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公開番号2025080536
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193744
出願日2023-11-14
発明の名称品質管理システムおよび品質管理方法
出願人日本ノーディッグテクノロジー株式会社
代理人個人
主分類B28C 7/04 20060101AFI20250519BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】モルタルを注入する工程でのモルタルの品質の変化が把握できるようにする。
【解決手段】既設管と当該既設管の内部に設けられた更生管との間の注入空間に注入するモルタルの品質管理システムについて、前記注入空間にモルタルを注入する注入配管部を流れるモルタルの単位水量を検出する単位水量センサと、前記単位水量センサにより検出された単位水量が予め定められた第1許容値であるか否かを判定する判定部とを備えて構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
既設管と当該既設管の内部に設けられた更生管との間の注入空間に注入するモルタルの品質管理システムであって、
前記注入空間にモルタルを注入する注入配管部を流れるモルタルの単位水量を検出する単位水量センサと、
前記単位水量センサにより検出された単位水量が予め定められた第1許容値であるか否かを判定する判定部と
を備える品質管理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1許容値は、前記注入空間に注入するモルタルに要求されるフロー値を満たすように設定される
請求項1に記載の品質管理システム。
【請求項3】
前記第1許容値は、前記注入空間に注入するモルタルに要求される所定時間経過後の圧縮強度を満たすように設定される
請求項1または2に記載の品質管理システム。
【請求項4】
前記第1許容値は、基準値に対して所定のマージンが設定された所定範囲の値である
請求項1または2に記載の品質管理システム。
【請求項5】
前記判定部による単位水量についての判定結果に基づいて、前記注入配管部から前記注入空間にモルタルを注入する注入流路と、前記注入配管部から前記注入空間にモルタルを注入しない非注入流路で切り替えを行う流路切替部をさらに備える
請求項1または2に記載の品質管理システム。
【請求項6】
前記単位水量についての判定結果に基づいてモルタルが流される非注入流路は、再度混練されるモルタルを排出する流路である
請求項5に記載の品質管理システム。
【請求項7】
モルタルが注入されているときの前記注入配管部内の圧力を検出する圧力センサをさらに備え、
前記判定部は、前記圧力センサにより検出される圧力が第2許容値の範囲内であるか否かをさらに判定し、
前記流路切替部は、前記判定部による前記圧力についての判定結果に基づいて、前記注入流路と、前記非注入流路とで切り替えを行う
請求項5に記載の品質管理システム。
【請求項8】
前記圧力についての判定結果に基づいてモルタルが流される非注入流路は、廃棄されるべきモルタルを排出する流路である
請求項7に記載の品質管理システム。
【請求項9】
前記注入配管部に流入される前段階にて、混練が行われたモルタルの温度を検出する温度センサをさらに備え、
前記温度センサにより検出された温度は、混練が行われたモルタルが前記注入空間への注入が可能な品質を有するか否かの判定に用いられる
請求項1または2に記載の品質管理システム。
【請求項10】
既設管と当該既設管の内部に設けられた更生管との間の注入空間に注入するモルタルの品質管理システムにおける管理方法であって、
判定部が、前記注入空間にモルタルを注入する注入配管部を流れるモルタルの単位水量を検出する単位水量センサにより検出された単位水量が予め定められた許容値であるか否かを判定する判定ステップ
を含む品質管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、品質管理システムおよび品質管理方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
老朽化した下水管内部に別途の管を設置し、両者の間に生じる隙間にグラウト材のモルタルを均一に充填するようにされた下水管更生工法が知られている。このような下水管更生工法において、モルタルについて所定の複数の性状が測定されるようにグラウト材組成物に所定量の水を添加・混合する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-93976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
混錬したモルタルが充填される前の段階で所定の性状(物性)としての条件を満たしていることが測定により判明したとしても、既設管と更生管との間にモルタルを注入する工程が行われている間に、モルタルの物性は時間経過に応じて変化する。このため、モルタルを注入している工程でのモルタルの品質の変化を把握することが求められる。
【0005】
本発明は、上記した課題を考慮して、モルタルを注入している工程でのモルタルの品質の変化が把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決する本発明の一態様は、既設管と当該既設管の内部に設けられた更生管との間の注入空間に注入するモルタルの品質管理システムであって、前記注入空間にモルタルを注入する注入配管部を流れるモルタルの単位水量を検出する単位水量センサと、前記単位水量センサにより検出された単位水量が予め定められた第1許容値であるか否かを判定する判定部とを備える品質管理システムである。
【0007】
本発明の一態様は、前記の品質管理システムであって、前記第1許容値は、前記注入空間に注入するモルタルに要求されるフロー値を満たすように設定されてよい。
【0008】
本発明の一態様は、前記の品質管理システムであって、前記第1許容値は、前記注入空間に注入するモルタルに要求される所定時間経過後の圧縮強度を満たすように設定されてよい。
【0009】
本発明の一態様は、前記の品質管理システムであって、前記第1許容値は、基準値に対して所定のマージンが設定された所定範囲の値であってよい。
【0010】
本発明の一態様は、前記の品質管理システムであって、前記判定部による単位水量についての判定結果に基づいて、前記注入配管部から前記注入空間にモルタルを注入する注入流路と、前記注入配管部から前記注入空間にモルタルを注入しない非注入流路で切り替えを行う流路切替部をさらに備えてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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