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公開番号2025099484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216173
出願日2023-12-21
発明の名称棟構造
出願人ケイミュー株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類E04D 3/40 20060101AFI20250626BHJP(建築物)
要約【課題】防水性に優れる棟構造を提供する。
【解決手段】棟構造は、屋根材8と屋根下地9上に配置されたベース材3と屋根材8の棟側端部の上方を覆うカバー材2と、屋根材8とベース材3又はカバー材2との間に介在する止水材4とを備える。ベース材3は、屋根材8の棟側端部の上方においてカバー材2と連結された連結部33と、屋根材8の下方のベース基板部31と、連結部33とベース基板部31とを棟側で接続した接続部32と、を備え、カバー材2は、屋根材8の棟側端部の上方に跨る一対の傾斜片22、24を有するカバー部20と、カバー部20の一対の傾斜片22、24のうちの一方に接続され、接続部32と棟頂部21を基準に対称の延設部26と、ベース基板部31と棟頂部21を基準に対称のカバー基板部27と、カバー部20の一対の傾斜片22、24のうちの他方に設けられ、ベース材3の連結部33と連結された折返し部23と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
棟の両側に設けられた屋根材と、
前記屋根材が設けられた屋根下地上に配置されたベース材と、
前記棟の両側の前記屋根材の棟側端部の上方を覆うカバー材と、
前記棟の両側において、前記屋根材と、前記ベース材又は前記カバー材との間に介在する止水材と、を備え、
前記ベース材は、
前記屋根材の棟側端部の上方において前記カバー材と連結された連結部と、
前記屋根材の下方に配置されたベース基板部と、
前記連結部と前記ベース基板部とを棟側で接続した接続部と、を備え、
前記カバー材は、
前記棟の両側の前記屋根材の棟側端部の上方に跨る一対の傾斜片を有する断面山型のカバー部と、
前記カバー部の前記一対の傾斜片のうちの一方に接続され、前記接続部と棟頂部を基準に対称に配置された延設部と、
前記延設部に接続され、前記ベース基板部と前記棟頂部を基準に対称に配置されたカバー基板部と、
前記カバー部の前記一対の傾斜片のうちの他方に設けられ前記ベース材の前記連結部と連結された折返し部と、を備える、
棟構造。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
棟の両側に設けられた屋根材と、
前記屋根材が設けられた屋根下地上に配置された一対のベース材と、
前記棟の両側の前記屋根材の棟側端部の上方を覆うカバー材と、
前記棟の両側において、前記屋根材と、前記ベース材又は前記カバー材との間に介在する止水材と、を備え、
前記一対のベース材は、棟頂部を基準に対称に配置され、
前記一対のベース材は、それぞれ、
前記屋根材の棟側端部の上方において前記カバー材と連結された連結部と、
前記屋根材の下方に配置されたベース基板部と、
前記連結部と前記ベース基板部とを棟側で接続した接続部と、を備え、
前記カバー材は、
前記棟の両側の前記屋根材の棟側端部の上方に跨る一対の傾斜片を有する断面山型のカバー部と、
前記カバー部の前記一対の傾斜片のそれぞれに前記ベース材の前記連結部と連結された折返し部と、を備える、
棟構造。
【請求項3】
前記止水材は、前記ベース材の前記連結部と前記カバー材の前記折返し部が連結されている箇所より軒側に位置している、
請求項1又は2に記載の棟構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、棟構造に関する。より詳細には、本発明は、屋根の棟構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、隅棟役物及びこれを用いた隅棟部構造が開示されている。隅棟役物は、屋根隅棟部の下地となる隣接二面の屋根下地材に対してそれぞれ取り付けられる一対の基板材と、これら各基板材の上部を隅棟部に沿って覆う状態で設けられるキャップ材とを有して形成されている。また隅棟役物は、基板材とキャップ材との上下間に上記各屋根下地材上に施工される屋根材の側縁部を差し込み可能とする屋根流れ方向に沿った横溝が形成されている。そして、両側の基板材とキャップ材とが予め別体で形成され、屋根材と外観的に釣り合うキャップ材が各基板材との組み合わせで結合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-336356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような棟構造では、屋根材と隅棟役物との間の防水性を向上することが望まれていた。
【0005】
本発明の目的は、防水性に優れる棟構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る一態様の棟構造は、棟の両側に設けられた屋根材と、前記屋根材が設けられた屋根下地上に配置されたベース材と、前記棟の両側の屋根材の棟側端部を覆うカバー材と、前記棟の両側において、前記屋根材と、前記ベース材又は前記カバー材との間に介在する止水材と、を備える。前記ベース材は、前記屋根材の棟側端部の上方において前記カバー材と連結された連結部と、前記屋根材の下方に配置されたベース基板部と、前記連結部と前記ベース基板部とを棟側で接続した接続部と、を備える。前記カバー材は、前記棟の両側の前記屋根材の棟側端部の上方に跨る一対の傾斜片を有する断面山型のカバー部と、前記カバー部の前記一対の傾斜片の一方に接続され前記接続部と棟頂部を基準に対称に配置された延設部と、前記延設部に接続され前記ベース基板部と棟頂部を基準に対称に配置されたカバー基板部と、前記カバー部の前記一対の傾斜片のうちの他方に設けられ前記ベース材の前記連結部と連結された折返し部と、を備える。
【0007】
本発明に係る他の一態様の棟構造は、棟の両側に設けられた屋根材と、前記屋根材が設けられた屋根下地上に配置された一対のベース材と、前記棟の両側の前記屋根材の棟側端部の上方を覆うカバー材と、前記棟の両側において、前記屋根材と、前記ベース部材又は前記カバー材との間に介在する止水材と、を備える。前記一対のベース部材は、棟頂部を基準に対称に配置され、前記一対のベース材は、それぞれ、前記屋根材の棟側端部の上方において前記カバー材と連結された連結部と、前記屋根材の下方に配置されたベース基板部と、前記連結部と前記ベース基板部とを棟側で接続した接続部と、を備える。前記カバー材は、前記棟の両側の前記屋根材の棟側端部の上方に跨る一対の傾斜片を有する断面山型のカバー部と、前記カバー部の前記一対の傾斜片のそれぞれに前記ベース材の前記連結部と連結された折返し部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る棟構造は、ベース材又はカバー材と屋根材との隙間を止水材で塞ぐことができ、上記隙間に水が浸入しにくくなって、防水性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明に係る棟構造の第1実施形態を示す横断面図である。
図2は、本発明に係る棟構造の第1実施形態の施工途中を示す横断面図である。
図3は、本発明に係る棟構造の第1実施形態に使用する棟部材を示す横断面図である。
図4Aは、本発明に係る棟構造の第1実施形態に使用するカバー材を示す横断面図である。図4Bは、本発明に係る棟構造の第1実施形態に使用するベース材を示す横断面図である。
図5は、本発明に係る棟構造の第2実施形態を示す横断面図である。
図6は、本発明に係る棟構造の第2実施形態の施工途中を示す横断面図である。
図7は、本発明に係る棟構造の第2実施形態に使用する棟部材を示す横断面図である。
図8Aは、本発明に係る棟構造の第2実施形態に使用するカバー材を示す横断面図である。図8B及び図8Cは、本発明に係る棟構造の第2実施形態に使用するベース材を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、下記の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一部に過ぎない。下記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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