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公開番号2025027436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2024129586
出願日2024-08-06
発明の名称部材の製造方法、構造物の製造方法及び部材
出願人株式会社Polyuse
代理人弁理士法人IPX
主分類B28B 1/30 20060101AFI20250219BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】残存型枠法を用いる際に有用な部材を製造する方法等を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、残存型枠の少なくとも一部を構成する部材を製造する方法であって、部材は、パネル部と、パネル部とは異なる補強部と、を備えるものであり、部材を製造する方法は、水和反応、重合反応又は焼成を経由して鉱物化する第1の造形材料を3Dプリンタのノズルから吐出することによってパネル部を形成するパネル部形成工程と、水和反応、重合反応又は焼成を経由して鉱物化する第2の造形材料を3Dプリンタのノズルから吐出することによって補強部を形成する補強部形成工程と、を備える、製造方法が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
残存型枠の少なくとも一部を構成する部材を製造する方法であって、
前記部材は、パネル部と、前記パネル部とは異なる補強部と、を備えるものであり、
前記部材を製造する方法は、
水和反応、重合反応又は焼成を経由して鉱物化する第1の造形材料を3Dプリンタのノズルから吐出することによって前記パネル部を形成するパネル部形成工程と、
水和反応、重合反応又は焼成を経由して鉱物化する第2の造形材料を3Dプリンタのノズルから吐出することによって前記補強部を形成する補強部形成工程と、
を備える、製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の製造方法において、
前記パネル部は、第1面を有し、
前記第1面は、前記残存型枠内に充填材を充填する際に、充填する当該充填材と接する面であり、
前記補強部形成工程は、前記パネル部形成工程で形成された前記パネル部の前記第1面に接する位置に前記補強部を形成する工程である、製造方法。
【請求項3】
請求項2に記載の製造方法において、
前記補強部は、前記第1面に接する位置に設けられるリブである、製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の製造方法において、
前記リブは、前記部材によって前記残存型枠を形成したときに、上方から下方に向かって延びる貫通孔を有する、製造方法。
【請求項5】
請求項2に記載の製造方法において、
前記パネル部形成工程では、第1の軸に沿って前記ノズルを相対的に移動させることで前記パネル部における前記第1面の表面を形成し、
ここで、前記第1面の表面には前記第1の軸に沿って延びる溝が形成され、
前記補強部形成工程では、前記第1の軸に交差する第2の軸に沿って前記ノズルを相対的に移動させつつ、前記溝を埋めるように前記第1面上に前記補強部を形成する、製造方法。
【請求項6】
請求項1に記載の製造方法において、
前記部材は、他の部材と組み合わせることで、前記残存型枠の一部を構成するものであり、
前記補強部は、前記部材を前記他の部材と接続するための仕口接合部である、製造方法。
【請求項7】
請求項1に記載の製造方法において、
前記パネル部は、事前に設計された第1のコードによって3Dプリンタが制御されることで形成され、
前記補強部は、事前に設計された第2のコードによって3Dプリンタが制御されることで形成され、
ここで、前記第1のコードには、前記第1の造形材料に関する情報が含まれ、
前記第2のコードは、前記第1の造形材料に関する情報から演算された前記パネル部の機械強度に関する特性値に基づいて設計されたものである、製造方法。
【請求項8】
請求項1に記載の製造方法において、
前記第1の造形材料と、前記第2の造形材料は同組成の材料である、製造方法。
【請求項9】
請求項1に記載の製造方法において、
前記パネル部は、屈曲した形状のパネルであり、
前記補強部は、前記パネルの凹側面に形成される、製造方法。
【請求項10】
請求項1に記載の製造方法において、
前記第1の造形材料及び/又は前記第2の造形材料は繊維材料を含む、製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部材の製造方法、構造物の製造方法及び部材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
残存型枠は、その内部にコンクリートを打設して構造物を形成する部材である。この残存型枠を形成可能な材料として、金属材や木材が知られている。例えば、特許文献1には、木質チップとウレタン粉とを接着剤で結合して板状に形成したパネル本体を備える残存型枠パネルが示されている。
【0003】
一方、近年ではモルタル材料等を付加造形(付加製造)に用いる技術の開拓が盛んに行われている。残存型枠はコンクリート構造物の形状等に応じて都度設計する必要があるところ、このようなモルタル材料等を付加造形プロセスに用いて、残存型枠を形成することは、設計・製造工程の短縮に寄与することが期待される。特許文献2には、3Dプリンタにより積層して作製した筒状の基層部に、吹付材を吹き付けて表層部を形成する工程を有する構造体の構築方法が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-138580号公報
特開2021-195731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、残存型枠としての機能と、コンクリート構造物等を作製する際の生産効率とのバランスを取ることのできる技術が依然として望まれる。
【0006】
本発明では上記事情に鑑み、残存型枠法を用いる際に有用な部材を製造する方法等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、残存型枠の少なくとも一部を構成する部材を製造する方法であって、部材は、パネル部と、パネル部とは異なる補強部と、を備えるものであり、部材を製造する方法は、水和反応、重合反応又は焼成を経由して鉱物化する第1の造形材料を3Dプリンタのノズルから吐出することによってパネル部を形成するパネル部形成工程と、水和反応、重合反応又は焼成を経由して鉱物化する第2の造形材料を3Dプリンタのノズルから吐出することによって補強部を形成する補強部形成工程と、を備える、製造方法が提供される。
【0008】
上記態様によれば、残存型枠法を用いる際に有用な部材を製造する方法等が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の部材が適用される残存型枠を説明するための概念図である。
第1実施形態の部材の一例を示す概念図である。
第1実施形態の部材の一例を示す概念図である。
第1実施形態の部材の一例を示す概念図である。
第1実施形態の部材の一例を示す概念図である。
第3実施形態の部材の一例を示す概念図である。
第3実施形態の部材の一例を示す概念図である。
第4実施形態の残存型枠を説明するための概念図である。
第5実施形態の残存型枠を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、第1実施形態~第6実施形態に分けて説明する。なお、以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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