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公開番号2025075921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187438
出願日2023-11-01
発明の名称弾性部材およびコンクリートパネルの並設方法
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類B28B 11/02 20060101AFI20250508BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】滑り落ちを抑制できるとともに容易に設置可能な弾性部材およびコンクリートパネルの並設方法を提供する。
【解決手段】 オートクレーブ養生されるコンクリートパネル100の一主面に位置し厚さ方向に凹み上記一主面に沿って伸びるリップ溝形鋼110a,110bに係脱自在であり、弾性体で構成される弾性部材1に関する。弾性部材1は、板状の本体11と、上記本体11の一主面から突出する第1凸部12と、上記第1凸部12の突出する第1方向における先端部から上記本体11の一主面に沿う第2方向に突出し、上記本体11の一主面と対向する対向面31を有する第2凸部13と、を備える。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
オートクレーブ養生されるコンクリートパネルの一主面に位置し厚さ方向に凹み上記一主面に沿って伸びるリップ溝形鋼に係脱自在であり、弾性体で構成される弾性部材であって、
板状の本体と、
上記本体の一主面から突出する第1凸部と、
上記第1凸部の突出する第1方向における先端部から上記本体の一主面に沿う第2方向に突出し、上記本体の一主面と対向する対向面を有する第2凸部と、を備える弾性部材。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
上記第2凸部の先端は、上記第2方向における上記本体の一主面の一端より上記第1凸部に近い請求項1に記載の弾性部材。
【請求項3】
上記第1凸部および上記第2凸部は、上記第1方向および上記第2方向に交差する第3方向において、上記本体の一主面における一端から他端まで延びる請求項1に記載の弾性部材。
【請求項4】
請求項1に記載された弾性部材を上記コンクリートパネルに係合するとともに、オートクレーブ養生用に上記コンクリートパネルを並設する並設装置を用いた並設方法であって、
上記リップ溝形鋼の位置する一主面を上方に向けて上記コンクリートパネルを配置するパネル配置工程と、
パーツフィーダにおいて上記本体の一主面を下方に向けた状態で供給される上記弾性部材に対して、上記第2凸部の突出する向きを測距センサからの出力に基づいて特定する特定工程と、
ロボットアームが上記弾性部材を保持する保持工程と、
上記特定工程において特定された上記第2凸部の突出する向きに基づいて、上記ロボットアームを動作させて、上記第2凸部が上記第1凸部から突出する向きを同じにして、上記リップ溝形鋼における開口に上記第2凸部を進入する状態に上記弾性部材を複数の位置に配置する弾性部材配置工程と、
上記第2凸部が上記第1凸部から下向きに延びるように、上記コンクリートパネルを起立させて、複数の上記コンクリートパネルを並設する並設工程と、を含む並設方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オートクレーブ養生されるコンクリートパネルに供される弾性部材およびコンクリートパネルの並設方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、養生ラックに立て掛けて積載される複数のコンクリート被成形材の間に設置することで、コンクリート被成形材同士の接触を防止する破損防止具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-210724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の破損防止具は鋼製フレームを備えているので、外壁材の裏面に鋼製フレームが当接すると、外壁材の裏面が破損するおそれがある。また、外壁材を起立させた状態で、複数の破損防止具をリップに引っ掛ける作業には複数人を要するため、作業効率に劣る。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、コンクリートパネルのリップ溝形鋼に装着が容易な弾性部材およびコンクリートパネルの並設方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明は、オートクレーブ養生されるコンクリートパネルの一主面に位置し厚さ方向に凹み上記一主面に沿って伸びるリップ溝形鋼に係脱自在であり、弾性体で構成される弾性部材に関する。弾性部材は、板状の本体と、上記本体の一主面から突出する第1凸部と、上記第1凸部の突出する第1方向における先端部から上記本体の一主面に沿う第2方向に突出し、上記本体の一主面と対向する対向面を有する第2凸部と、を備える。
【0007】
リップ溝形鋼が上向きに開口した状態のコンクリートパネルにおいて、リップ溝形鋼の開口に第1凸部および第2凸部が進入するように弾性部材が配置される。そして、コンクリートパネルが起立されると、弾性部材がリップ溝形鋼に係止された状態となり、弾性部材の本体がリップ溝形鋼を覆う。したがって、複数のコンクリートパネルが相互に立てかけられた状態で並べられると、一方のコンクリートパネルのリップ溝形鋼と、他方のコンクリートパネルの表面との間に弾性部材の本体が位置するので、リップ溝形鋼がコンクリートパネルの表面に接触しない。
【0008】
(2) 上記第2凸部の先端は、上記第2方向における上記本体の一主面の一端より上記第1凸部に近くてもよい。
【0009】
リップ溝形鋼の開口に第1凸部および第2凸部を進入させることが容易である。
【0010】
(3) 上記第1凸部および上記第2凸部は、上記第1方向および上記第2方向に交差する第3方向において、上記本体の一主面における一端から他端まで延びてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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