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公開番号
2025064719
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174672
出願日
2023-10-06
発明の名称
板状基材及び板状基材の製造方法
出願人
ケイミュー株式会社
代理人
弁理士法人北斗特許事務所
主分類
B28B
11/06 20060101AFI20250410BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】複数積み重ねられた状態から一枚ずつ分離しやすい板状基材を提供する。
【解決手段】複数積み重ねられた状態の最上段から順次移載する移載工程を備えた板材の製造過程における積み重ね状態に適応可能な板状基材20である。板状基材20は、表面または裏面の少なくとも一部分に、表面または裏面の他の部分よりも粗面であり、且つ周端縁に至る非密着面部22が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数積み重ねられた状態の最上段から順次移載する移載工程を備えた板材の製造過程における積み重ね状態に適応可能な板状基材であって、表面または裏面の少なくとも一部分に、前記表面または前記裏面の他の部分よりも粗面であり、且つ周端縁に至る非密着面部が設けられていることを特徴とする板状基材。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記板状基材の前記非密着面部の算術平均高さ(Sa)が4μm以上250μm以下である請求項1に記載の板状基材。
【請求項3】
前記板状基材が無機質系材料からなり、前記板状基材の前記表面または前記裏面の少なくとも一部分に第一粒状物が前記表面または前記裏面に突出するよう埋設されて前記非密着面部が形成されている請求項1又は2に記載の板状基材。
【請求項4】
未硬化の無機質基材の表面または裏面の周端縁に至る部分に、第一粒状物を散布する散布工程と、
前記散布工程後に、散布された前記第一粒状物が前記未硬化の無機質基材の表面または裏面から5μm以上300μm以下となるように突出するよう、前記未硬化の無機質基材に前記第一粒状物を埋設する埋設工程と、
前記埋設工程後に、前記第一粒状物が埋設された前記未硬化の無機質基材からなる未硬化の板状基材を複数積み重ねて養生する養生工程と、
前記養生工程後に、複数積み重ねられた硬化後の板状基材を最上段から順次移載する移載工程と、を備える、
板状基材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、板状基材及び板状基材の製造方法に関する。より詳細には、例えば、建築板として用いられる中間品または最終製品としての板状基材及び板状基材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
セメントを主成分とする無機質板からなる建築板の装飾として、粒状物が配合された塗膜を設けたり、着色材(着色粒状物を含む)が配合された無機質着色層を設けたりすることが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、セメント基材の表面に化粧層を有する化粧セメント板が記載されており、前記化粧層には、複数の粒状物が含有されることが記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、繊維分を配合したセメント板の表面にアクリル系エマルジョン樹脂を塗布し、その直後に砂を散布し、次いでこのセメント板を積載状態でオートクレーブ養生する繊維セメント板の製造方法が記載されている。
【0005】
さらに、特許文献3には、一部を重畳させつつ屋根棟へ向け葺き上げていく平板状屋根材において、平均粒径0.1~0.5mmの砂粒を含んだ撥水性塗料が平板状本体表面の重畳部に塗布されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6687337号公報
特許第2680902号公報
特開平5-331972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような建築板を製造する際、製板工程、養生工程、塗装工程など様々な工程を経るものであり、工程間において移動する際、積載されている建築板をバキューム装置などにより一枚ずつ移載することがある。ここで、粒状物が配合された塗膜を設ける前や、着色粒状物が無機質層に埋没している場合、表面が比較的平滑になるため積載されている建築板同士の間に隙間ができ難く、建築板同士が離れ難い場合がある。
【0008】
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、複数積み重ねられた状態から一枚ずつ分離しやすい板状基材を提供することを目的とする。また本発明は、複数積み重ねられた状態から一枚ずつ分離しやすい板状基材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る板状基材は、複数積み重ねられた状態の最上段から順次移載する移載工程を備えた板材の製造過程における積み重ね状態に適応可能な板状基材である。前記板状基材の表面または裏面の少なくとも一部分に、前記表面または前記裏面の他の部分よりも粗面であり、且つ周端縁に至る非密着面部が設けられている。
【0010】
本発明の一態様に係る板状基材の製造方法は、未硬化の無機質基材の表面または裏面の周端縁に至る部分に、第一粒状物を散布する散布工程と、前記散布工程後に、散布された前記第一粒状物が前記未硬化の無機質基材の表面または裏面から5μm以上300μm以下となるように突出するよう、前記未硬化の無機質基材に前記第一粒状物埋設する埋設工程と、前記埋設工程後に、前記第一粒状物が埋設された前記未硬化の無機質基材からなる未硬化の板状基材を複数積み重ねて養生する養生工程と、前記養生工程後に、複数積み重ねられた硬化後の板状基材を最上段から順次移載する移載工程と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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