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公開番号2024098252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-23
出願番号2023001640
出願日2023-01-10
発明の名称形成方法
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類B28B 1/30 20060101AFI20240716BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】効率的に構造物を形成するための形成方法を提供する。
【解決手段】ノズル11を移動させながらノズル11から吐出される造形材で形成されるレイヤを積み上げることにより積層させた構造物を形成する。この場合、傾斜面を有する型枠を配置し、傾斜面に沿って、ノズル11を移動させることにより、ノズル11から吐出される造形材で構造物を形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ノズルを移動させながら前記ノズルから吐出される造形材で形成されるレイヤを積み上げることにより積層させた構造物を形成する方法であって、
傾斜面を有する型枠を配置し、
前記傾斜面に沿って、前記ノズルを移動させることにより、前記ノズルから吐出される造形材で前記構造物を形成することを特徴とする形成方法。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記ノズルから吐出した造形材により形成した積層物に、新たな傾斜面を有する型枠を密着させた後、更に前記型枠に沿って、前記ノズルを移動させることにより、前記ノズルから吐出される造形材で前記構造物を形成することを特徴とする請求項1に記載の形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動するノズルから吐出される造形材を積層させて形成する構造物の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
建築物等の立体の構造物を形成する場合、3次元(3D)プリンタを利用することがある。この3Dプリンタにおいては、ノズルから材料を吐出させながらノズルを移動させて各レイヤを形成する。そして、各レイヤを積み重ねることにより立体形状を有する構造物を形成する。3次元プリンタを用いて、所望の形状の側面を有する構造物を形成するための構造物形成システムが検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献に記載の構造物形成システムは、構造物を形成するモルタルを吐出するノズル、ロボットアーム、側面部材及び制御装置を備えている。側面部材を、ノズルの移動経路から所定間隔だけ離した位置を保ちながら、移動経路に沿って配置する。所定間隔としては、ノズルから吐出されたモルタルが、側面部材の当接面に接触するとともに、下層のモルタル層の端面の隙間を埋めることができる距離を用いる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-69661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
3Dプリンタでは、下層レイヤに対して、上層レイヤの配置ずれが大きい場合にはモルタルを積層することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する形成方法は、ノズルを移動させながら前記ノズルから吐出される造形材で形成されるレイヤを積み上げることにより積層させた構造物を形成する。この場合、傾斜面を有する型枠を配置し、前記傾斜面に沿って、前記ノズルを移動させることにより、前記ノズルから吐出される造形材で前記構造物を形成する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、効率的に構造物を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態における形成支援システムの構造の説明図である。
実施形態における構造物の説明図であって、(a)は斜視図、(b)は水平断面、(c)は要部の垂直断面図である。
実施形態におけるハードウェア構成の説明図である。
実施形態における処理手順の説明図である。
実施形態における作成手順の説明図であって、(a)は斜視図、(b)は垂直断面図である。
実施形態における作成手順の説明図であって、(a)は斜視図、(b)は垂直断面図である。
実施形態における作成手順の説明図であって、(a)は斜視図、(b)は垂直断面図である。
実施形態における作成手順の説明図である。
実施形態における作成手順の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図9を用いて、形成方法を具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態では、3Dプリンタ10を用いる。この3Dプリンタ10は、制御装置20によって制御される。
【0009】
図2(a)に示すように、本実施形態では、構造物500(積層物)を形成する。この構造物500は、モルタル(造形材)で形成された中空の構造物である。構造物500は、中央部501に対して、3方に展開する3個の円筒形状の脚部502を備える。なお、脚部502には、後述するように、内部構造体(図示せず)が封入される。
【0010】
図2(b)は、図2(a)における構造物500の切断面C1の水平断面図である。この切断面C1は、脚部502の円筒の半径を通過する平面で水平方向に切断した面である。図2(c)は、図2(c)における構造物500の切断面C2の垂直断面図である。この切断面C2は、脚部502の円筒を輪切りとなる垂直方向に切断した面である。
図2(b)に示すように、3Dプリンタ10を用いたモルタルの吐出経路R1で構造物500を形成する。
(【0011】以降は省略されています)

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