建設株式会社
積層体の製造方法
9日前
三井住友建設株式会社
削孔装置及び削孔方法
2か月前
株式会社呉英製作所
穿孔ガイド機構
6か月前
続きを見る