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公開番号
2024160395
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-13
出願番号
2024144070,2020091388
出願日
2024-08-26,2020-05-26
発明の名称
発光装置
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01S
5/0239 20210101AFI20241106BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】小型の発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置は、第1方向に第1の光を出射する第1光出射面を有する第1発光素子と、第1方向に第2の光を出射する第2光出射面を有する第2発光素子と、第1発光素子から第1方向に出射された第1の光のうち、一部の光を反射し、残りの光を透過させ、かつ、第2発光素子から第1方向に出射された第2の光のうち、一部の光を反射し、残りの光を透過させる光学部材と、光学部材を介して反射された第1の光および第2の光を受光する光検出器と、を有する。第1光出射面から出射され光検出器に到達するまでの第1の光の光路長、および、第2光出射面から出射され光検出器に到達するまでの第2の光の光路長は、1.5mm以下である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に第1の光を出射する第1光出射面を有する第1発光素子と、
前記第1方向に第2の光を出射する第2光出射面を有する第2発光素子と、
前記第1発光素子から第1方向に出射された前記第1の光のうち、一部の光を反射し、残りの光を透過させ、かつ、前記第2発光素子から第1方向に出射された前記第2の光のうち、一部の光を反射し、残りの光を透過させる光学部材と、
前記光学部材を介して反射された前記第1の光および第2の光を受光する光検出器と、
を有し、
前記第1光出射面から出射され前記光検出器に到達するまでの前記第1の光の光路長、および、前記第2光出射面から出射され前記光検出器に到達するまでの前記第2の光の光路長は、1.5mm以下である、発光装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記パッケージは、実装面が含まれる基部と、前記光取出面が含まれる側壁部と、を有し、
前記第1発光素子および前記第2発光素子は、前記実装面の上に配され、かつ、前記側壁部に囲まれており、
前記光学部材を透過した光は、前記側壁部を透過して前記パッケージの前記透光性領域から側方へと出射される請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記パッケージは、前記基部を有する第1基板と、前記側壁部を有し前記第1基板に固定されるキャップと、で構成される、請求項2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記光検出器は、前記実装面の上に配され、かつ、前記実装面から前記受光面までの高さが、前記実装面から前記第1発光素子および前記第2発光素子までの高さよりも低く、
前記光学部材は、前記第1発光素子から出射された前記第1の光のうち一部の光および前記第2発光素子から出射された前記第2の光の内の一部を下方に向けて反射する、請求項2または3に記載の発光装置。
【請求項5】
前記第1発光素子および前記第2発光素子が接合されるサブマウントをさらに備え、
前記光検出器は、前記サブマウントと前記側壁部の前記光取出面との間に位置している、請求項4に記載の発光装置。
【請求項6】
前記第2発光素子は、前記パッケージの内部で前記第1発光素子と並んで配されている請求項1から5のいずれか1項に記載の発光装置。
【請求項7】
前記光検出器の前記受光面は、第1受光領域と、第2受光領域とを有しており、
前記第1発光素子の光出射面から出射される主要部分の光は、前記第1受光領域に照射され、かつ、前記第2受光領域には照射されず、
前記第2発光素子の光出射面から出射される主要部分の光は、前記第2受光領域に照射され、かつ、前記第1受光領域には照射されない、請求項6に記載の発光装置。
【請求項8】
前記パッケージの内部で前記第1発光素子および第2発光素子と並んで配され、発散光を出射する光出射面を有する第3発光素子をさらに備え、
前記光学部材は、前記第3発光素子から出射された発散光が入射し、前記第3発光素子から出射された発散光のうち、一部の光を反射して、残りの光を透過させ、
前記光検出器の前記受光面は、前記第3発光素子から出射され前記光学部材により反射された発散光を受け、
前記第3発光素子から出射され前記光学部材を透過した光が、前記透光性領域から前記パッケージの外部へと出射され、
前記第1発光素子、第2発光素子、および、第3発光素子は、相互に異なるピーク波長を有する光を前記光出射面から出射する、請求項6または7に記載の発光装置。
【請求項9】
前記パッケージ、および、前記レンズ部材が配される第2基板をさらに備える請求項3に記載の発光装置。
【請求項10】
前記第1発光素子は、半導体レーザ素子である請求項1から9のいずれか1項に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、発光装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、パッケージ内に複数の構成要素が実装される発光装置がある。複数の構成要素としては、例えば、複数の発光素子が挙げられる。また例えば、発光素子に加えてツェナーダイオード、サーミスタ、または、フォトダイオードなどが挙げられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、蛍光体材料に集光されるレーザ光の一部、および、蛍光体材料から放射された蛍光の一部を、それぞれ、2個のフォトダイオードでモニタする照明光源が開示されている。
【0004】
パッケージ内に複数の構成要素が実装されることで、発光装置の高性能化や多機能化などが図られる。その一方で、このような発光装置や、このような発光装置が組み込まれるユニットなどを、より小型に実現したいといった要望もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2011-527518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発光素子と光検出器を備える発光装置の小型化を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の発光装置は、ある実施形態において、透光性領域を有する光取出面を有するパッケージと、前記パッケージの内部に配され、発散光を出射する光出射面を有する第1発光素子と、前記パッケージの内部に配され、前記第1発光素子から出射された発散光が入射し、入射した前記発散光のうち一部の光を反射し、残りの光を透過させる光学部材と、前記パッケージの内部に配され、前記第1発光素子から出射され前記光学部材により反射された発散光を受ける受光面を有する光検出器とを備え、前記第1発光素子から出射され前記光学部材を透過した光が、前記透光性領域から前記パッケージの外部へと出射される。
【0008】
本開示の発光装置は、ある実施形態において、第1方向に第1の光を出射する第1光出射面を有する第1発光素子と、前記第1方向に第2の光を出射する第2光出射面を有する第2発光素子と、前記第1発光素子から第1方向に出射された前記第1の光のうち、一部の光を反射し、残りの光を透過させ、かつ、前記第2発光素子から第1方向に出射された前記第2の光のうち、一部の光を反射し、残りの光を透過させる光学部材と、前記光学部材を介して反射された前記第1の光および第2の光を受光する光検出器とを有し、前記第1光出射面から出射され前記光検出器に到達するまでの前記第1の光の光路長、および、前記第2光出射面から出射され前記光検出器に到達するまでの前記第2の光の光路長は、1.5mm以下である。
【発明の効果】
【0009】
本開示による発光装置によれば、発光装置の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る発光装置の斜視図である。
図2は、第1実施形態に係る発光装置からパッケージのキャップを除いた斜視図である。
図3は、第1実施形態に係る発光装置からパッケージのキャップを除いた上面図である。
図4は、第1実施形態に係る発光装置からパッケージおよびレンズ部材を除いた上面図である。
図5は、図1のV-V断面線における発光装置の断面図である。
図6は、第1実施形態に係る光検出器および光学部材の斜視図である。
図7は、第1実施形態に係るパッケージの内部の上面拡大図である。
図8は、光学部材40を除いた状態での、図3及び図7の上面図における部分Xの拡大図である。
図9は、図8のIX-IX断面線における光検出器およびその周辺領域の断面図である。
図10は、発光素子から出射された光の発散を模式的に示す図である。
図11は、隣接する2つの発光素子から出射された光の発散半角と、発光素子から受光面までの距離などの関係を模式的に示す図である。
図12は、第2実施形態に係る発光装置の断面図である。
図13は、変形例における部分Xの拡大上面図である。
図14は、図13のXIV-XIV断面線における光検出器およびその周辺領域の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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